いま日本の大学生の間で評判を呼んでいるビジネスインターン「海外ビジネス武者修行プログラム」。ベトナムの世界遺産ホイアンで、日本人学生を対象に行われる2週間のプログラムですが、2019年8月8日(木)にスタートした「2019年夏5ターム」が、2019年8月20日(火)で最終日を迎えました。
「武者修行」は、2週間の滞在で、新規事業を立案して効果検証まで行うプログラム。ビジネスを学ぶだけでなく、人間としての成長にも大きく寄与する内容になっています。
「これから参加してみようかな」とか、「どんなプログラムなんだろう?」と思っている学生さんもいると思います。そこで今回のブログでは、海外ビジネス「武者修行プログラム」、この2週間の活動について、振り返ってみたいと思います。
目次
武者修行「2019年夏5ターム」参加者は29名!
この「武者修行プログラム」。日本の大学生を対象とするプログラムですが、私の役割は、参加者たちのビジネス面での成長を促す、「ビジネス・ファシリテーター」です。
今回の「2019年夏5ターム」に参加したのは29人。朝から夜まで、全力でチャレンジした人たちは、アタマとカラダとココロとをフル動員して、本当によくやりぬいたと思います。
「ビジネス・ファシリテーター」として彼らの成長に寄り添うことができたことは、ただただ感無量です。2週間が本当にあっという間で「もう終わってしまった」というのが信じられません。
今まで、「2016夏」「2016年末1」「2017春1」「2017春5」「2017夏4」「2017夏10」「2017年末1」「2018年春3」「2018年春13」「2018年夏5」「2018年夏9」「2018年末1」「2019春7」と、合計13回に渡って「ビジネス・ファシリテーター」として参加させていただきました。
14回目となる今回の参加者29名を加えると、合計で358人の学生さんと対峙させてもらったことに。本当に感慨深いです。
武者修行プログラムとは?
武者修行プログラムは、日本人大学生を対象とする2週間のビジネスインターン。大学生の間で評判を呼んでいるプログラムです。本プログラムの詳細はこちらをどうぞ。
「2019年夏5ターム」の担当店舗は?
この「武者修行プログラム」は、2週間で新規事業を立ち上げるというプログラムですが、実際の店舗を用いて行うことになります。今回のタームの舞台となったのは、英語学校「Green Star MLB」と、エコショップ「Green Being」という2つの店舗です。
英語学校「Green Star MLB」
設立して3年超と新しい英語学校ではあるものの、生徒数はすでに360人を突破。ネイティブスピーカー講師が6人、現地ベトナム講師は8人。子供向けの英語教室で定評があり、一部幼稚園への出張授業も。また中学生や高校生向けの授業もあり、大人向けとしてはホテルでのホスピタリティー・イングリッシュの出張講座も展開しています。
■1号館
■2号館
エコショップ「Green Being」
2019年夏にオープンした新店舗。エコを意識したショップとして、洗剤、シャンプー、石鹸、歯ブラシ、ストロー、スプーン、弁当箱、エコボトルなど、様々なエコ商品を展開。外国人観光客をターゲットとするB2Cマーケットだけでなく、現地にあるレストランやホテルなど、B2Bマーケットにも照準を当てているのが特徴です。
それぞれの店舗を舞台にして、英語学校では「サービス・インプルーブメント」、「インサイドマーケティング」、「アウトサイドプロモーション」2チームの合計4チームが。そしてエコショップでは「インサイド&アウトサイドプロモーションチーム」4チームが。合計8つのチームで新規事業を立ち上げることになります。
「2019年夏5ターム」の優勝ビジネス企画は?
第5タームの担当店舗はエコショップ「Green Being」と英語学校「MLB」での企画立案。
エコショップ「Green Being」では、いかにしてエコ商品を普及させていくかという観点から。また英語学校「MLB」では、いかにして生徒を増やすかという観点から。8つのチームがそれぞれに格闘を繰り広げていきました。
優勝は「青空教室イベントからの新規入会キャンペーン」!!
そんな中で生み出された8チームの企画。優勝したのはチーム「テルコネクター」で、青空教室イベントからの新規入会キャンペーンでした。
英語学校2号館にある野外の開放スペースを使って青空教室イベントを開催。英語を使ったゲームを通じて英語に親しんでもらい、その楽しそうな様子を見た親御さんとともに、学校に興味をもってもらうという企画です。
このチームの勝因となったのは、まず「試す」ということができたこと。準備不足で荒削りでも、既存の生徒に集まってもらってイベントを試すというところからスタートさせました。
チームとしての企画は「新規入会キャンペーン」です。ターゲットは新規顧客ですが、まずは試しに「既存の生徒に協力してもらって実験をしてみた」というのが、彼らの企画を大いに前進させました。
「実際にやってみないとわからないこと」というのは意外とあるもので、彼らは実際にやることから、さまざまな改善ポイントを発見。何度も何度も開催してPDCAを回したことが、結果として企画の質の向上につながったのです。
実際に子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿は、近隣の方の目にも止まるほど。学校の先生やスタッフも、そんな子どもたちの様子を笑顔で見つめ、一緒に見ていた親御さんも微笑むというような光景が見られました。
実際、ここから「フリートライアル教室」への申込みが発生したこともあり、見事に「採用」となりました。
「2019年夏5ターム」ビジネス最終発表の総評
ビジネス・ファシリテーターを担当させていただくのは今回で14回目。この「最終発表」は2週間の格闘の集大成とも言えるもので、いつも本当に感動させられるイベントです。
優勝チームのメンバーが語るコメントは、さらっとしていながらゾクゾクするような名言が、するっと出てくるのが魅力。死にものぐるいで格闘することは本当に美しいな・・・と改めて。
例えば「考えるだけでなく、行動することは大事」とか「PDCAを回すことが大事」とか。ともすれば当たり前とも思えることであっても、優勝者のコメントには、数しれない苦労と不安と格闘の体験に裏付けられた想いがあり、本当に胸に迫るものがあります。
企画が採用になったチームも、また不採用になったチームも、単に「うまくいった」「うまくいかなかった」ではなく、ここから何を学び取ろうとするかというスタンスこそが、未来への糧につながるはず。ぜひここから様々な学びを持ち帰ってもらいたいな・・・。
今回の「2018年夏5ターム」2週間全体の感想
武者修行プログラムは、2週間のプログラム。基本的なプログラムは用意されていますが、どのような内容をどのような手順で提供していくか、また引き出していくかという点は、ファシリテーターたちの判断に任されています。
参加者たちの状況を見ながら、どのようにしたら学びが最大化できるか。チームビルディング・ファシリテーターのひろさんとけんごさん、そしてコーディネーターのゆめちゃんとともに、4人体制で真剣に格闘してきました。
時々、「武者修行の2週間は、どのタームでも、いつも同じ内容でやっているんですか?」と聞かれることがあります。しかし、今まで十数のタームを担当してきましたが、どれ一つとして同じタームはありませんでした。
今回のタームには、最初の数日間で座学的なことは終わらせてしまい、とにかく早く行動をスタートしてもらうということを意識した運営をしていました。これが本当に正解だったかどうかはわかりません。
中には、「もっとできるのにー」と思うチームもあれば、「なんで、早くやらないの? もったいないー」なんてチームもあって。でも逆に「えっ、そこまでやるんだ、すげー」って感じるチームもあったりして。良いとか悪いとかではなくて、みんな本当に毎日を格闘していたなと感じます。
最終発表は、予想を上回る出来栄えのプレゼンが続出しました。とりわけ、びっくりしたのは最後のまさかのビジネスプレゼン。最終発表で「保留」になったチームは、その後の時間を使って、企画の改善をやるか、やらないかを選択します。そこで「やる」と決めたチームは、残り時間で企画のブラッシュアップをやりきります。そして最後に、もう一度、プレゼンを行うのです。
この時の最後のプレゼンは、完全に予想を超えるクオリティーで圧巻・・・。今までに見たこともないような内容で驚き。感動すらもたらすものでした。いやはや、みんな、本当にすごい。可能性の宝庫だな・・・。
あっという間の2週間。アタマもココロもフル動員して、それぞれがそれぞれの課題に立ち向かった格闘の日々。
本当に素敵な29人で、みんなの支え合いや、友情・愛情を、最後はきっと感じあえたはず。それをどんどん広げていってほしいなと願うばかりです。
私たちファシリテーター陣の努力がどれほどの実を結んだのかは参加者の皆さんからの評価に委ねることになりますが、とにもかくにも、「次につながる」2週間になっていればなと願っています。
あっと言う間の2週間。やりきった人はやりきった人なりの感慨を。そして、やりきれなかった人は「もっとこうすればよかったのかもしれない」という後悔を。ぜひとも次への学びへと昇華させることまでできていてくれたらなと。
私自身、29人の参加者たち全員からも、たくさんのことを学ばせてもらいました。みんな、本当にありがとう。私も今後さらなる精進をしていきます。
武者修行「2019年夏5ターム」参加者29名への個別メッセージ
武者修行プログラムは2週間があっという間に過ぎ去ります。あらためてじっくりと彼らのことを思い出し、「今だったら、それぞれのメンバーに向けて、こんなことを伝えたいな・・・」という私なりの思いをまとめてみました。参加メンバー、29人へのメッセージです。
チーム「VV Connect」教師間フィードバックシステム
英語学校「Green Star MLB」で、「サービス・インプルーブメント」を担ったのが、チーム「VV Connect」。この3人が最終的に提案した企画は「教師間フィードバックシステム」でした。
チームメンバーである、とりちゃん、マスオ(カズキ)、さくらこという3名へのメッセージは次の通り!
