「やりたいことがたくさんある!」という場合、一つのことに集中すべきなのでしょうか。それとも複数のことに全部手を出してみるべきなのでしょうか。
世の中には「やりたいことが無くて困っている」という人がいる反面で、「やりたいことが多すぎて困る」「やりたいことがたくさんあり、なかなか一つに絞り切れない」という人もいます。
「だったら、全部やってみたら良いんじゃないの?」というのが私の考えです。今回はそれを考えるにあたり、「orの呪縛とandの才覚」という考え方をご紹介しようと思います。何らかのヒントになれば幸いです。
なお「やりたいことが見つからない」という人向けの動画も用意しました。関心のある方は、ぜひチェックしてみて下さい。
目次
やりたいことが複数ある場合
私は、このブログだけでなくメルマガも同時にやっています。
メールが氾濫する時代です。メールをチェックできる時間が減りつつあり、メルマガはついつい敬遠されがちです。
一方で、ブログ全盛の時代になりました。そんな背景を考えると、ブログ一本で運営すれば良いのでしょうが、なぜか捨てられません。
両方ともやりたい・・・。そこで私は両方を同時に継続させています。
やりたいことがたくさん!複数のことに手を出すことの魅力
一つには、すでにメルマガを10年も発行していて、たくさんの縁をつくることができ、起業を促すツールにもなったということもあります。
ただもう一つのこととして、明確な回答は出せないのですが、ブログとメルマガとで、コミュニケーション態様に違いを感じるため、一本化できずにいるという点もあります。うまく表現できないのですが、メルマガに独特の魅力があるんですよね。
やりたいことを、たくさん手がけることの怖さ
例えが適切かわかりませんが・・・、
テレビタレントが、その活躍の舞台を、ラジオだったり、書籍だったり、映画だったり、いろいろな媒体へ進出していくケースが多いですが、一本化しない背景には、手段に応じたそれぞれの魅力があるからなのだと思います。
歌手なら歌手として、テレビタレントならテレビタレントとして、サラリーマンはサラリーマンとしての役割だけで、一つの役割で完全燃焼するというのは素晴らしいと思います。
たしかに、あれもこれもと手を出すと、どっちつかずになってしまうようにも感じます。
「一つのことだけで活躍できる」という幸せ
でも、周りの人たちを見てみてください。
複数のことに手を出しているのに、かえって活躍の度合いを高めているという人、意外と多くないでしょうか?
一つのことだけで人生を完全謳歌できるのがベストでしょうが、そのような天職にめぐりあうのは幸運なことです。それはそれですごいことだし、珍しいことでもあると思います。
だからこそ、複数のことを同時並行でやってこそ、自分なりの人生を完全表現していけるように思うのです。
大事なポイントは「手を抜かない」ということ
仕事で与えられた役割をまっとうするだけで、その人らしさを感じるだけの「すごい人」というのは、なかなかそう多くはいません。与えられた役割を超えてマルチに活躍する人でこそ、その人らしさを感じるだけの「すごい人」というのが多いものです。
私の経験上ですが、複数のことに、手を抜かずに全力で取り組んでいる人は、なぜか本業でもうまくいっているケースを多く感じます。
だから、手を抜かないという限りにおいて、複数のことに同時にチャレンジすることは悪いことではないと感じます。あくまでも「手を抜かない」という限りにおいて。
やりたいことは全部やってみる!「orの呪縛、andの才覚」という考え方
先日読んだ本に、こんなキーワードがありました。
「orの呪縛、andの才覚」というものです。
「orの呪縛」・・・つまり、あれもこれもと複数のことに手を出してはダメでは? という悩んだ挙句、それが呪縛となって、結局何もしないで終わってしまうパターン。
「andの才覚」・・・つまり、あれもこれも好きなことには情熱を全開にして取り組んでいく。複数のことを全力で取り組む工夫を繰り返して頑張ることで、結果として、たくさんの活躍ができてしまったというパターン。
人それぞれでしょうが、私は後者の方が楽しい人生を送れるように思います。
andの才覚に取り組む人は、例えば2つのことを同時に取り組むにしても、50・50の取り組みではなく、2つとも100・100の結果になるよう取り組むケースが多く・・・、
orの呪縛にとらわれる人は、1つのことを取り組むにしても、50のパワーしか発揮せずに終わるケースが多いと言います。
複数のことを手がけて相乗効果を出すという方法も
一つのことに全力投球するのは悪いことではありません。
でも、例えば、趣味でプロ級の人は、仕事でも大いに活躍しているというケース、意外と多くないでしょうか? そして、一つのことだけを究めることで人生完成できるような、そういう「天才」は、それほど多くないと思うのです。
「凡才だからこそ一つのことだけに取り組め」ではなく、「凡才だからこそ複数のことに同時に全力投球せよ」ということです。
もちろん、どれもこれも中途半端というのではダメですが、複数のことに並行してアタックすることで、それらが有機的につながって思わぬ発見があったり、新たな知見を得られたりすることは、おそらく皆さん、何かしら経験されたことがあると思います。
いろいろなことにチャレンジしてこその人生ではないでしょうか。
私はそう思うのです。
【参考】やりたいことを全部やる!に関する書籍5冊!
「やりたいことが複数あるなら、両方ともやってみよう!」ということで、「やりたいことは全部やる」というテーマの書籍をご紹介します。
このコラムは、2007年6月6日に配信したメールマガジンを転載(一部修正)したものです。
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