インドネシアさくら祭り|若者たちの日本語メッセージの強烈な純粋さ

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今回は、ジャカルタで開催されたイベント「さくら祭」で感動した経験をブログに。

赤ちゃんの行動を見た時に、多くの人が笑顔になったり、惹きつけられたりするのは、きっと、その「純真さ」にあるのではないか。

私はそう思っています。

でも、それは「赤ちゃん」に限ったことではありませんね。
何かに純粋になっている姿。何かに集中して、真剣に事にあたっている姿。そして、心の底から一心不乱に取り組んでいる姿。

赤ちゃんではなく、子供だったり、大人だったり、はたまた、お年を召した高齢者の方たちであっても、それは同じことではないかなと。

今回、インドネシアの若者たちが日本語で書いた、直筆のメッセージを見る機会があり、そんなことを感じたので、紹介したいと思います。彼らのメッセージが発信する「純真さ」は強烈でした。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:掲示板に思いの丈をつづるインドネシアの若者たち】


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昨日まで、ジャカルタ東部にある工業団地、チカラン(Cikarang)を訪れていました。昨日と一昨日の2日間、「日本好き」が集まる日本祭イベント、「さくら祭」が開催されていたためです。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「さくら祭2017」の会場入口】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【画像:「さくら祭」の案内パンフレット】

場所は、「Maxxbox Orange County」という場所。

1年に1回開催されているイベントで、以前から関心をもっていました。

ブログ冒頭の写真のように、思いの丈を自由に書ける大きな掲示板が設置してあったり、七夕に飾る短冊に、自由に願い事を書くこともできて。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:短冊に書いたものをくくりつける女性】

日本では、イベント等で、よく見る光景ですよね。ごくごく当たり前ですらある光景。でも・・・、どうしてなのでしょうか。見ていて、とっても心動かされたのです。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「日本へ行きたいんです」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「日本語能力試験N2 合格するように」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:こい人と来たい(恋人と来たい)】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「日本え行たいです」(「す」の形が惜しい!)】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「日本へ行くよえいです。山口にすむよていです」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「8月ににほんへいきたい」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「ここに来てよかっただぞ!」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「来年、日本へ行こう!」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「大好きな人と結婚したいです」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:早く彼女できるように(これは日本人が書いたものかな?】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:「おかねもちになりたーい」】

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:現地の若者が書いた「かぞくのためにしぬまでがんばります」のメッセージ】

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いかがでしょうか?

これを見て興奮しているのは、もしかして私だけですかね?
なぜか、とーっても胸を打たれるものがあったのです。

冷静に考えてみれば、単なる普通の文章でしかありません。
何か特別なことが書いてあるわけでもありません。

技巧に凝った名文があるわけでもなく、
そこにあるのは、一生懸命に習った日本語を使って、
素直に思う心情を、精一杯の表現で書いたもの。
宿題でもなく、書かされたというわけでもなく、
書いても良いし、書かなくてもいいし。
そんな中でも、あえて書きたかった思い。

しかも、外国語である日本語を使って。

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大人になって、次第に年を重ねる中、
こうした「純粋さ」は、絶対に失ってはならないなと、
彼らのメッセージを見ていて、心の底から思いました。

インドネシア語を母国語とする人たちが、
一生懸命に習った言語を使って、書きつける。

そこには、何というべきか・・・、
「汚れてしまった技巧」が無いんですよね。

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素直な思いの吐露。
しがらみのない、心の底からの感情を
借り物の言葉ではなく、
お決まりの表現で着飾るのでもなく。

本当に素敵だし、
人の心を動かす力があるなと。

さきほど紹介したメッセージの一つ、
「かぞくのためにしぬまでがんばります」。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ

こんなに直裁的にズバリと表現できるなんて。

もっともそれは、単に「日本語能力の問題」があって、
結果としてそのような表現になってしまっている・・・
というだけなのかもしれません。

でも、こんな古い日本男児のようなメッセージ。
伝わる純真さが違うな・・・と感じました。

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「なにまた、真面目くさっているの?」と思う人もいるでしょう、

でも「人生は有限」で、
それを思えば、残り人生を、一生懸命に、
素直な心で、一心不乱に駆け抜けること。

それほど格好いいことは無いと私は思うのです。

だからこそ、こういう素直な感情の発露は、
人の心を動かすんだろうなと。

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おそらくですが・・・、

上に掲げた写真をご覧になって、
どことなく、心動かされたという方は意外といると思うのです。

その「気持ちの動き」があったとしたら、
それはぜひとも大事にすべきものではないか。

そしてその「気持の動き」に基いて、
何らかの思いを書き出してみたり、
日々の行動につなげていくこと。

それが皆さん自身の人生を、さらに良いものに変えていくことすら
ありえると思うのです。

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素直な気持ちで一生懸命に残り人生を走り抜けたい。
それはかっこ悪いことではなくて、かっこいいことなんだと。

そんな思いで生きる人たちと、一緒になって生きること。
それこそが、「幸せ」というものを構成する、一つの大事な要素なのではないか。

彼らのメッセージを見つめていると、そんなふうに私は思います。皆さんは、どのように思われたでしょうか? この些細なブログ記事が、皆様にも何らかの刺激になればと願っています。

「桜祭り2017」でインドネシアの若者が日本語で書いたメッセージ【写真:願いが叶いますように!】

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サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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