■マスオ(カズキ):マスオだかカズキだか、途中でホントにわからなくなって混乱したぞ(笑) 人気YouTuberの「MasuoTV」のマスオさんからとってきた、との初日の自己紹介で、みんなが「あぁー」と反応するので、思わずホテルに戻ってから調べてしまったほどの世代間格差を感じたのがDay1・・・。カズキが印象的なのは、ずっと自分で考えていたり、納得できずにいることは時間をかけて考え続けるんだけど、逃げないこと。そして「なるほど!」っていう境地になったら、ちゃんとみんなに伝えるんだよね・・・。「これって、こうなんだ」とか「ずっとわからなかったんだけど、こうなんだよね・・・って、やっとわかったんだよ」とか(見立てが間違っていたらごめんなさい)。BCでの全体での発言を振り替えてみても、カズキのコメントはそういうのが多かった気がして。カズキは外見からは感じられなかったんだけど、その実、とっても論理的思考が好きで。そしてそれは悪い意味では無くて、論理的思考が好きで、かつその素晴らしさもわかっていて。だから引き続きその大切さを意識し続けたいと感じているはずだし、それを人にも伝えていきたいって思っているよね。それは理系と文系とを問わず、現代社会には不可欠なものだという使命。論理的思考を育むという意味でも、だからこそ物理の先生になりたいっていうカズキの想いは実に素敵だなと思う。でも、そんな中で、物理には答えがあるのに社会には答えがないことも多くて。感情や実践が動かす社会もあって、それらも含めて学んでいきたい、そうやって専門分野にとどまらず、また理系や文系というくくりにとらわらず、幅の広い理想の先生でありたいという願いは、僕は大いに賛同する! 偏った先生も少なくない中で、少しでも人間としての幅を広げることで、生徒の成長の一端を担いたいという想いはホントに素晴らしい。day2で、変わるのは「今」なんだと納得し、「後でやろう」は逃げなんだと気づく。考えることは大事だけれど、相手の立場に立って考え抜くということは本当に難しく、でも本当に大切なことなんだって。オンだけでなくオフからも学べることはたくさんあるって。カズキにとって、武者修行がどれだけの学びをもたらしたかはわからないけれど、自分の思考と感情とに正直になりながら、愚直に毎日を過ごしていた様子は忘れられない。夜になってからのみんなとの語りも白熱していたんだろうな。マスオの名前をカズキに変えた時。もしかしたら、それが次なるステップに脱皮した瞬間だったのかしれないね。これからも、自分に正直な学びをとめず、どんどん幅の広い先生を目指してほしい。たくさんの子供たちの可能性を広げてあげて!
■さくらこ:武者修行に来る前にラクロスの合宿で声が出ないと言っていたさくらこ。そんなことをみじんも感じさせない毎日を過ごしていたよねー。チームでも、またチームを超えた人たちとの会話でも、さくらこはポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見や感情についても、割と正直に伝えようとするんだなぁというのが印象的。僕の勝手な想像では、さくらこはとっても温厚な家族のもとで育ってきたような感じがしていて(間違っていたらごめんなさい)。そして、友達づきあいについても、それほど深く悩まされたり傷つけられたりするようなことは少なくて。それは悪い意味ではなくて、さくらこが元々持っている生きるスタンスが、そうさせたんじゃないかなと。いい意味で、深く考えずにはいられないような機会が少なくて、いろいろな浮き沈みがあったかもしれないにしても、全体的に見てみれば、恵まれた環境にあったんじゃないかなと。人を笑顔にしたいというさくらこの想いも、おそらくそんな環境に由来するんだろうなと勝手に想像していました。たくさんの人が集まって、みんなを癒やす存在としての桜。そんな存在でありたいという親御さんの想いは、ちゃんとさくらこにも継承されていて。笑顔でない人がいれば、どうして笑顔じゃないのか考えたいし、できることなら少しでもチカラになってあげたいし。さくらこがネガティブな意見を持つ時は、それゆえに笑顔を失っている人がいると感じられた時だったような気がする。笑顔を奪っているような状況があれば、それが嫌なんだよね(・・・と、ここまで僕の勝手な見立ての連続だけど)。さくらこは「振り返りシート」を書いていなかったようだから、日々の活動の中で、どんなことを感じたり考えたりしたのかはわからない。でも、自分をさらにステップアップするためにも、もっと自分を知りたいと思い、また、もっと周りを笑顔にするには何ができるかを考える(or 考えさせられる)日々でもあったんじゃないかな。「就職を控えているからこそ、もっと考えなきゃ!」という思いもあるかもしれない。でも、笑顔を奪っているような状況があれば、それが嫌だな・・・と思うだけではなくて、その解消のために積極的に自ら関わっていく・・・というような、新しい次なるステップに行くためにも、「考える」ということに磨きをかけていくべき時期になっているのかもしれないね。そのためには失敗をおそれずチャレンジを重ねること。試すこと。不満を言った後は、それを取り除くチャレンジをしてみるってことかな・・・。それであってこそ、美しい桜になれるんだと思う。健闘を祈る!
チーム「HRMK」桜の木の内装と世界地図
英語学校「Green Star MLB」で、「インサイドマーケティング」を担ったのが、チーム「HRMK」。この4人が最終的に提案した企画は「桜の木の内装と世界地図」でした。
チームメンバーである、かま、はるか、りか、まっすーという4名へのメッセージは次の通り!
■はるか:はるかはね・・・、ホントにいろいろなことに気づけるチカラがあって。心からの素直な気付きが多いんだよね。でも、そんなはるかの才能に気づいている人は意外と多くないかもしれない。もったいないなぁーーって思うし、だからこそ、これからは、素直な気づきをどんどん発信できるといいんじゃないかな。きっと周りにもいい影響が生まれるはず! しっかりした意見とか、結論のある思考とかを披露する必要はなくて。はるかが素直に感じたことを、どんどん外に出すだけでいい。だって、自分で感じたことを思い切って親しいメンバーに伝えてみたら「なるほど」っていう反応が得られたことはあるでしょう? それを、どんどん出したら良いんじゃないかなって思う。はるかは初日の自己紹介で、なかなか手を挙げることができなくて。一番最後になっちゃった、もう手を挙げなきゃ!って思って自己紹介してみたら、実は最後から2番目だった・・・という感じだったんじゃないかな。チームでの活動を見ていると、はるかは困っている局面でも必死に考えようとしていたし、自信のないアイディアだったり、素朴な質問だったりしても、ちゃんと投げかげていたよね(若干の時間はかかったけど)。でもそれによって勇気づけられたり、気付かされたりした人はきっといるんだと思う。それと同じことが「振り返りシート」でも言えて、はるかは3日間しか記入していないんだけど、記入した3日間について言うと、本当にギッシリと記入していて。初めの頃からして、本気で取り組みたい!と思ったけど、そのためには自分をみつめなきゃだめだ!って、自分に発破をかけていたよね。自分でなんとかするという気概がない。今を全力でって。いろいろな人から助けられて、でもうまくいったようで、また戻ってしまうようで、何のための時間だったんだろう?って悩みながら、だんだんと、なんでわざわざ武者修行に来たんだろうっていう思いにもなって。もしかしたら自分で自分を過小評価したくなるようなこともあったりして、はるかのもつ良さが薄くなってしまったこともあるかもしれない。でも、本気とか全力とか、こんな極限状況だったからこそ気づけたことも多かったんじゃないかな。いろいろな国の人と関わる仕事って、日本人だけで働く以上に必要とされることがある。その一つはいろいろなことに気づけるチカラだと思う。はるかはそれが武器なんだから、もっともっと伝えてみたら、もっともっと楽しい世界になると思うよー。まだまだできる! ぜひ、どんどんやってみてほしい!
