京都、高台寺・圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う(その1)

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京都にある高台寺圓徳院の住職ほか数名の方々と、お食事をご一緒させていただく機会がありました。

そこでお話をうかがっていて、素直に思ったこと。
「へぇ、そんな見方もあるんだぁ・・・」
「桜は、本当に深いなぁ・・・」と。

そしてさらに思いました。
「人生は深いなぁ」と。今回は、桜を通じて人生を見つめなおす・・・という話。

京都の桜

私は京都が大好きなのですが、高台寺も圓徳院も、なぜかとても惹かれるものがあり、今までにも何度も訪れています。圓徳院の住職は、お話がとても面白く、私は隠れファン(笑)なのです。

その住職とご一緒できるとあって、大変に光栄なひと時でした。

私が見るに、圓徳院の住職は非常に優秀な方。

伝統を守りつつも、現代性を追い求める・・・。
それは「現代に媚びる」というのではなく、かと言って、無意味なまでに伝統に拘泥するというのでもなく・・・。

あくまでも伝統を維持発展させるために必要な限りにおいて、積極果敢に現代性を取り入れるという、新進気鋭のお坊さんでいらっしゃいます。
 
 
     □     □     □
 
 
私は今年からウォーキングやらジョギングやらを始めたことがきっかけで、街にある木や草花に興味をもつようになりました。

早朝のジョギングをやっていた時に、木々や緑が、一生懸命にエネルギーを放っているように感じられたことも影響しています。

今までそれほど深い興味の無かった桜についても、なぜか急に関心をもつようになりました。
そこで今年は、まさにお花見三昧でした。

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桜をじっくり見つめることにより、見れば見るほど実に不思議な木だなと感じました。

これほど身近でありつつも神秘的でもあるという植物は、なかなか珍しいのではないでしょうか。
こうして見ることによって、改めて桜の偉大さに感心させられました。
 
 
     □     □     □
 
 
お花見と言えば、一般的には、、満開の桜に対峙して、ただひたすら一心に、その美しさを楽しむもの。そして、その一方で、散りゆく桜に、一抹のはかなさを思うもの。

それに対して住職は、また違った角度からの見方をご披露されました。

別の見地を教えていただき、また新たな視野を持つと同時に、桜のもつ深遠さに、改めて想いをはせることになるのです。
 
 
【つづく】

京都、高台寺・圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う(その2)
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 2007年4月10日            渡邉 裕晃
 
 
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