個人で会社を買う方法|2つの事業買収を経験した私が語る「探し方」

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「会社を買う」ということを考えたことはありますか?「買収」と聞くと、大企業による高額なM&Aがイメージされがちですが、中小企業や零細企業など、より少額となるような売買も行われています。1000万円前後の規模だったり、もっといえば数百万円という金額で会社が売買されるケースもあるのです。

いま「個人で会社を買う」という検討をする人が出てきています。そこで実際に2つの事業買収を経験した私が、会社の探し方や見つけ方についてまとめました。また最近では無料で登録できるウェブサービスも現れています。本記事では「ビズリーチ・サクシード」や「スピードM&A」等の詳細もご紹介します。

なお「個人で会社を買う」という表現をしていますが「小さな会社を買う」と読み替えてもらっても構いません。




M&Aで会社を買うことのメリット

個人で会社を買う方法

私自身、すでにブログで書いていることですが、かつて2つの事業買収を手がけたことがあります。正確には「会社をまるごと買う」ではなくて、「会社の中の1事業を切り分けて買った」ということになります。いずれも1000万円前後の金額で取得をしました。

「事業を買う」というのは実に不思議なもので、買ったその瞬間からビジネスが手に入ります。黒字事業であれば、売上があがり、利益が出ている状態のものが瞬時にして手に入ってしまうのです。

皆さん、ぜひ「会社を創業する」ということを考えてみて下さい。ビジネスプランづくりから、資金集め、一緒に手伝ってくれる協力者を集め・・・と、途方もない準備が必要です。もちろんビジネスピランをつくるところからして大変なこと。

新しいものを生み出す=「ゼロからイチをつくる」ということは、すでにあるものを改善する=「イチを十にする」こととは、また別の苦しみがあるのです。

でも「会社を買う」では、それらの諸準備を一足飛びにして乗り越えてしまう。稼働中のものが、取引先のネットワークも、お客様のネットワークも、その他さまざまなものが一瞬にして自分のものになってしまう・・・。会社を買うということは、実に大きなメリットがあります。(もちろん後述のとおり、課題もあります)

「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という書籍

「会社を買う」ということ自体は昔から行われていること。でも「300万円とか500万円というような金額でも会社が買えるんですよ」「個人でも企業買収を検討してみては?」と提唱したのが2018年4月に出版された書籍「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」でした。

副題に「人生100年時代の個人M&A入門」とあるように、サラリーマンの人生設計の一環として「事業買収」という選択肢を示しているのが特徴です。「起業をしなくても会社の経営者やオーナーになれる」「新たな人生の選択肢ができた」など、大きな反響を呼びました。詳しくはこちらをどうぞ。

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【M&A体験談】「事業を買う」ことを具体的に検討し始めたきっかけ

私が「事業を買う」という道を進んだきっかけは、知人との何気ない会話がスタートでした。「どうやらA社が、事業の1つを売却したがっているらしい」と。私は普通の会話として「へぇ・・・」と聞き流していました。

興味本位で詳細を聞いてみると「できるだけ早く売りたいらしい」と。だから、うまく交渉すれば安価に手に入れることもできそうだ・・・という話に。

そこで思ったのです。「あ、もしかして自分が買い手として名乗りあげるのも面白いかも」と。今まで事業を買うなんて考えもしなかった私が「事業を買う」という可能性を考えたとたん、「面白いかもしれない!」と思うようになりました。

お金さえ用意できれば、事業がまるごと手に入る! なんてワクワクするような話なんだろうと思いました。しかもその事業は私の持つノウハウが活かせる事業だったのです。

会社を買うか事業を買うか。私が取り組んだ3つの方法と探し方

会社を買う チェックリスト

それから私は「会社を買う」という魅力に目覚め、情報を集め始めました。当時はまだ「小規模な事業買収」が知られていない時代。書店で本や雑誌を探してみても、多くは規模の大きな事業買収ばかり。

「数百万円で会社を買う!」という前提での解説本は見つからなかった時代です。まさに手探りで探していくような時期でしたが、そんな中で会社を探すためにやったことは次のとおりです。