■りか:りかは、よく勇気をだして武者修行に来てくれたなーって思う。りかが武者修行に申し込んだことには、とっても大きな決断が必要だったはずだし、そこには不安や恐怖もあったんじゃないかな。りかにとっては、初めての海外ということもあるし、もし仮に海外経験があったとしても、これだけハード?な環境に思えるプログラムに申し込むのは、きっと勇気が必要だったと思う。それは悪い評価をしているわけではなくて、参加して最後までまっとうしたということ自体、まずは自分を褒めてあげてほしいなって思う。その上で、なかなかりかと話すタイミングがなかったけれど、武者修行に参加してみて実際にどうだったのかなーって聞いてみたい気がする。初めての海外で、パスポートどうするの? チケットはどうやって取る? ってところから始まって。恵まれた人なら親御さんがお金を出しているし、でも自分でバイトで稼いで準備したって人もいて。いいとか悪いとかではなくて、人それぞれだよね。間違って1日早く来てしまったホイアン。ダナン空港からの移動は、なぜか偶然にも和也さんと一緒で。「えーっ、和也さんが!」って思いつつ、短い間の会話だったけれど、りかには鋭く刺さるものがあったはず。その言葉は、その後2週間のりかの活動を規定するものになったはずで、それこそ武者修行が始まる前から武者修行がスタートしたという感じだよね。ダナンからホイアンに移動する途中で、すでに充分に大きな刺激を受けて。「これは相当な覚悟でのぞまなきゃ!」って。申し込んではみたものの、与えられるのを待つだけではダメで、自分から受け取りに行かなくちゃダメだって。もしかしたら、私でもできるんだろうか?って感じたかもしれない。ただでさえ初めての海外で不安なのに、そして、間違えて1日前に来ちゃったという思いもあって。でも、食生活の心配から日本から大量にカップラーメンをもってきたけど、ホイアンでご飯をたべてみたら「おいしい!」って感じることもできたりして。不安と覚悟と楽しみと・・・というスタートだったかな。なに、この人っーって思ってみたら、あ、自分も同類だった?なんて考えて、落ち込んだこともあるかもしれない。でも、いろんなことを乗り越えるために来たんだよねって、自分に言い聞かせるチカラもギリギリあって。頑張る中では、心に刺さる素敵な言葉もあって。上手く伝えられる人より、どんなに言葉が上手く伝えられなくても、どうにかして頑張って伝えようとする人の方がかっこいい。そんな人とこそ、友だちになりたいって。必死になる、本気になるって、それだけでも相手を動かすんだよね。そして味方ができる。味方が増える。だからこそ、りかにはこれからもそういう活動をしてみてほしい。ゆっくりでいい。これからが本当のスタートだよ!
■まっすー:まっすーはねぇ。ホント素敵な奥さんに恵まれると思うよ。素敵な奥さんと、かわいい子どもたち。これ、もう自分の中の未来予想図では確定だなー。まっすーほど実直で誠実な青年も珍しい。まっすーは、Day1の朝礼で僕の左隣になったということもあるけれど、演劇で裏方をやっていますっていう話が本当に印象的で。誤解を恐れずに言うとね、まっすーは誤解されがちな人だと思う。もっと誤解を恐れずに言うとね、まっすーのことを見て、笑ったりする人もいるかもしれない。でも僕に言わせれば、そういう人たちは、そのへんのパッパラパーだから。そしてそういう人たちを、そもそもまともに相手にしていない(ように見える)まっすーが、これまた素晴らしいなって思う。僕がまっすーの将来に魅力を感じるのは、何よりも行動の人だから。なかなか行動していないように見えたとしても、実はじっくりと考えた上で大胆な決断をするのがまっすーだよね。直近でも、フィリピンの語学留学を1ヶ月経験して、マンツーマン授業で多くの発言の機会を得た。それこそ外国人に英語を教えたい!っていう心境になったのは、よほどの体験だったんだと思う。海外で働きたいというまっすーの願いには、アメリカを中心に貨物船を売ったというおじいさんの影響もあるよね。海外でのビジネスを成功させたくて、でも具体的に何から手を付けたらいいのかわからなくて・・・という割には、フィリピンに留学して、武者修行にも参加して・・・って、本当に行動的な気がするんだけどなぁ。まっすーは、武者修行を終えて、日本に帰ってからも「振り返りシート」を記入していたことが印象的。ふつう多くの武者生は、日本に帰ったら「振り返りシート」を見ない人も多いんだよ。ファシリが最後のコメントをしても、読まれないこともあって。思えば、まっすーは、Day1の「ピッチ」から、すごいがんばったよねー。あのプレゼンの必死さは今でもよく覚えていて、あの実直さはまっすーの原点なのだと思う。これはねぇ、もうみんな、まっすーに勝てないと思うよ。まさに実直の人。素直でコツコツやる。ホントに貴重! まっすーは内面で思っていることが結構あったんだろうな・・・、決意が強いし。表現力との落差はなんだろう? 特に終盤で、子供と向き合う姿が本当にすごかった! 感動的ですらあったよ。「熱中」「本気」ってすごいなーって、まっすーの姿から改めて教えられた。最終プレゼンの後、結果発表までを待つ1時間の休憩時間で、まっすーがホテルで1人泣いていたことを知っている人って、どれだけいるんだろう? まっすー、すごい!不採用になってもマネージャーの許可を得て、バージョンアップさせてから企画を残したというのは見事。これからも、まっすーは実直さを失わずに前進し続けるだけで大丈夫。自信をもって、チャレンジを続けよう。続けることが大事! 応援しています。
チーム「サムソン・グローバルワーキング」文字と写真による外観変更
英語学校「Green Star MLB」で、「アウトサイドプロモーションA」を担ったのが、チーム「サムソン・グローバルワーキング」。この3人が最終的に提案した企画は、MLB2号館での「アルファベットと写真による外観変更」でした。
チームメンバーである、ひろか、りくと、テツという3名へのメッセージは次の通り!
■りくと:りくとがすごいのは「人を笑顔にしたい」「人の笑顔が見たい」って。それが自分の理念であり、人生のミッションであることをしっかりとみんなの前で断言できること。Day5の終礼でみんなの前で語ったよね。勇気が必要だったとは言うけれど、その確固たる姿勢は本当に立派だなと思う(余談ながら、別のメンバーとの個人面談で、りくとのその姿勢を尊敬する!と言っていたメンバーがいるよ)。僕が見るに、りくとは、まさに「学習の人」で、ささいなことから本当にたくさんのことを学べる感性があるなー、っていうのが一番の感想。毎日のようにたくさんのことから刺激を受けては、振り返りシートに記入をしていた。チャレンジをすることで自分に起こる変化を感じていたり、本気になるってどういうことなんだろう? とか、日々のアクションや実践、いろいろな経験を通じて得られたことを、しっかり見つめて学んでいたなと。しかも素晴らしいと思ったのは、その学びの過程を心のどこかで楽しんでいるところがあって、心の笑顔を大事にしていたなと。とにかく基軸が「笑顔」なんだよね。思い切って中間プレゼンのトップバッターをつとめたのがりくとだった。恐怖?の英語による中間プレゼン。自らトップをつとめるのは避けられがちなこと。でも、りくとがそれにチャレンジし、しかも結果的に楽しめていたことに、自分でもとても驚きを感じたとのこと。「これはプレゼンの内容、今までの活動に本気で取り組んで本気でこの自分たちのこれまでの成果をみんなに聞いてほしいという感情があったから」って分析していたけれど、どんなチャレンジでも「笑顔」が基軸になっている。それは意図したことではなくて、結果としてそうなったということだとは思うけど、やはり、苦しみながら、しかめっつらでのチャレンジと、笑顔が基軸にあるチャレンジとでは、また性格が異なる気がしていて。やはり、りくとの奥底に、本当に「笑顔」が人生の基盤になっているんだなって思う。だからこそ、今後どんなことがあったとしても「笑顔」という理念は忘れてほしくない。そして愛。自分のやっていることがとても地味な作業だとしても、相手に対する愛を持つことによって、活動に意義が見いだせたり、どんな地味な作業も進んでやろうという気持ちになれる。愛のある地味な作業って、目立たないものだけどかっこいいなって思う。「急がばまわれ」って、そういうことなんだろうね。りくとは今回、サッカー部を休部してまで武者に参加したわけだけど、どんな状況でも結果が出せるグローバル人材を目指して、何がしかの学びが得られていたらいいなと。ささいなことから本当にたくさんのことを学べる感性は財産。これからも大切に。そして自信をもって!
