栄光のマジャパヒト王国|復元船がインドネシアから日本へ出航へ!

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インドネシアには、「栄光のマジャパヒト」という言葉があります。かつてインドネシアのジャワ中部、東部に存在した、マジャパヒト王国(Majapahit)のことです。

ジャワ島にあったインドネシア最後のヒンドゥー教の王国で、1290年代から1500年前後まで栄えたとされています。インドネシア全土だけでなく、マレー半島まで支配したとの説もあり、その栄華を「栄光のマジャパヒト」と呼んだりします。

そのマジャパヒト王国。かつては船で、なんと日本に向けて出発し、日本との間に相互の交流をしていたという仮説があるそうです。そして、その復元プロジェクトが始まりました。今回は、その取り組みをご紹介します。




マジャパヒト王国と日本が相互に交流していた!

そんな古い時代に日本と相互に交流? いま、当時のマジャパヒト古代船を復元させ、実際にインドネシアから日本へ向けて出航する・・・。そんなロマンあふれるチャレンジが、まさに今月、実際に行われようとしています。

これ、本当にすごいことですよね。このプロジェクトには「日本マジャパヒト協会」(Japan Majapahit Association)が関わっており、釘を使わないという当時の技術でそのまま木造船を復元しているとのこと。復元船の名前は「スピリット・マジャパヒト号」です。

「先人の足跡をたどる:マジャパヒト船がインドネシアから日本に向けて出航へ」とのKompas記事より【画像:「先人の足跡をたどる:マジャパヒト船がインドネシアから日本に向けて出航へ」
とのKompas記事より】

「先人の足跡をたどる:マジャパヒト船がインドネシアから日本に向けて出航へ」

実は私の知人がプロジェクトに関わっているのですが、この1月に、インドネシアの有力メディア「Kompas」でも、次のように取り上げられていました。

「先人の足跡をたどる:マジャパヒト船がインドネシアから日本に向けて出航へ」
Napak Tilas, Kapal Majapahit Akan Berlayar dari Indonesia ke Jepang – Kompas.com(20 Januari 2016)

と題する記事で、内容は次の通りです。

マジャパヒトの魂という船(スピリット・マジャパヒト号)が、来る3月にブリトゥン海に寄った後、続けて日本へ航海することになる予定だ。この船は、バタムに向かった後、タイや台湾を経て日本に向かうことになる。

「マジャパヒト王朝が日本に向けて航海した足跡をたどるためです」

マジャパヒト愛好家団体の代表である Sumarwoto氏は1月19日、ジャカルタの観光省のあるSapta Pesonaビルにおいて、今回のマジャパヒト船をつくった人たちや、観光大臣のArief Yahya 氏と共に語った。

彼が語るところによると、航海を予定しているルートは、バリ、パティ、スラバヤ、ジャカルタ、ブリトゥン、バタム、ホーチミン、香港、台湾、そして日本に向かう。沖縄、鹿児島、鎌倉、そして東京だ。

Sumarwoto氏によれば、この船の航路を経て、3ヶ月半でゴールまでたどり着く予定だ。5月中旬に到着することが想定されている。

この「スピリット・マジャパヒト号」号の航海が行われる理由は、日本とマジャパヒトの間の歴史に関係している。日本マジャパヒト協会、事務局長の高城芳秋さんによれば、マジャパヒトの航路は、日本における様々な証拠によって、すでに証明されている。

「マジャパヒトは、15世紀に日本に到達したことがあるのです。沖縄には文書とクリス(ジャワ伝統の短剣)があります。これが示していることは、マジャパヒトと日本の間にすでに外交関係があったということです」と説明する。

この船は、ブリトゥン海において3月9日に起きる完全日食をよりにぎやかなものとするだろう。このマジャパヒト船には、その完全日食イベントにおいて、国内外の研究者や新聞記者、学生を乗せる予定だ。

「スピリット・マジャパヒト号」号は、スメネップ出身の15人の技師によって、スロペン海岸にで建造された。長さ20メートル、幅4.3メートル、高さ6メートルの木造船だ。この船は、2010年と2011年にすでに日本への航海に挑戦したものの、台風と津波の影響によって失敗している。

マジャパヒト復元船は、すでにバリ島からジャカルタへ

バリ島

本プロジェクトに関わっている知人によれば、復元船「スピリット・マジャパヒト号」はすでにバリ島を出港し、現在ジャカルタに向かっているところだと言います。

マジャパヒト王朝時代の船については、実はあまり記録が残っていないようです。様々な文献や、残された記録などに基いて、推測なども加えた上で建造されたのが、今回の船とのこと。

2010年と2011年のリベンジを!

実際に船を復元するというだけでも、ワクワクするようなプロジェクトですが、こうして実際にマジャパヒト船が日本に向かい、仮説とされる過去の歴史をもう一度たどってみる・・・。

実にロマンあふれる野心的なプロジェクトだと思いませんか?

2010年と2011年に失敗している過去があり、まさに今回はそのリベンジとも言える挑戦。メディア等でも注目が集まっているようで、「今回こそ、ぜひとも成功して欲しい!」と、強く願わずにはいられません。

なお、2010年の進水式の様子は、こちらです。プロジェクトの雰囲気が伝わってくる映像です。

■The Sprit of Majapahit マジャパヒト号進水式

このマジャパヒト船の話、続報があり次第、またご紹介させていただきます!

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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