  1. 知人のツテをたどる
  2. ネットで探す
  3. M&A仲介会社にアプローチする

最近では(2)と(3)の合わせ技として、オンライン上で無料の会員登録をすると、会社の売買情報にアプローチできるという、ウェブ上のM&Aサイトも。「会社を売却したい」という案件の一覧を見ることができるWEB上のプラットフォームもあります。これも含め、それぞれ順番にお話しします。

会社の探し方(1)知人のツテをたどる

個人で会社を買う方法 知人のツテをたどる

まずは会社経営に詳しい知人のツテをたどることにしました。具体的には中小企業やベンチャー企業の経営者たちです。小さな会社や小さな事業について「買って手に入れる」ことに関心があるということを伝えました。

ごくごく親しい人たちだけにアプローチしただけですが、みんな面白がってくれて「関連の情報があれば、すぐに伝えるよ」ということに。

前述の通り、最初に「会社を買う」ということに目覚めたケースは、知人からもたらされた何気ない情報がきっかけでした。だから知人のツテをたどることから始めたのです。

たしかに時間がかかる方法です。いつ情報が来るかもわからず、どんな話が来るかもわからず・・・。でも、声をかけないことには情報すら来ない。でも声をかけておくと、いざという時に話が来るようになります。自分にとってキーマンとなる人をみつけて声をかけておく。これはオススメです。

当時はまだ「小規模な事業買収」が知られていない時代で、思い返せば、これより数年前、別の知人からこんな話もありました。「うちの会社の事業のひとつ、もう面倒だからしめちゃおうと思っているんだけど、もし興味があったら無料で譲ろうか?」って。その頃の私は「事業を買う」ということが念頭になかったので断ってしまったのですが、今となっては「チャレンジしてみたら良かったのに!」と後悔しています。「知人のツテをたどる」というのは、意外とあなどれない方法ですよ。

会社の探し方(2)ネットで探す

個人で会社を買う方法 ネットで探す

書店に行って書籍や雑誌を探してみても、小規模M&Aに関するテーマが見つからない時代。情報を探すとなれば、知人のツテをたどるしかなく、他にできる方法は・・・と考えた時に思いついたのは「ネットで探す」ということ。とにかく情報が少ない時代だったので、できることが限られていました。

ネットで検索しまくりました。「会社を買う」で検索しても、出てくるのはM&A仲介会社の情報だったり、もっと高額のM&A案件にまつわる話だったり。もちろん、具体的な「売り物情報」なんて出てきません。

一生懸命に探してみましたが、もちろん、大手メディアの記事が出てくることはありません。出てくるとしたら「休眠会社を売ります」とか「売りものの宗教法人一覧」とか、あやしそうなサイトが・・・。なかなかいい情報にはめぐり会えませんでした。

ただ、「ウェブサイトの売買仲介」をうたうサイトが出始めた頃で、登録して情報を得る中で、自分なりに考えるきっかけを与えてくれるところはありました。

会社の探し方(3)M&A仲介会社にアプローチする

個人で会社を買う方法 ミーティング

知人のツテをたどる。ネットで探す。他にできることは・・・と思って取り組んだのは、M&A仲介会社にアプローチするということでした。

ネットから問い合わせをして、担当者からメールをいただいて。実際に訪問して面談させていただいたこともあったように記憶しています。ただどうしても、金額の小さなM&A案件がほとんど無いような状況でした。また、小さな案件を取り扱っても仲介手数料は小さい・・・となれば、動きもそれなりになりますよね。

なので、M&A仲介会社にアプローチするという方法は、敷居の高さだけが感じられて、私はあまり積極的にはなれませんでした。

M&A対象の会社や事業を探すには、いろいろな方法と手段を駆使すべき

「買収」というと、「M&A仲介会社」が間に入るものだと思われがちですが、中小企業に関して言えば、専門の仲介機関が間に入るケースはそう多くありません。

中小企業庁が毎年5月に発表する「中小企業白書」の2018年バージョンを見ると、「M&Aの相手先を見付けたきっかけ」というデータがあります。それによると「専門仲介機関」という回答は、42.3パーセントのうちの16.6パーセント、つまり全体の7パーセント程度しかありません。