■テツ:テツは「振り返りシート」、ほぼ毎日のように書き続けた!毎日の活動の中から、たくさんの刺激を受けていたこと。そして、得られた学びも実に多かったことが、とってもよくわかる。固定概念にとらわれないようにしなきゃとか、ニーズを探ることを突き詰めなきゃとか。本当に毎日を真剣に格闘していた様子が伝わってくる。チームメンバーでの価値観の共有を考えたり、関係性の質を上げるってどういうことなんだろうって深く深く追求し続けたりもして・・・。その一方で、思い切った行動が時に良い結果をもたらすということを、自らの体験をもって導き出せてもいた。話し合いをすることも大事だけれど、単に話し合いをくりかえすのではなく、とりあえず行動することが思いもよらぬ良い効果をもたらすこともあるんだって。それを単に「教わって、知る」ということではなく、自分たちのチームの行動の結果から肌で学べたことは、とても大きいと思う。そしてまた同時に、考えたり行動したりする中では、クリティカルシンキングが大切であることも学んだ。疑いを持った上で物事を見ることによって、新たな発見や気づきへと繋がるってことも、行動の結果として学ぶことができたんだよね。でもこれらの学びは武者修行があったからこそ理解できたというわけではなくて、テツの中に「学びを持ち帰るぞ!」っていう気迫があったからなんだと思う。そしてテツが自らを「お人好し」と表現するとおり、少しでもみんなの力になりたいという願いが根本のところからあるんだよね。人のために何かをして、それが誰かの役に立った時の感動が忘れられなくて。でも周りに合わせてしまう自分もいて、そんな優柔不断な自分を脱して、周りに流されるのではなく、自らが流れを生み出す側に回りたい。そして周りを引っ張っていく中で、みんなの役に立ちたいという願い。それが強いからこそ、学びも大きくなったんだと思う。高校の先生になりたいというのも、人生で大きな選択が迫られる時期にサポートしたいという願いがあるんだろうね。そしてまた、英語学校で活動する中では、小さな子どもたちの笑顔を見て、高校生でない世代に対しても、自分なりにできることがあるんじゃないかってことに気づけたりもしたんじゃないかなーと想像しています。このチームでよかったけど、やはり優勝したかったという気持ち。すごく大切な想いだと思うし、ぜひ今後に活かしてほしいなぁ。いろいろな学びの形があって、自分次第で学びの質も量も増幅できること。そんな人間としての幅の広い先生になってほしいなぁと願っています。
チーム「テルコネクター」青空教室イベントからの新規入会キャンペーン
英語学校「Green Star MLB」で、「アウトサイドプロモーションB」を担ったのが、チーム「テルコネクター」。この3人が最終的に提案した企画は「青空教室イベントからの新規入会キャンペーン」でした。今回のタームでの「優勝」チームです。
チームメンバーである、さな、りよん、ひろとという3名へのメッセージは次の通り!
■りよん:りよんはベトナムの子どもたちと触れ合う時の満面の笑顔が印象的で。英語学校で自分たちのチームの企画(イベント)を実践していた時のこと。企画がうまくいくかどうかが不安な中でも、いざ始めてみると子どもたちの反響がすごくて。学校の隣に住んでいる住民も「なにごとか?」と壁を乗り出してのぞいてきて。そんなご家族も笑顔まじりの表情で、みんなのイベントを壁の向こうから身を乗り出して眺めるようになって。そんな中に1人の子供もいて。そんな時に、りよんが「参加する?」って誘いにいったんだよね。そうしたら「参加する」って、子供がやってきて。あれは良い光景だったなぁ。「一人の人間としての普通の行動」と思うかもしれないけれど、でも隣の子供が「自分も中に入りたいな・・・」っていう表情で眺めているところに気づき、ちゃんとその場に行って誘いに行くっていう行動は、りよんがもつ「人生は楽しむべきものだ」っていう考えが底辺にあってこそなんじゃないかなって思う。それも「世界中の人が、人生は楽しむべきだ」っていう考え方。国際協力で世界に貢献したいというりよんが、特にそのベースに「食事の大切さ」を掲げているのも、どこか相通じるところがあるような気がする。農業を通して国際協力に関わり、発展途上国の人々を支援すること。青年海外協力隊でもNGO法人でも、何らかのかたちでたくさんのチャンスがあるから、ぜひ短期間でも良いのでチャレンジしてみてほしいなぁ。りよんは「振り返りシート」を毎日ギッシリと書き続けたのも印象的で。初日からたくさんの学びがあって、本音を伝えることのチカラに気づき、でもDay2にして自分の弱点を克服するためのチャレンジができていないなとも気づき。興味がある人だけでなく、興味のない人にも語りかけてみると、不思議と「もっと知りたい!」ってところが見つかるということにも気づき。ビジネスにおいても相手を好きになることが大切で、Day6ではベトナム語で語りかけるチャレンジもやってみた。そこでもまた、予想以上に反響があることに気づいて・・・。学びがいっぱいある中で、ちゃんと自分で実践してみる、やってみるという循環があったからこそ、シートに書くことも増えたんだろうね。そういう小さな積み重ね。気づいたり学んだりして、それを自分で試してみて、反応を得ることでまた学びになって。そういう積み重ねこそが、自分の殻を破り、面白そうなことにまっすぐ挑戦し、自分の人生を自分で切り開いていけるようになるためのステップなんだと思う。どんどん海外に行って、たくさんの人たちとふれあってみてほしい!そうそう、リヨンも旧市街は世界遺産なんだってね。せっかく縁があるからリヨンに1週間とか2週間とか、「旅」ではなく「生活」をしてみると、意外な発見があると思うよ!「人生は楽しむべき」ってことを、思い切り追求してみてほしい!
■ひろと:ひろとの何がすごいって「振り返りシート」を全ての日程に渡って書き続けたこと。Day13以外は全て書き続けた。書く時間が取れないこともあっただろうし、書かずにいたメンバーもいるのに、すべて書いた。このタームの中ではナンバーワンのはず。主体性をもって行動し、チームに貢献したいという意欲から始まり、紙と向き合うよりお客様と向き合う方が情報の質と量が全然違う!と驚き。ベトナム語を使ってみるというチャレンジをしてみたら、反応が変わってびっくりして。相手の立場に寄り添うってこういうことなんだなって発見して。発言する、相談する、協力を求める・・・そういうアクションがいかに大切かを肌身で感じて。本当に貪欲に学び、そして、学んだことから気づいたことを、少しずつでも着実に実践した毎日だったよね・・・。ひろとは物静かなところがあって、また人見知りということもあって、最初は動きが鈍かったかもしれない。どうしていいかわからないというか、様子見をするところも多かったんじゃないかな。でも、ひろとは人見知りなのに話すことが好きっていう特徴も持っていて。だから最初に準備?的な時間が必要ではあっても、しっかり考え、しっかり気づけて、それを少しずつでも実践に移そうという気概があるから、いざスタートすると速いという特徴もあるんだろうね。「あぁ、こういうことなのか」とか「意外とこうすれば動くだんだな」とか、おそらくだけど、そういう気付きが自分の中に蓄積されて、実践からまた気づき、気づきをまた実践し。スタッフや先生たち、そして子どもたちとの協業が始まって・・・。そんな流れで一気に加速度的に変わっていったんじゃないかと思う。子どもたちとのゲームイベント、本当によくやったねー! 率先してやってた。子どもたちが動いたことにはチームの動きやスタッフの協力もあったとは思うけど、ひろとがイキイキとしながら思い切り子どもたちと向きあえたということが、すっごく大きかったはず。だからもし最初に時間が必要だとしても、ひろとはちゃんと考え、ちゃんと動ける素質をもっているから、そのままのペースでしっかりと続けていけば良いのだと思う。じっくり考えながら実践しながらを繰り返し、アタマとココロとカラダでわかった瞬間、途中から一気に加速して抜き去っていくタイプなのかもしれないね・・・。今までの人生の中で助けられた場面がたくさんあって。また日本の現状がネガティブすぎることに危機感をもち、ポジティブの連鎖を生み出したい!って。そうして社会を良くすることに貢献したいというひろとの想いは素晴らしくて、まさに今回のプロジェクトはそのための縮図だったようにも思う。ビジネスも人生も本当に泥臭いものなんだと思う。充実感と満足感であふれた社会にしてほしい!
チーム「Sailor Green」横断幕と営業時間表示の看板
エコフレンドリーショップ「Green Being」で、「インサイド&アウトサイトプロモーションA」を担ったのが、チーム「Sailor Green」。この4人が最終的に提案した企画は「横断幕と営業時間表示の看板」でした。
チームメンバーである、あかり、ミキ、こう、タカヤという4名へのメッセージは次の通り!
