日本の大学生向けビジネスインターン「武者修行プログラム」。ベトナムの世界遺産、ホイアンを舞台に新規事業を立ち上げる2週間のプログラムです。明日からまた新たなタームがスタートします。
私は、ビジネス面での成長を促進する役割「ビジネス・ファシリテーター」を担当していますが、私が担当するタームは今回で12回目を迎えます。今回の「2018年末第1ターム」の参加者数は20名で、合計すると実に299名に。今までの参加者たちの写真を並べてみると、いろいろな思い出がこみあげてきます。
目次
300人の大学生と触れ合うことで感じること
「武者修行プログラム」の参加者を見ていていつも痛感すること。それは、毎回毎回みんなが本当にめざましく成長するということです。みんな本当にすごいなーと、いつも驚かされています。そしてそんな彼らのそばによりそうことで、私自身もたくさんの学びを得ています。
正直な話、日本の大学生で「武者修行プログラム」に参加しない人は、とてももったいないとすら感じています。なぜなら、参加する彼らがこれを契機にさらなる飛躍をとげている事例をたくさん知っているからです。
「自信がない」と引っ込みがちだった人が前に出るようになり、自分だけの視野で世界を見ていた人が周りのことにも興味を持ち始め・・・、というぐあいにどんどん変化を遂げていくのです。「わずか2週間で変わるの?」と疑問に感じる人もいるでしょうが、実際にそのような変化が起きる現場を私は毎回の「武者修行プログラム」で体験しています。
日本の学校教育はどうなっているんだ?という思い
もっと言えば「日本の学校教育はどうなっているんだ?」と不思議に思ってもいます。この2週間合宿を体験するのは今回で12回目となるわけですが、回を重ねるごとに、そう感じるようになりました。
これ程までに高い能力をもち、これ程までに熱心に取り組むチカラがあり・・・。それなのに常に正解を探そうとし、相手に嫌われないような配慮をし、誰かに褒められるような行動をとろうとする。結果として自分が消えていって。
どんなことにも正解があり、正解をしなければ否定され、レールの上を走ることを余儀なくされる。そうした学校教育の弊害が、子どもたちを押しつぶしているのではないか。そうした思いは「武者修行プログラム」に参加させていただく度に募る一方です。
明日から「武者修行プログラム」がスタート!!
【写真:2018夏期のタームのファシリテーター陣】
というわけで、明日から新たな「武者修行プログラム」がスタートします。わずか2週間という短い期間ですが、睡眠時間を削りまくっての朝から夜までの格闘が、明日から本格的に始まることになります。
答えを求める若者たちを前にして、答えのない世界を泳ぐ楽しさを体験してもらいたいと思っています。答えを探すのではなく、自ら答えるになる生き方を選択してほしいと願っています。
せっかく与えられた人生なのだから、自分の人生は自分で開拓して全うすべきだと考えます。そんな彼らの成長を支援するために、我々ファシリテーターができることは限られています。
人は「育てる」ものではなく「育つ」もの
人は育てるものではなく育つもの。だから、何らかの正解を教え込むのではなく、彼らが自ら起き上がることを促したい。そう考えています。
私たちはファシリテーターであって、ティーチャーではありません。自分たちで学び取り、自分たちでつかんだ学びこそが、本当の成長源になるのだと信じています。わたしたちは、そのためのちょっとした後押しができればなと。
ついに明日から2週間の格闘が始まります。私もまた、精一杯に奮闘します!
ビジネスインターン「武者修行プログラム」とは?
なお「武者修行プログラム」の詳細については本ブログの「ベトナム武者修行プログラム」チャンネルでご紹介しています。ぜひご覧ください。
【参考】「武者修行プログラム」の2018年末第1タームに関するブログ記事はこちらです。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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