「ご家族についてお聞かせください」|明大生との毎週一問百答

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「明大生との毎週一問百答」コーナー。

質問第128弾となる今回のテーマは、「ご家族についてお聞かせください」です。
(今回は、変則的に、慶大生からの質問になっています)

<質問>
経営者として、仕事をしていく上で、家族の支えが重要かと存じます。あるいは、あまりに仕事が忙しく、家庭を顧みる余裕がないかもしれません。ご家族との関係(うまくいっているか)、それに対する考え方についてお聞かせ下さい。

また、経営者になる以前と比べて、ご家族との関係とそれに対する考え方について、変化があれば、その点もお聞かせ願いたいです。(慶應義塾大学経済学部 田中雄大さん)

■詳細記事

ちなみに、このコーナーについての詳細や背景については、こちらをどうぞ。

学生の質問に、企業経営者はどう答えるか? 社長ブログの集合サイト「経営者会報ブログ」。日本実業出版社さんが運営…

 
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家族に対する考え方・・・。
遠大なテーマで、一言で回答するのが難しい問題ですね。

私は、結婚してからまだ2年、最初の子供をお預かりするようになってから1年弱、まだまだその程度の歴史しかありませんが、そんな現時点で思うのは、家族は本当に重要なものだということ。特に経営者のような重責を担う人にとって、家族の支えは、欠くべからざる要素になっていると思います。

私が敬意を払う経営者の多くに共通する点は、皆さん、家族を大事にしているということです。家族に対する考え方は、人によって異なるかもしれませんが、なぜか皆さん、とても大事にされています。
 
 
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以前、某上場企業の創業社長と、個室でランチをした時のこと。
こう言われました。

「渡邉君は、なんで結婚しないのか?」と。

なぜまた急に? とも思いましたが、こういうことだったのです。

会社を伸ばしたかったら、早く結婚しろと。家族をもつ、もたないは、特に経営者には大きな要素になると。会社運営にとって、これほど助けになるものはないのだと。

その方の具体的な例をたくさん教えていただいて、たしかに、なるほどと、痛感させられました。
 
 
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田中さんの質問には、こうあります。

経営者として、仕事をしていく上で、家族の支えが重要かと存じます。
あるいは、あまりに仕事が忙しく、家庭を顧みる余裕がないかもしれません。

「経営者として、仕事をしていく上で、家族の支えが重要」

これは、本当にそう思います。
家族の支えが無かったらと思うと、おぞましいくらいです。

「あまりに仕事が忙しく、家庭を顧みる余裕がないかもしれません」

これについては、いろいろな意見があるでしょうが、私の意見はこうです。
「家庭を顧みていないからこそ、意味の無い忙しさに襲われているのでは?」と。
 
 
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私は、家族というものを割と重視してきました。24歳にして起業を決断した時も、彼女に確認と同意をとりつけました。結婚するにあたっても、経営者であり続けることへの応援意志を確認しました。

私のこのブログを見ていただくとわかるのですが、家族やプライベートの話題に多くの分量が割かれています。これは、私にとって、仕事と家族(プライベート)とは不可分のものであり、相互に支えあってこそ、相乗効果が生み出せるものと確信しているからです。
 
 
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もう一つ。家族を見てきての影響もあります。

私の祖父は、インドネシアで会社経営をしてきました。
いわゆる、華僑系の経営者です。

彼を見ていても、また他の役員の皆さんを見ていても、共通していたのは、家族を大事にしている点でした。家族同士で食事をする、家族同士で行動を共にする、こんなのは、日常茶飯事です。

そして、私は、そんな場面のみんなの笑顔を見て、仕事とプライベートとを断絶させては人生の損だと、痛烈に感じさせられたのです。
 
 
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そして、もう一つ。
経営コンサルタントとして有名な、大前研一さんからの影響も大きくあります。

私の過去のブログやメルマガでも紹介してきましたが、仕事を推進する上で、家族やプライベートを重視する彼の姿勢は、本当に感銘させられるものでした。

詳しい内容については割愛しますが、こうしたことからしても、仕事をプライベートとの断絶は、人生における幸福追求の観点からすると、ありえないものだと、少なくとも私はそう思います。
 
 
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長くなるので、このあたりで終わりにしますが・・・、

経営者を目指す、目指さないにかかわらず(経営者を目指すならなおさら)、仕事とプライベートの両方を貪欲に追求するマネジメント、ぜひ心がけていただきたいなと思います。

もっとも、仕事をし始めたばかりの頃は、仕事100%であるべきです。
起業したばかりの頃もまた、仕事100%であるべきです。

そうした特別な一時期があるにしても、このテーマは、常に念頭に入れておいてほしいと思います。

自分の例と、自分の一方的な意見ばかりで恐縮です。
少しでもお役にたてるようなヒントがあれば、幸いです。
 
 

 

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 2008年12月15日             渡邉 裕晃
 
 
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