■ミキ:ミキは毎日が不安との戦いだったかもしれないね・・・。辛くて苦しいという感情があったとしても、逃げずに戦い続けたことは、よく頑張ったなーと思う。ミキの真摯さというか、ちゃんと現実に向かい合おうという姿勢は本当に素晴らしくて。見ていると「ちゃんと武者修行をやり終えた」っていう気がする。自信がないとか、なかなか貢献できていない気がするとか、不安があってとか、いろいろな感情があったと思う。頑張っているんけど、それでも自分が思い描くゴールになかなか近づけていない感覚を覚えることもあったと思う。周りがすごいなって思えて、自分も頑張ろうって思うんだけど、ついつい短所に目が行ってしまう自分もいたりして。でも、たとえそうだったとしても、ミキがずっと自分と向き合うことをやめなかったことは、終礼での様子を見ても、またギッシリと書き連ねてきた「振り返りシート」を見ても、すごく伝わってくるものがあった。英語で苦しんだかもしれない。みんなの前で意見を言うことに苦手意識があったり、発表についても自分で満足するレベルまでのものが難しく感じられたりもして。でも、Day6では、なんと自分一人だけで、合計20人もの観光客に聞き込みができた自分もいて。「あれ、できちゃった!」って、自分でもびっくりしたかもしれないけれど、そんなところから自然と自信もわいてきて。やってみていないから不安になるだけで、でも、やっていると想像を超えた結果が出たり、意外な発見が得られることもあって。できないんじゃないかなと思えるようなことであっても、積極的に行動してみると「できる」ことが見えてきたりもして。やってみていないから不安になるだけで、でもやってみるだけでも、不安が消えていくこともあるんだよね・・・ってことも、ちゃんと体験できて。自信がついたり不安が来たり。そんな中での格闘を続けていく中、Day9では泣きながら話す自分もいて。逃げようと思えば逃げてしまえるのに、でも本当に必死に取り組んだんだなーって、その姿勢はすごいと思う。その最後の最後の格闘だったのがDay9、Day10だったのかもしれないな。できることなら日本に帰りたいって思うこともあっても、ちゃんと最後は復活できて。ミキは、まさに自信との格闘だったけど、そんな真摯な格闘が続けられる自分については、もう明らかに、大いに自信をもっていいんじゃないかなって思う。やってみたら「あれ、できちゃった!」って経験もした。あとはそれを一つひとつ積み重ねていくだけ。大事なことは、一人だけで頑張るのではなくて、みんなの助けを借りながら進むこと。応援しています!
■こう:こうは、初日の自己紹介がとにかく元気いっぱいの挨拶だったことが印象的。いま覚えば、終盤の終礼での語りのすごさ、ついみんなを引き込んでしまうという語りのすごさとつながっているところがあるんだろうあぁと思う。あの時の、よさこいの体験の語りぶりは多くのメンバーを惹きつけたと思う。そしてそれだからこそ、こうは、もっともっといろいろなことができたかもしれないねー、なんてことを思ったりもする。こうは情熱の人で、情熱が人を動かすことを知っているし、自分もまた情熱によって突き動かされた一人なんだと思う。だから自ら動くということができるし、自らが周りを巻き込んでいくということの喜びも知っている。言うだけなくて、ちゃんと自分でやってみせるという人。そうやって今までやってきたんだよね。荒削りであっても、そうやって今までやってきたし、それがこうの特徴でもあるんだと思う。多くの人を惹き付けるチカラも持っていて。そんな「なんでもやってみる」ことができるというこうにとって、武者修行から得たものとしては、どんなことがあるだろう? 仲良くなると結果がついてくるというのは体験を通じて知っていて。でもそれは結果的にそうだっただけで、体で学んだこと。結果をつくるために仲良くなるとことから始めてみる・・・すると、あ、やっぱり結果がついてくるものなんだなって、カラダでわかっていることが、アタマでもわかって、実験してみたら「本当にそうや!」って。そんな気づきもあったんじゃないかなーと想像する。今までも知っていたことで、知らずしらずのうちにやってきたけど、今度は確信できたから再現性が増すようになっている自分がいて・・・となっているんじゃないかという気がする(間違っているかもしれないけれど)。こうは、すでに行動もできているし、仲間を巻き込んで動くチカラももっているから、そのような「確認」が増えると、もっともっと強くなれるんだと思う。考えてみる、考え抜いてみる、そうやって確認してみたり、「逆から見たら、どうだろう?」とか、「反対から見たら、どうなってるんだろう?」とかって。AI時代に必要なことは娯楽と感動で。自分が開発した素材が世に出ることを目指していて。大好きなスノボはインストラクターもやるほどの熱中で。スノボ人口を増やしたい。大学ではサークルもつくった。スノボの板を自分の素材で開発したい。ブランドまでたちあげたい。そのために研究をするだけでなく、営業活動の訓練まですでにやっている・・・って、ホントに行動の人だよね。だからこそ、いろいろな立場から考えみる、側面からも考えてみる・・・といった意識を習慣化するだけで、また新しい世界が見えてきそう。お父さんがインドネシア駐在の件、聞き忘れてしまったので、ぜひ次回!考える習慣で、ひと回り大きくなったこうとの再会、楽しみにしています。
■タカヤ:ズバリ最初に言っておくと、タカヤって本当にすごい人で。ホント、このタームのみんな、どれだけタカヤのすごさを知ってるんだろう・・・? って思ってしまうくらいにすごくて。この武者修行の2週間を振り返れば、タカヤは疲労感との勝負、体力との勝負が続いたよね。実は最初の頃タカヤを見ていた時は、僕自身そのことに気が付かなくて。外には見えにくいだけで、実際には、過去の自分が出したことのないような頑張りを発揮して。今までにはないような情熱が半端なく備わっていたということ。それであってこそ、疲労と体力という問題を抱えながらも最後まで走れたんだろうな・・・って思う。みんなホントに気づいているのかな、このタカヤのすごさ。多くの人たちと同じように、タカヤもまた自信がほしいと思っていて。発信するチカラや、行動するチカラがキーになるとはわかりつつも、発信力という意味では、ついつい異なる意見に流されてしまいがちな自分もいて。行動力という面では、体力からの挫折だったり、新たなことへチャレンジすることへの躊躇もあったり。僕が見るに、おそらく疲労感や体力面からくるものが大きかったと思うんだけど、よくぞ病気にならなかったよな・・・って思ってしまうくらいに、タカヤは本当に頑張っているんだなってことがよくわかった。タカヤは気力が半端ないんだと思う。考え抜く力を高めるには、そうせざるを得ない環境に自分を追い込むべきだと考えたり、自分でやりぬくということをもっと突き詰めなくてはと思ったり。体調が思わしくなく、頭痛に苦しんだりしつつも、休養をとって回復してから、自分のペースでまた走り出そうとして。いろんな工夫をしてインタビューもやったよね・・・。スペインの人にスペイン語で自己紹介してみた時の相手の反応は、きっと忘れられない瞬間にもなったんじゃないかな。英語ができると、自分のメッセージが相手の頭に届くようになる。けれど、相手の母国語ができるようになると、自分のメッセージが相手の頭だけでなく心にも届くようになるんだよね。もっともっと言語を学習したい!という意欲と情熱は、ぜひ今後も持ち続けてほしいなと思う。最終発表を終えてからも、そして体調が悪くなっている中にあっても「最後までやるぞ!」という宣言。タカヤの頑張りと情熱。初日とは大違いだなぁって感心していたんだけれど、今思いかえせばそれはタカヤが最初からもっていた武器だったような気がする。だからあの5年間から次のステップに行けたんだよね。あとはその力をどんどん使うこと。そして思い切って、その武器を外に出していくことだと思う。期待しています!
チーム「eC&Go」レストラン経営者のためのエココミュニティ
エコフレンドリーショップ「Green Being」で、「インサイド&アウトサイトプロモーションB」を担ったのが、チーム「eC&Go」。この4人が最終的に提案した企画は「レストラン経営者のためのエココミュニティ」でした。
チームメンバーである、ほうちゃん、ひかり、おおもT、エゴエゴという4名へのメッセージは次の通り!