中小企業白書2018 M&Aの相手先を見付けたきっかけ
【グラフ】「中小企業白書2018」の「M&Aの相手先を見付けたきっかけ」より

もちろんM&A仲介会社がダメだと言いたいわけではありません。でも本当に良い案件を探そうと思うなら、情報網は幅広くとるべきです。M&A仲介会社だけに頼るのではなく、いろいろな手段を駆使して探すべきだと私は考えています。

というわけで、

  1. 知人のツテをたどる
  2. ネットで探す
  3. M&A仲介会社にアプローチする

というのが、会社を探すために私がやったことです。

M&Aで「会社を買う」ということが身近になってきた!!

でも今は本当に恵まれているな・・・と思います。なぜかというと、私が2つの事業を買った時代に比べれば、はるかに多くの情報がとびかっているからです。

冒頭で紹介した「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という本もあれば、関連するテーマを扱った雑誌記事もあり。

廃業予備軍127万社の衝撃|中小企業の事業継承と後継者問題の処方箋
「6割以上の経営者が70歳を越え、半数の企業で後継者不在」 こんな衝撃的な内容を取り扱っているのが、『週刊ダイヤモンド』1月27日号の...

ネットで検索しても、良質な情報記事や考察ブログなどが出てきます。中小零細企業を専門にしたM&A仲介会社も誕生し、はるかに情報取得がたやすくなってきた印象です。

今は時代環境も変わり、むかしと違って「会社を売る」ということにつきまとっていたマイナスイメージもなくなりつつあります。事業承継の手段として、昔は跡継ぎが見つからなければ「会社を閉じる」という選択をするところもありましたが、最近では「売却」を選択肢に加えるケースも増えているようです。

また、若くして創業した方が、いったん事業を売却し、また再度新たにスタートする・・・というケースもありますね。本当に恵まれた時代です。一方で、情報があふれているがゆえに事業取得のための競争も上がってくるはずで、それについてはデメリットと言えるかもしれません。

中小零細の買収対象企業や事業を探す!オススメの方法は?

いろいろな方法を試してみる

そんな時代にあって、中小零細の会社や事業を買うという場合、どんな方法がオススメなの?という話になりますが、

  1. 知人のツテをたどる
  2. ネットで探す
  3. M&A仲介会社にアプローチする

これは全部やった方が良いと思います。私の時代は(2)も(3)もイマイチでしたが、時代環境が変わってきて、はるかに得られる情報が多いはずです。できることは全部チャレンジした方が良いと思います。

(1)については、より具体的に言うと、できれば中小企業の経営者か役員クラス、会計士や税理士、FP(ファイナンシャル・プランナー)。金融機関にお勤めの知人だったり・・・。

また、地元の商工会議所に訪れてみるというのも一つの方法です。商工会議所では地元の中小企業のパートナー的に動いているところもあり、また商工会議所が運営する「事業引継ぎセンター」では事業承継の後継者探しの観点から、思わぬM&A案件にたどりつけることもあるかもしれません。

会社売却のM&A案件がチェックできるWEB上のプラットフォームも

さらには、最近では(2)と(3)の合わせ技として、オンライン上で無料の会員登録をすると、会社の売買情報にアプローチできるというサービスも出てきています。ウェブ上のM&Aサイトです。無料でできることも多いです。将来の可能性を広げるためにも、ぜひ登録して学習してみてはいかがでしょうか。

M&Aプラットフォーム、TRANBI(トランビ)

まず1つ目にご紹介するのが、事業承継・M&Aプラットフォーム「TRANBI(トランビ)」です。2011年7月にスタートしたM&Aプラットフォームで、会社や事業を譲りたい人(売り手)と、引き受けたい人(買い手)をインターネット上でマッチングするウェブサービスになります。

