開国と黒船の街「下田」沈黙をもって語らしむ、思わせぶりな街!

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開国と黒船の街「下田」を訪れてきました。静岡県の下田温泉の旅館に3泊です。

本当は海外に行きたかったのですが、希望の場所がどこも満室。「なら国内で・・・」と探したものの、希望の場所はすべて満室。

そこで、おすすめしてもらった宿の中から選択。
「蓮台寺温泉 清流荘」に宿泊してきました。

下田と言えば「開国」「黒船」で有名ですね。

旅館についてから、さてどんな行動をしようかなと思った時、特に思いつかなかったので、「ここは、開国の歴史を見るしかない!」と感じて、地元の博物館や、資料館のあるお寺などに行くことにしました。


20051231_shimoda_road.JPG

下田港と了仙寺をつなぐ道で、ペリー一行が歩いたとされるペリーロードの写真
(了仙寺は、ペリー一行の応接所兼幕府との交渉場所となり、日米和親条約の細かい取り決めである下田条約が結ばれたお寺)

開国の歴史を見てまわることを通じて、
ペリーとハリスの活動や、
その裏に存在した悲劇のヒロイン「お吉さん」。
(お吉さんという女性の存在は初めて知りました。必見です!)

日本の将来のためにと20代だった吉田松陰がとった行動に思いを馳せることができました。ひとことで、「とても深い街だな」という印象です。

・いわゆる「地元」というもの
・嫉妬や妬みというもの、
・「外国」という発想や偏見・・・

いろいろな点が重層的に響きながら、開国と鎖国の移行について、混乱と動揺とを感じることで、
「開国のインパクト」について、また、現在にも、今後にもつながる国際化というものの意味・・・、

いろいろ考えさせられる現代的なテーマがここにあるなと感じました。「歴史は常に現在」なんですよね。

「開国というもの」をつぶさに感じてみて、経営者として「会社」を使って、人を動かし、世の中を動かすということの重要性と意義をも感じることができました。企業経営、がんがんいきましょう。

以下のような博物館やお寺に行きました。

下田開国博物館

(ホームページ無し)

開国の歴史や吉田松陰に関する資料があって、
幕末からの下田の歴史が大雑把に概観できました。

了仙寺・宝物館

「日本最大の黒船・開国コレクション」とのことで、
黒船来航やペリーに関する資料の展示や、
海外から見た日本像の歴史などがまとまっています。
(ここのホームページは、とても充実しています)

宝福寺・お吉記念館

龍馬が飛び、お吉が眠る幕末回天の寺「唐人お吉のお墓と記念館」「山内容堂・勝海舟謁見の間」〒415-0021静岡県下田市一丁目18-26 電話番号0558-22-0960

お吉に関する資料や愛用品などが展示されています。
お吉さんのお墓もあり、
お吉さんについての歴史がとてもよくわかります。

ちなみに、ここの個人サイトは、
非常によくまとまっているのでおすすめです。

下田・開国の歴史とロマン漂う街並の散策

下田に旅行に行く前に見てしまうと旅の面白みが半減すると
感じる方は、旅行から帰ってからでも、ぜひ必見のページだと
思います。

特にお吉さんに関する見解は、
とても適しているという気がしました。

20051231_shimoda_anchokurou.JPG
「安直楼」の2階部分の写真
(米国総領事ハリスに仕えたお吉さんが営んだ小料理屋)

今回、はじめて下田を訪れて、
本当に小さな街でびっくりしました。

それなのに、とても深い歴史があり、
その狭さと深さのギャップが
何とも言えない魅力をもつ街なのです。

「思わせぶりな深い街」
「静かだけれども、沈黙をもって語らしむ街」
という印象です。

またぜひ行ってみたいし、その前に、
このあたりの歴史を再度読み返してみたいなと感じました。

ところで、突然ですが、この写真。

20051231_shimoda_seiryusou_swim.JPG

屋外プールで泳ぎました。旅館にプールがあるのです。
年末に国内の屋外プールで泳いだのは、生まれて初めてです。
温泉プールなんです。
こんな時期に外で泳げるとあって、この非日常感覚が、
なぜか嬉しかったです!

オンとオフの切り替えをはかること。
もっと言えば「日常から脱し切る」ということ。
これがいかに素晴らしいことかということを改めて感じました。

これがあるから次の飛躍にエネルギー投下できるんですよね。

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