■ひかり:間違っているかもしれないけれど、ひかりはきっと、この2週間の武者修行の中で、「やりきることの大切さ」を他の誰よりも学んだ・・・というか、心に刻んだんじゃないかな・・・と思う。それは悪い意味ではなくて、「やりきることの大切さ」、もっと言えば、その時その時に全力で思い切り出し切るということの大切さを誰よりも深く学んだとしたら、日本に帰ってからの活動でも、誰よりもそれが遺憾なく発揮されるんだろうなーという、大きな期待で僕は見ている。今後のひかりの武器になっていくんだろうなと。助けたり、助けられたり。頼ったり、頼られたり。この2週間の中では、やれたこともたくさんある。小さくても大事なこと。そういえば5分間ピッチだって、ちゃんとこなせた。ターム全体やチームの中で発言することは多くなかったかもしれない。でも個人として、タームのメンバーたちと積極的にかかわって、積極的に仲良くなっていったように見える。そこには武者修行で精一杯に学びたいというひかりの思いもあったはず。そしてそこには「全力」や「本気」もあった。「振り返りシート」もDay7まではホントにぎっしり書き続けていたし、最後の振り返りもきちんと記入していた。ひかりはたくさんのことを学び続けたし、学び取ることができた。でもひかりは器用なもので、本当はもっとできたことがあって、あるいは、もっと違うかたちでチャレンジしてみる余裕は残っていたよね。そしてそれを誰よりも知っているのがひかりなんだと思う。だから最後で出せた。でも出せた後の部分がやりきれなかったなという感覚はあるかもしれない。でも僕はそれを悪いことだとは思っていなくて、ひかりは最後の最後まで学びを止めず、学びとるということにおいて最後まで全力だったからこそなんだろうなと思う。これから「やりきる」ことを極めればいいし、そこまでの学びがあるんだったら、他の誰よりも「やりきる」ことにこだわることができるんだと思う。ひかりが最後の最後でちゃんと打ち明けたことは、「やりきる」ことの大切さがちゃんとわかったからなんだと僕は思う。そこは自信をもっていい! 小学校時代に3年間を上海で暮らした経験。また海外ボランティアでネパールへ行った経験。国境を超えて通用する人材になるためには、語学力だけではなく、いろいろな意味でコミュニケーションをとるチカラが大事だってことを知っているんだよね。そんな意味で、世界で働くために何を磨いていけばよいか、世界で「生きる」ためにはどんなスタンスをもっていくべきか、そのヒントが武者修行の2週間の中から見つかっていたらいいなと思う。先輩から薦められて参加した、2年生の夏休みの武者修行。ひかりの今後に少しでもプラスになっていたら嬉しいな・・・。
■おおもT:最初の自己紹介からしてトップバッターをつとめるという積極性は、まさにおおもTの武器。留学の話、メキシコの話、ビジコン優勝の話、アジアのバックパック、インターン活動の話・・・と。一番手というインパクトだけでなく、その話の内容もそうだし、話し方もそうだし。ちょっと聞いただけで、すごいなぁーって感じた人は多かったんじゃないかな。圧倒された人も少なくないと思う。すごい能力があって、すごい経験もあって、意欲も抜群で、元気に動けて・・・。でも、どうしてなんだろう。なぜか空回った感もあったのが不思議でならなくて。それは、どんなすごい人も完璧ではないよ、という意味での「人間らしさ」を感じさせるものではあったんだけど、僕の中では「なんでだろう?」という思いがずっとあった。コミュニケーションもできて、プレゼンもできて、積極性もあって、行動力もあって・・・と見える武者生は、おうおうにして「振り返りシート」をまったく書かなかったりもするんだけど、おおもTはDay9までの間、毎日ずっと書き続けたよね。個人プレーとチームプレーのこと、殻を打ち破ること、自分たちでアイディアをひねり出すことと、もっと頼ることで周りからもアイディアを吸収することと。いろいろな格闘をしたと思うんだけど、もしかしたら活動をする中では、「えっ?」と戸惑うようなこともあったかもしれない。いや、意外と多かったかもしれないね。おおもTは、頭が良すぎて、計算もできて、行動もできて。みんなの発言を増やすために、あえて静かにしてみる・・・みたいなこともできて。その結果として、うまくいくこともあって。でも「あれ?」ってことにも意外と直面したんじゃないかと思う。とっても的はずれな見方かもしれないけれど、今ふりかえってみると、いい意味でも悪い意味でも、おおもTは、成果や結果にこだわりすぎたところがあったのかもしれない。成果や結果にこだわることは悪いことではない。とっても大切なこと。でも、大きな成果や大きな結果こそが素晴らしいわけではなくて。逆説的に言うと、小さな成果や小さな結果こそが大きな意味をもつこともあって。世界的に優れたビジネスはビジコンで優勝した作品ではないし、世界的に優れた芸術作品は、何かの大会で優勝したような作品でもない。スティーブ・ジョブズとか、レオナルド・ダ・ヴィンチとか、世界にはたくさんの天才がいるけれど、彼らは「己が生きた証を残すぞ!」という気持ちがあったから頑張ったというわけではなくて、自分の満足だけのために頑張ったわけでもなくて。想像でしかないけれど、頭脳や計算を度外視した、まさに「熱中」を超えた、「無私の没入」の境地であってこそなんだと僕は思う。もっともっと暴れよう。やりたいこと、やってみたいことは、全部、今すぐにやってくれ! 成功を祈る。
■エゴエゴ:エゴエゴは、いつもみんなと異なる次元だったり、みんなと異なる事象に注目しているところが印象的だった。この不思議な感覚はなんだろう・・・って思っていて、自分の中でずっと回答が出せずにいたんだけど。でも、いまになって振り返ってみると、それはきっと、自信をもつとか、自分を変えるといった視点ではなく、またビジネス企画をより良いものにしていくといった視点でもなく、どう組織をマネジメントできるかっていう視点からの試行錯誤の繰り返しだったようにも見える。魂からの叫びというようなものではなくて、それこそ「実験してみる」「試してみる」そして「様子を見て変化を観察する」というような感覚。わかるかな・・・。初日の自己紹介も、エゴエゴはみんなの中で一番最後に発言することにこだわった(ようみ見えた)。あれもそういうところがあったなというのが僕の感想。エゴエゴの動き方を見ていると、なぜか一般的な武者生とは異なる何かがあって、自分の中では、どう対応していくのがエゴエゴにとってベストなのかなと迷っていたところがある。エゴエゴは、いろいろな幅広い多種多様な人たちが集まる状況で、どうしたらうまく価値が発揮できるかということ。しかも、それぞれの個々の能力がいかんなく発揮されるようなかたちでの価値の最大化。そういう場を創り出すということに興味があるんだよね。そしてそういう学びを今までに重ねてきて、その難しさとやり甲斐とをすでに知っていて。ビジネスというよりも、組織の運営や活性化に関心があり、武者修行の中では与えられる学びだけでなく、また、自ら学び取るだけでなく、自分の学びやみんなの学びに影響を与えるような場を生み出すことにも意図的にとりくんでいたような気がする。なんというかねー、アプローチが一般的な武者生とは異なっていたなと。それは悪いことではなく、エゴエゴって、いろいろ見えちゃうんだろうなって思った。だから自分の立てた仮説(というか、見えた仮説)にもとづいて、タームに何かを仕掛けたりすることもできる。でも「あれ?」ってこともよくあって。それがどうしてそうなるのかが、また気になって・・・っていう繰り返しもあったんじゃないかと思う。あれ、どうしてこんな反応が起きるんだろう?って思うこともあったかもしれないし、自分に見えていないところの反応にあとから気づいたりとか(なんか、とても的外れなことを言っていたらごめんなさい)。自分が学びたいと思っていることが、ここからは得られないなと感じることもあっただろうし、見方を変えれば、まだまだできることあるなって気づいたり。でも「?」なんて思ったりもして。悩み続け、考え続けた数日間だったようにも思う。でも率先してBCの場作りに参画し、みんなにとって少しでも価値ある武者修行にしていきたいという情熱が人一倍あったのがエゴエゴだよね。そんなエゴエゴは、もしかしたら、その場の状況をふまえた上で、合目的的に動く・・・ということから、あえて逸脱してみることからの学びに注目してみると、また新しい世界が見えてくるかもしれないよー、という投げかけを最後にしておこうかな。その究極の形の一つが愛だと思うんだけどね。というわけで、今後のエゴエゴを楽しみにしてます!
チーム「Evergreen」フリーマケットの運営
エコフレンドリーショップ「Green Being」で、「インサイド&アウトサイトプロモーションC」を担ったのが、チーム「eC&Go」。この4人が最終的に提案した企画は「フリーマケットの運営」でした。
ホイアンに暮らす人たちに声をかけて古着などを回収。それを店頭に並べてフリーマーケットを開催。「リサイクル」意識の高い店との印象を打ち出すことで、エコグッズの販売へとつなげる企画です。
チームメンバーである、なお、くるみ、あなん、しょうたという4名へのメッセージは次の通り!