中小企業のM&Aが非常に少ない背景として、M&Aの仲介手数料が非常に小さい点にあると気づいた創業者が、「ネットを活用してコストダウンすれば中小企業のM&Aが活性化するはず!ということから誕生したようです。

2019年1月にはユーザー数が20,000人を突破。2019年2月にはマッチング数で10,000件を突破するまでの規模になっています。数億円以上の規模の会社のM&Aから、数百万円程度のウェブサイトの売買まで、案件は多岐に広がっているとしています。

「買い手」としては、成約するまで手数料が無料、新着案件がメールで届くとシンプルで、常時1000件以上の案件数があるというのが特徴です。料金は、サイト利用料、マッチング、交渉メッセージのすべてが無料。成約時かかる成約金額の3%のみで、完全成功報酬制となっています。

2019年1月現在では、1つの案件に対して平均10日以内に平均11社の買い手からの申込が届く状況のようで、活発な状況がうかがえます。

M&Aプラットフォーム、Batonz(バトンズ)

2つ目にご紹介するのが、国内最大級のM&A・事業承継マッチングプラットフォーム「Batonz(バトンズ)」です。

2018年10月にスタートしたM&Aマッチングサービス「&Biz」が前身で、2019年6月末時点の会員数は28,000人。譲渡案件の掲載数は1000件を超え、成約した案件の数は200件を超えているようです。国内最大級のネットマッチングプラットフォームと言われています。

「誰でもどこでも簡単に自由にM&Aが出来る社会を実現する」という企業理念をもつ会社で、母体は東証一部企業で知られる株式会社日本M&Aセンターです。私自身も、何度か同社を訪問させていただいたことがあります。提携企業数も多く、規模でも信頼度でも抜群と言えるでしょう。

「会社を買いたい」人は、ユーザー登録をすることで「売り情報」の新着情報が得られるだけでなく、オンライン上のマッチングも無料でできるという仕組みになっています。100万円台からの小規模M&A案件があり、「会社を買う」というかたちで、わずか数か月でスピード起業を果たしたという実績もあるそうです。また、交渉可能な案件も、常時500件程度はあるとのことでした。

また逆に「会社を売りたい」「跡継ぎを探したい」という人も、ユーザー登録をすることで、購入希望者とのマッチングに進むことが可能になります。業績が悪い会社の場合、「うちのような会社では、誰も引き受けてくれないのではないか?」と心配する経営者も多いでしょうが、赤字企業や債務超過であっても成約できた実績もあるそうです。

M&Aのマッチングプラットフォーム+仲介の、スピードM&A

スピードM&A

3つ目にご紹介するのは、マッチングサイトとM&A仲介という2つのサービスが統合した形のハイブリッド型M&Aプラットフォーム「スピードM&A」です。

今まで紹介した2つのサービスに比べると後発で、2018年11月創業の株式会社スピードM&Aが運営しています。本サイトも「買い手」と「売り手」の双方が、無料で会員登録することができるようになっています。

規模や業種を問わずあらゆる案件が取り扱われており、現在のところでは、譲渡価格で100万円未満から30億円規模の案件までが扱われているようです。

新しい後発のサイトですが、より幅広く売り事業の情報を探したいという方や、より広い可能性をもとめて売却の相談をしたいという企業であれば、登録をしてみてはいかがでしょうか。

購入希望の側であれば、希望すれば非公開案件の紹介や、仲介業務の案内も受けることができるようです。また売却希望の側であれば、毎月10社限定で無料の企業価値算定も実施されているようです。



テレビCMで有名なビズリーチ社のビズリーチ・サクシード

ビズリーチ・サクシード M&A

4つ目に紹介するのは、テレビCMでも有名なビズリーチが運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」です。

サイトの規模は日本最大級で、売り手企業様(譲渡案件)は常時2,300案件、買い手企業は5,100社が登録しているという状況です。

「ビズリーチ・サクシード」が同類サービスと異なるのは、質の維持にこだわっているという点です。

まず、売却情報は外部に非公開となっています。「当たり前でしょう?」と感じるかもしれませんが、プラットフォームによっては一部の情報に限定して公開しているところがあります。Google検索にも引っかかる可能性があるという状態です。

