日本最大の読書会「猫町倶楽部」年間180回、平均50人で延べ9,000人が参加とは!

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「東洋経済オンライン」に興味深い記事が載っていました。

カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密

年間180回も開かれ、1回につき平均50人、延べ9,000人が参加しているとのこと。
こんな大規模な読書会が継続的に行われているとは、びっくりです。
私はインドネシアで暮らしているため、
こういうイベントへの参加が容易ではありません。
「日本へ一時帰国する際にはぜひ参加してみたい!」と思い、
さっそく問い合わせをしてみましたよ。

「猫町倶楽部」のホームページ【画像:「猫町倶楽部」のホームページより】


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今回のブログは「行ってきましたよ!」というような、
いわゆる「参加レポート」ではありません。
世の中には、いろいろな「勉強会」があって、
「セミナー」だったり、「自己啓発の集まり」なども様々。
そんな中で、日本最大の読書会「猫町倶楽部」についての記事を読み、
同団体のウェブを読み込むことで、私は強く興味を惹かれました。
このブログの読者の皆様にも興味のある方がいると感じたので、
ご紹介しようと思い、まとめてみた次第です。
後日、実際に参加することができた際には、
また参加レポートを書いてみたいと思っています。
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「東洋経済」から引用すると・・・、

カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密 | 晩婚さんいらっしゃい! | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
猫町倶楽部は10年以上続く日本最大の読書会であり、現在は東京と名古屋を中心に全国各地の都市で毎月開催されている。参加費は少額で、参加条件は「課題本を読んでくる」ことのみ。年間180回も開かれ、1回につき平均50人、延べ9000人が参加している。すごい規模だ。本のジャンルはベストセラー小説からビジネス書まで多岐にわたる。

いわゆる「読書会」には、様々なものがあり、
同士で小さく運営されているところがほとんどですよね。
それに対して、これだけの規模で展開されていて、
しかも、継続的な参加が起きているというのは本当に驚き。
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何か秘密があるに違いないと思い、
実際に「猫町倶楽部」のウェブを読み込んでみました。
「なるほど、だからこの読書会はうまくいっているんだろうな!」と思ったのが、
その運営の仕組み。

よくあるご質問 | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
ファシリテーターって何ですか?
読書会の各グループのディスカッションを取り仕切る司会進行役のような存在です。グループの参加者一人ひとりが、楽しく、落ち着いて発言できるような雰囲気を作り出したり、バランスよく発言を促したり、時間を管理したりつつ、読書会を楽しく、有意義なものために奮闘するボランティアの方です。

よくあるご質問 | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
人前で話したりするのが苦手で、少し不安です。大丈夫でしょうか?
はい、大丈夫です。猫町倶楽部の読書会では、自分以外の参加者の発言や考えを否定したり、自説の正しさを論証しようとしたりするようなスタンスの方の参加をご遠慮いただいています。
実際、今のところそのような方はいらっしゃいません。もし今後いたとしても、グループごとの経験をつんだファシリテーターやリピーターの参加者の方々がたしなめるなどして、誰でも楽しく、リラックスして発言できる雰囲気を守ってくれます。

よくあるご質問 | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
友達と同じグループにしてもらえますか?
グループ分けは運営側でさせていただいています。これは、メンバーの参加回数などがグループごとに偏ったりしないようにという理由や、毎回、なるべく新しい人との交流が生まれるように、との考え方からです。3回くらい続けて参加していただけると、このやり方の良さを分かっていただけると思います。

この「ファシリテーター」という存在や「グループ分け」という仕組み。
これがあるか無いかで、大きく違ってくるんだろうなと。
実際に私自身が、日本の学生向けのビジネスインターン、
海外ビジネス武者修行プログラム」のベトナム2週間合宿で、
「ビジネス・ファシリテーター」をつとめているのですが、
これがあるとないのとでは参加者の満足度は
だいぶ異なってくるだろうなということは、いつも実感します。
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また、「質」へのこだわりも大きなポイントになっているようです。