■くるみ:間違っているかもしれないんだけど、くるみって、もともと自分の考えがしっかりあって、それは「固定観念が強い」ということでもあるんだけれど、その反面で「どんどん新しい様々な価値観にも触れていきたい!」っていう思いもすっごく強くて。その相反する想いが自分の中で同居しているっていう感じなんだろうなーって見ていた。好き嫌いが多いけど、でも新しいことに出会うと、好きになったり興味を感じて、もっと知りたくなるってことが多いんだよね。そういう知的好奇心はとても素敵だし、もっともっといろいろな世界を知りたい!っていう気持ちは自然だし、それがくるみの本当の姿であれば、それをもっともっと全開で出していくといいんだと思うなー。僕がくるみを見ていて、最初に「すごいな」と感じたのは、中間発表の日の夜に行われた「ファシリテーター・ナイト」の時だった。いつも適当な質問が多いんだけど、くるみだけは違っていて。率先して企画に関するまじめな質問があって。それも個別具体的な案件の相談というわけではなくて、まさに、いつか誰かに質問してほしかった内容で。あの時のくるみの「聞く態度」は、今思い返すだに、とっても印象的だった。あの「好奇心の塊」は何だったんだろう? もしあれが素のくるみだとしたら、もっともっとそれを出した方が良いよ。表情が全然違うから!目の輝きがあって、本当にイキイキしていて、びっくりした! あの時に伝えたトゥボン川での清掃ボランティア活動のプロジェクト。くるみがあんなに興味を惹くとは思わなかった・・・。あいにく日程的な問題から実現しなかったけれど、最後の最後まで、そのチャンスをつかまえにいこうとしたくるみは、うーん、あともうちょっと時間があったら、また異なる展開もあったかもねーって思う。本音を引っ込めることは相手を思いやることだけど、本音を引っ込めないで外に打ち出すこともまた、相手を思いやることなんだよね。ベトナムへの入国審査では怖い思いをしたよね。でもアンケート活動でベトナムの人たちの優しさを知ることもできて。試すこと、視点を変えること、行動すること。それによって、いろいろなことがわかるんだよね。新しい世界にふれること、新しい価値観に触れることは、怖いけど楽しい!ってことは、今のくるみならわかるんだと思う。価値観の違いは、それまでに積み重ねてきた経験に由来していて。だからこそ、もっともっと貪欲にたくさんの経験をしてみよう。意味がなさそうな経験でもいい。知りたい!って思ったら、どんどんやってみて! くるみがもつ知的好奇心は、どんどん出して良いんだよ。みんな、それを待ってるはずだから!
■あなん:あなんはね・・・、もったいないなぁって思うのは、ホントはチャレンジができるってこと。何かを克服しようと頑張るのが好き。そういう素質があるのに、途中で引いちゃうんだよね。なかなか新たなチャレンジができなくて、何かを克服するだなんて面倒くさぁ・・・っていう人が世の中にはたくさんいる一方で、あなんは、そのチャレンジができるんだよ、ホントは。自分で止めちゃってるのがもったいないなって思う。自分で止めなければ次のステップが待っているのにーって思ってしまう。自分であたためたビジネス企画も、ちゃんと試してみたらよかったのに。やるのかなーと期待していたから、あえてフリマとの完全統合ではなく、相乗効果を狙おうよって言ってたんだよー! って言うと、頭を抱えながら「ホント、そうなんですよねー」って、いつものあなんの表情と、いつものあなんの声が聞こえてくる。でも武者修行を通じて気づいたと思うけど、そこを断ち切らないと、自分で自分の人生にフタをしてしまいかねないと思う。克服しようと頑張っている自分が好きだって思いがあるんだったら、どんどんやって! なんて素敵な性格なんだ、どんどんやればいいのに! あなんは、アクセルペダルをもっているのにブレーキを踏むところがあって。「アクセル踏めばいいのに!」って思ってしまう。アクセルペダルを持っていない人だっているんだよ。人に比べて長い時間がかかっても良いと思う。かっこわるいと思われたっていいと思う。自分が自分をかっこいいと思えるんだったら、それをどんどんやった方がいい! 中学・高校・大学と、たくさんのチャレンジをしてきたよね。「チャレンジしてきた」って自分から言える人って、なかなかいないんだよ。それだけでもすごいこと。自分で自分をすごい!と思えること。それをコツコツと続けられるからこそ、「頼めるのはお前しかいない!」って言われるようになるんじゃないかな。素質があるんだから、あとは思い切りやってみることだけだよ!って伝えたい。あなんは、つい視野が狭くなってしまうことがあって。でもその自覚があるんだったら仲間に伝えたら良いんだよ。「狭くなったら広げてくれ」って。苦い経験を味わうようなことがあったとき、もしそこから何かを学びとろうという気になれず、単なる苦い経験として終わらせてしまう・・・っていう傾向があるんだとしたら、それも仲間に言えば良いんだと思う。サポートしてくれって。それは経験から学びを得るということ。「経験学習サイクルを回そう!」って、ひろさんも言ってたよね。そのために「振り返りシート」があるんだけど、あなんはDay1でシートの記入を止めちゃった。どんどん活かしたら次に進めたはずなのに!素質があるだけにホントもったいないなって。もったいないことが多くて・・・。やるだけでも、あなんは行けるんだよ、次のステップに。それこそ「卵割り」と同じだ! 気づいてるよね、やろう!
■しょうた:タームのみんなは、きっと覚えていないと思うんだけど、初日の自己紹介で、しょうたは本当は一番乗りをしたかったんだよね?(笑)ちょっとの差で出遅れてしまって2番目に。小さな声で「1番目にやりたかったー」って言っていたのを覚えている。しょうたは実直な性格をしていて、素直さがあって。最初に自己紹介に名乗りあげたい!っていう気持ちは、しょうたの中に余程の覚悟があったんだろうなーって予想する。しょうたの素直さは本当に財産で、それはしょうたの武器になるはずのもの。ぜひとも大事にしてほしいなって思う。「振り返りシート」もたくさん書いていたし、書いてあることが、もうホントに素直さのかたまりで! この何というか、さわやかとすら言えるほどの素直な感性は、しょうたの成長を支える大きな武器になるに違いない。Green Beingの店舗でも、とっても暑い中で、なおと一緒になってホントによく頑張っていた。なかなか人が来てくれなくて、どうなることかと思いながらの格闘。ビジネスの知識が疎いという引け目をもちつつも、それでも自分なりに頑張って。Day6ではフリマで売るものを回収して回って、15件のホテルや旅行会社、民家を回ったりして。予想外に多くの人が服やバッグなどをくれてびっくりしたよねー。Day7で1回目のフリマ。検証しないとわからないことがたくさんあると実感。Day8で2回目のフリマ。PDCAの効果を実感。お客様が商品を買ってくれて、泣きそうにー。そしてそのお客様、なんと「試着していいですか?」という予想外の問が来て、まさかの来店。店の奥まで行ってくれたことで、店のスタッフやマネージャーが商品宣伝をしてくれて、なんとエコ製品買ってくれた!この「まさかの導線」は、自分たちで考えるだけでは思いもつかなかった展開のはずで、興奮すら覚えたんだと思う。その後も、何度も何度もPDCAを回しながら、その度に発見があり、また改良して・・・。初日の「ワープスピード」のワークで最初は急いでも10秒だったのに、最終的には3秒くらいになったこと。それが現実でも起きるんだってことを知ってくれれば、きっと将来に役に立つはず。しょうたは今年2月のタイとカンボジアが初海外で。震えるほどに楽しく刺激的な時間だったという表現が、まさに素直で多感なしょうたらしくて。「もっといろいろな国を見てみたい!」っていうプリミティブな感性が、武者修行への参加につながったのかな。しょうたの素直な感性は、しょうたの今後を加速させるためのエンジン。「素直に感じたこと」を大事にしながら、「やりたい」って感じたことは、どんどんチャレンジしてみてほしいなー。どんどん、やっちゃって!
チーム「E4P」B2Bの営業手法の開発
エコフレンドリーショップ「Green Being」で、「インサイド&アウトサイトプロモーションD」を担ったのが、チーム「E4P」。この4人が最終的に提案した企画は「B2Bの営業手法の開発」でした。
チームメンバーである、なつほ、ゆり、まさし、さっさーという4名へのメッセージは次の通り!
■ゆり:僕が次にゆりに会うとしたら聞いてみたいのは、カンボジアの農村支援のサークルのこと。春と夏の活動があるけれど、実際の現場を見てみてどうだったのかなー?ってことに、すごく興味がある。ゆりにとって、ベトナムでの武者修行の2週間は、どんな学びにつながったのだろう? ベトナムとカンボジアという近いつながりがあって。何か感じるところがあるのかな? とか。また実際にカンボジアの農村に行った時に、ホイアンとの雰囲気の違いや人々の違いなど、いろいろ教えてほしいとも思う。ゆりは「振り返りシート」はDay1、Day2くらいしか記入していなかったから、武者修行の活動を通じて、ゆりがどんなココロの格闘をしてきたのか、そしてそれをどう整理しているのか・・・という点は僕にはわからない。でも、ゆりにはゆりなりの学びや気づきがあったはずで、どんな格闘や試練があったのか、実際にどう感じたのか、そして日本に帰ってから振り返ってみてどう感じているのか・・・を聞いてみたい気がするな。ゆりはおとなしいところがあって、でもその反面で、一度きりの人生、大きなことを成し遂げたい!世界で活躍したい!という大きな希望もあって。それは本当に素敵な想いで、ぜひいつまでも大切にしてほしい。世界の移動はますます簡単に。一方で、言語や価値観の違いがあったり格差なども厳然として存在して。そんな「障壁」となる要素があれば、少しでも取り除いていきたい。そのためのチカラになりたい。そうした意味での「橋渡し」になりたいという理想は本当に素晴らしい。でも、橋渡しになれるほどの経験や自信がなくて。自分の考えや意見をうまく伝えることにも苦手意識があって。それはカンボジアの農村支援のサークルでの話し合いでも感じることがあるんだと思う。でも、実際にホイアンに来る前に抱いていた不安と、実際に来てみてから感じた不安と、武者修行が終わってから感じる新たな不安と。同じ不安でも、その中身はみんな異なっているよね? 不安があったり自信がなかったりするからダメだというわけではなくて、同じ不安であっても中身が異なってくるんだよね。不安があるからこそ気付けることもある。自信がない中で頑張るからこそ学べることもある。チャレンジしたり、経験したりするからこそ、自然と身につくこともある。自信がなかったり、不安がなかったりしても、それゆえに得られることもある。だから不安だったり自信の無さを、逆に武器にしながら現地入りしたり体験したりしてみてほしい。とにかく様々なアクションとチャレンジを。ゆりのこれからの新たな格闘を楽しみにしています!