それに対して「ビズリーチ・サクシード」は登録ユーザーにしか情報を開示しないという設計です。Google検索で引っかかることがなく、「会員登録しないと得られない情報」が集まっているということです。

また、買い手は法人に限定されており、個人では会員登録ができません。一定の審査を通過した企業でないと会員になれないという制度のため、売り手企業としては、より安心して情報を開示しやすくなるという傾向があるようです。

なお買い手として登録する場合、通常プランであれば「成約時のみ手数料発生」となっています。しかし月々利用料が発生する有料プランもあり、それだけ真剣に売り手企業を探している会員企業があるということです。この点も、売り手としては安心材料になりますよね。

こうした結果「ビズリーチ・サクシード」には良質な案件が集まりやすくなるのではないでしょうか。



中小企業M&Aに特化したマッチングと交渉支援、M&Aナビ

続いては5つ目です。M&Aのマッチングから、M&Aの契約締結作業までを一貫してオンラインで行うというのが、株式会社ALIVAL(アライバル)が運営する「M&Aナビ」です。会員登録は無料です。

2018年12月にスタートしたサービスです。個人投資家やM&A未経験者を丁寧にサポートするところに特徴があり、同社によれば「これまで転職か起業しかなかったキャリアに「自ら会社を買って経営者になる」という選択肢を確立したい」としています。

また、2020年4月からは「M&Aサポートプログラム」をスタート。内容は、M&Aによる事業買収を支援する教育プログラムです。これを受講した上で「M&Aナビ」を経由して事業買収を行った場合、支払済みの受講料金が成約時の手数料に充当されるようになっています。初心者をサポートしたいという同社ならではのこだわりと言えそうです。

中小企業に強いM&A仲介会社、FUNDBOOK

また、M&A仲介会社は増えているようで、中小企業のM&A仲介に強みをもつという会社も表れています。そのひとつが株式会社FUNDBOOK(ファンドブック)が運営するサービスです。

こちらも「会社を売却したい」という案件の一覧を見ることができるWEB上のプラットフォームになっています。

会社を買いたいなら、ぜひ無料サービスに登録しよう

戦略を練る

こうしたM&Aサービスは、他にもいくつかありますが、無料で登録をすることが可能なので、中小企業の買収に少しでも関心のある方は、ぜひ登録をされてみると良いと思います。

私自身、2件の買収をしてことがありますが、こうしたサイトから情報を得る中で得られたノウハウや情報も多かったです。今後もこうしたサービスは増えていくことが予想されます。また見つけ次第、こちらに追記していきたいと思います。

M&Aで「少額で会社を買う」ことは本当に可能なのか?

事業は人で成り立っている

「個人で会社を買う」ということについては「本当にそんなことができるの?」という声があることも事実です。以下のブログでも書きましたが、そんなに簡単にできることでもありません。それなりにリスクもあり、必要な経験やノウハウもあります。

2つの事業買収を経験した私が「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」を読んでみた
今回ご紹介するのは「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」という本。副題に「人生100年時代の個人M&A入門」とあるように、サラ...

そもそも「事業」は人で成り立っているものであり、ただお金を入れれば利回りが発生する・・・という「投資商品」とは異なるものです。まさに「経営する」ということですから、泥臭い人間模様もあるわけです。中小企業の場合はなおさらで、それこそ小さな会社ならではの問題も。大企業のサラリーマンでは経験できないような世界があり、それなりの経験や胆力が求められる場面もたくさんあるはずです。

そのあたりについては、また機会をみつけてブログにまとめてみたいと思います。今回のブログでは、「会社を買う」という場合の案件の探し方、見つけ方について、私の経験をまじえてお伝えさせていただきました。何らかのお役に立てれば幸いです。

なお、近年のM&A案件の急増は、一時的なブームを超えて、本格的な時代の転換点を告げるものだと感じています。こちらもどうぞ。

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