読書会について | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
読みやすく簡単な本を選べば参加者の数をもっと簡単に増やせるのですが、選定する課題本の質やレベルを落とさない、妥協しない姿勢を通してきています。「一人ではちょっと手が伸びない、でも読んでおきたい」、というような、読み通すのはハードであっても必ずそれ以上の価値があると思える本を選んでいます。

読書会について | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
この読書会の第一義は、より良い仕事や充実した社会生活のための「勉強」や「スキルアップ」です。「人との交流」や「出会い」のみを目的とした場ではありません。しかし「同じ課題本を、勉強会の当日までに読み終えてくる」というハードルを乗り越えてきた意欲の高い仲間との交流は、何にも代えがたい喜びがあることもまた事実です。

今回の東洋経済の記事は、
「カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密」という題名をつけていて、
あたかも「出会いのきっかけ」としての主眼になりがちなタイトル。
でも、インタビューをよく読んでみると、

カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密 | 晩婚さんいらっしゃい! | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
猫町倶楽部は参加条件として課題本を必ず読んでくることを掲げています。だから、不純な動機だけで続けて参加することは難しいのです。逆に、ちゃんと課題本を読んで毎月参加していれば、気の合う友達が必ずできます。
読書会のいいところは、みんなが同じ本を読んでいるので共通の話題を探す過程をショートカットできることです。すぐに会話が始まり、いくらでも続きます。読書会に参加して、初対面の人と軽々と話をしている自分に驚いて帰っていく人が少なくありません。

との代表の弁。
「猫町倶楽部」のウェブを読み込んでみても、
あくまでも「質」へのこだわりが感じられ、
「カップルが続々誕生、日本最大読書会の秘密」は、若干ミスリードなのではないかなと。
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私自身、日本に住んでいる頃は、
こうした勉強会やセミナー等の活動に、いろいろ顔を出してきました。
私の経験を言えば、以前、似たようなかたちで、
「成長縁大学」という勉強会を運営していたこともあるのですが、
実際に運営をしてみると、意外と大変なことも多いです。
でも、うまくいっているところと、そうでないところを比べると、
やはり代表者やスタッフがどれだけの理念をもち、かつ、
どれだけしっかりした運営がなされているかが重要なんですよね。
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私はインドネシアに住んでいるため、
一時帰国するタイミングに合わせる必要があるのが難点。
でも、うまく機会があう際には、
ぜひ行ってみたいと思っています。
実際に参加できたら、また本ブログで
ご報告します。
興味のある方は、ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか?

読書会について | 猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-
読んだ課題本を持参した参加者は、指定の会場に夜6時半?7時を目処に集合します。参加人数は課題本によりますが、名古屋であれば30?60人。東京では毎回100人以上が参加します。
会場入り口で受付を済ませると同時に、自分が入るチームを確認します(ディスカッションは10人弱くらいづつのチームに分かれて行います)。
各チームのファシリテーターが司会進行役を務め、メンバーがそれぞれ簡単に自己紹介するところからスタート。そこから2時間強、ノンストップで課題本についてディスカッションします(途中、席を立つことは自由ですが、ほとんどの方は席を立ちません)。
読んだ感想や特に刺激をうけた点などを順番にアウトプット(発表)していき、チームのメンバーひとり一人のアウトプットに対して、質疑や討論のキャッチボールを終了時間まで行います。
毎回、ディスカッションは終始和やかな雰囲気で進み、会場には笑い声も多く上がりますが、参加者はそれぞれ真剣に議論に臨みます。明るく楽しい雰囲気の中、中身の濃い議論が繰り広げられ、刺激的な時間を共有しています。
終了後も「まだ話足りない」という様子の参加者が多く、都合の付く有志で場所を代えて二次会へ。終電直前までディスカッションしてお開き、というのがいつものパターンです。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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