■まさし:まさしのことを考えると、まず真っ先に思い出すのが「実は、わたくし、帰りのチケットがございませんで・・・」(笑)って話。まさしは今回のホイアンが初めての海外体験だよね。初めての海外とは思えないような落ち着きと、微妙な落ち着きの無さ感があって。不思議だよね・・・。悪い意味で言っているのではなくて、まさしのキャラクターなんだろうね。今までの人生の中では、どのグループに属している時も「自分の名前を知らない奴は多分ニセ構成員である」と言い切れるだけの状況だったというのは、なるほどという気がするな。でも、みんなから慕われる存在で、みんなから迎え入れられる性格で、まわりに笑顔や笑いを多く与えることができるんだから・・・あえて言うけど、もっともっと自分を語ってもいいと思うよ! 効率の良いやり方とか、生産性の高い手法とか、より含蓄に富んだ発言とか、多くの人に影響を与えるようなコメントとか・・・みんな、そんなに求めていないから。そんな教科書的なことよりも、何よりもみんなが触れたいものは、まさしそのものなんだと思うなぁ。そしてみんな、まさしと交流をしたがった人たちは、僕が見ていると、みんなそう思っているんだなろうなぁ・・・って僕は見ていた。個性のない大企業を目指す必要はなくて、それよりも個性あふれる誰にも負けない零細企業を。生産性は高いけど、ただ大量生産されてくるだけの普通のものよりは、生産性が低くても「すげー、これだけのものは、ここにしか造れないよ!」っていうような個性ある逸品を。「それは、いったいどのようにしたら実現が可能となるものなのでしょうか? 容易に実現することは著しく、困難なものだと思われます」って言うかもしれないけれど、もうまさしの中にあるんだよ。だからね、自分で思ったこと、自分で感じたこと。それをそのまま、自分の言葉で外に出すだけで充分。飾る言葉もいらない。飾ったら、まさしでなくなっちゃうから。飾らないで、そのまま出してみてほしいな・・・そしてそれを続けてみてほしい。個性あふれるまさしの思いや感性は、何かで飾っちゃダメなんだよ。宝石は宝石のまま見せるべきであって、そのへんにある紙に包んで見せたら魅力が半減するのと同じ。「本品は美しく磨かれる前の原石でございますので、美しい紙を用いまして、このように包装を試みたところではございますが・・・」って言うかもしれないけれど、紙は取っちゃっていいから。原石をそのまま出すだけで良いと思う。まさしは他の人の服を着て外出するんじゃなくて、自分の服で外出したらいい。自分をそのまま出す。それを続けることをしてほしいなーって思う。おじさんのたわごとかもしれないけれど、きっとそれを続ける中で、新しいまさしの世界が見えてくると思うよー!
■さっさー:武者生を見ていると、日増しに苦しんだり焦りまくったりする人たちがいる一方で、まれに、ニヤニヤしながら「武者修行、楽しいーっ!!」っていう人がいるんだけど、さっさーはまさに珍しい後者の存在だった。最初は口数も少なくて大人しい印象だったのに、気づいてみたら・・・、いつの間にか饒舌に語りまくるさっさーがいて。それこそ「楽しくてしょうがない!」という感じのさっさーがいて、前半と後半ではまるで別人のようですらあった。本当に武者修行をフルに活かしながら、あらゆる時間で学びまくって、交流しまくって、感動しまくったという感じだったねー。何でも見てやろう、何でもやってやろう、そしてみんなと交流できることの奇跡を感じて・・・っていうスタンスは、ホントに人を惹き付けるものなんだなって、さっさーを見ていて改めて思った。「振り返りシート」を見てみても、ほとんど書きつくしていたもんね。きれいに論点を整理するチカラがあって、毎日のように学びが満載で。自分自身で学んでいくだけでなく、チームでもタームでも実践しあえるような場をつくっていきたいという意志が毎日の朝終礼の中に明確に表れていた。Day9の終礼でみんなに言ったよね。表面上だけの関係は意味がない。本当に必要としている関係の質を築くための場が必要なんだって。Day1よりもDay2で、またDay2よりもDay3でと、どんどん表情が明るくなっていったのもびっくり。それこそ、目の前の課題との格闘を楽しんでいる様子すらあった。さらには、いつの間にかさっさーが周りに大きな影響を与え始めているようにもなっていて。今まで意味がないと思っていたことを試しにやってみたら、思いも寄らない結果が出てびっくりした・・・とか、チャレンジを重ね続ける毎日。今まで大きな失敗をすることもなく、ある意味では目標通りに生きてきたけれど、でもそれは、失敗しない目標を立てて、失敗しないように生きてきただけなんじゃないかっていう心境もあって。失敗をおそれているだけで、挑戦していない気がするって。しかも今まで海外に触れ合う機会がなくて、経験してきたのは日本の中だけ。そんな中でのホイアンでの武者修行は、今までやってこなかった分をまとめてやってしまうぞ!っていう、意欲のかたまりだったんだろうなーって思う。28人での思い出があり、尊敬する仲間との貴重な出会いがあり、そんな中に自分の存在もあるということの奇跡と幸福。さっさーの素直さ、そして挑戦の意欲。本当に素晴らしいなと思う。そういった、成長を支え合い、循環していけるような関係性は今後も大事にしてほしいし、そういう関係性が世界中の人と今後も取り結ぶことができたら素敵だよね・・・。さっさーだったら、あちらこちらでそんな場作りができるんじゃないかな。これからの活動を応援しています!
日本に帰ってからも武者修行を!!
ホイアンでの武者修行は終了しました。けれどもメンバーのみんなには、引き続き成長を続けてほしいなと願っています。そしてまた、武者修行で身につけたチカラは、自分の成長に役立てるだけでなく、ぜひ周りの人たちのためにも役立てて欲しいと。
日本に帰ってからも武者修行。日本に帰ってからが、真の武者修行のスタートです。ファシリテーター無しでの新たな武者修行をスタートさせてほしいなと。プログラム1日目とは様変わりしたメンバーたち。「自信をもって、がんばれ!」と言ってあげたいです。
そして、今回の担当ファシリテーターとコーディネーターと最後の打ち上げで。ひろさん、けんごさん、ゆめちゃん。本当にありがとうございました!!
そして最後に・・・、武者修行でベトナムに長期滞在しているために、遠くから待っていてくれた妻の香織、長女の理心、そして長男の豪太に改めての感謝。
家族の応援があってこその武者修行です。そして私自身、武者修行で学んだことが、家族にも還元できていることはとてもうれしいこと。今回新たに学ばせてもらったことは、家族の幸せのためにも活かしていければと思っています。
というわけで、皆さん、本当にありがとう。
【参考】いままで担当させていただいた武者修行プログラムの記録
【参考】武者修行プログラムの2週間の活動内容は?
なお「武者修行プログラム」の詳細はこちらです。
「プログラム内容」や「武者修行で得られること」、「参加者の声」なども掲載されています。
なお、2週間プログラムの内容について、それぞれの日にちごとの概要をブログで紹介したものは次の通り。2017年春第1タームの事例です。
1日目:「キックオフ」 2日目:各チームがビジネス企画の活動をする1日目 3日目:各チームがビジネス企画の活動をする2日目 4日目:英語による中間発表、そしてチーム面談 5日目:終日OFF 6日目:ビジネス企画の活動+個人面談 7日目:ビジネス企画の活動+個人面談(2日目) 8日目:ビジネス企画の活動+ビジネス面談 9日目:ビジネス企画の活動 10日目:効果測定(1日目) 11日目:効果測定(2日目) 12日目:最終発表 13日目:クロージング・セッション |