フューチャーベンチャーキャピタルさんから、
役員変更のお知らせ挨拶の手紙が郵送されてきました。
右半分には、新役員陣営の紹介が。
左半分には、創業者の川分陽二さんが退任されるにあたっての文章が。
この川分さんが書かれた文章ですが、
ひとことで・・・、本当に深い。深過ぎる!
【写真:役員変更のお知らせ挨拶】
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こういうお知らせの厚紙用紙は、
私自身、今までにも、いろいろな会社からいただいて、
それこそ相当な数を見てきました。
でも、退任にあたって、これほどの長文!
(だからこそ、ありえないくらいに、ものすごい小さな文字!)
【写真:川分さんの挨拶文の部分】
これほどの長文の事例をお見かけしたのは、
私にとっては、なかなか無い経験です。
□ □ □
それだけの熱くて深い思い入れを感じると共に、
やり遂げることのできなかった部分の無念とがにじみでていて、
読んでいて「涙」を誘う文章でした・・・。
冒頭は、こうして始まります。
十三年前、資金さえあれば成長できるのに、と悔しい思いをしておられる志の高い企業家に、担保なしで資金を提供したいという思いから、エンジェルの方に出資いただいて京都で当社を個人創業し、その後三年で上場を果たし、多くの株主の方に応援いただいてまいりました。 |
独立系でベンチャーキャピタルを運営するという草分け的な人物。
創業3年で上場まで果たされた人物。
東京一極中心の同業界にあって、
あえて「地方の中小企業の応援で、日本を元気にする!」にこだわり、
地方展開に積極的だったという人物。
(東京に集中したほうが儲かるとわかっていながら)
□ □ □
私がお見受けする川分さんは、
高い志をもち、「実直そのもの」という人物。
それゆえに、いらぬ批判も受けられたでしょうが、
(「なんで、もっと楽に簡単に儲かる方法をやらないの?」とか)
それでも志の火を消さなかったロマンチストなんだろうなというのが
私の印象です。
なんというか、仏様のような雰囲気の経営者でした。
□ □ □
実は私自身の会社の経営にあたっても、
お客様をご紹介いただくだけでなく、
「えっ、そこまで言ってくれるの?」と思うぐらいに、
親身になって、アドバイスもしてくださった方です。
(うちは同社の投資先でもなく、また、利害すら無いのに・・・)
□ □ □
なんだか、とっても寂しい・・・、
だけど、この文章。
あぁ、川分さんらしいな・・・と、
とても複雑な気分。
こういう人物に出会えたことは幸せです。
今後も、何らかのかたちで縁が続いたらと願うばかりです。
2011年7月15日 渡邉 裕晃
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