昨日からお休みに入ったインドネシア。おととい私はスラバヤにいたのですが、午後過ぎからトゥンジュンガン通り(Tunjungan)では道路を封鎖してのお祭り騒ぎ。翌日から休暇に入るとあってか、若者や家族連れなど、大賑わいでした。
そんな中、長期休暇を利用して田舎に帰省しているインドネシアのジョコウィ大統領。正式名称はジョコ・ウィドド(インドネシア語:Ir. H. Joko Widodo)ですが、庶民派大統領ならではの、とってもいい雰囲気の投稿があったのでご紹介します。
インドネシアのジョコウィ大統領が投稿した写真の数々
今回、ジョコウィ大統領がfacebookに投稿したのは、こちらです。
そして instagramには、なんと7枚も。
「創業40年を超える、昔からの馴染みの食堂に久しぶりに家族と一緒に立ち寄れて嬉しいよー」と。
お孫さんを抱っこする写真と共に、「もう昔からの常連なんだよ」とも書き添えて。さらには「長期休暇、皆さん大いに満喫して!」と。また「移動の際には気をつけてね」とのメッセージまで。
庶民派大統領ならではのアピールとも見てとれますが、とってもいい雰囲気だと思いませんか?
インドネシアの指導者として、「威厳」のイメージと「庶民」のイメージと
今までのインドネシア大統領は、どちらかといえば「威厳」を示すスタイルがメインでした。
初代大統領スカルノや、2代目のスハルト大統領。カリスマがあり、強権すら発動されて。続く3代目のハビビ、4代目のワヒド、5代目のメガワティ、6代目のユドヨノ各氏に至っても、大統領としての威厳がありました。
その「威厳」が良い意味で無くなり、大衆に寄り添う存在へと転換したのが、7代目のジョコウィです。7代目の座をめぐって大いに争ったプラボウォは、まさに「威厳派」の存在です。プラボウォはスハルト元大統領の元娘婿で、最大野党グリンドラ党党首。かつては元陸軍戦略予備軍司令官をつとめていました。
今までのインドネシアは、軍人も役人も威張るというような威厳あるスタイルが長く続いてきただけに、国のトップである大統領みずからが、これほどまでに庶民に寄り添うスタイルをとるというのは、いわゆる「旧勢力」には、さずかしやりづらいだろうなーと感じます。
見て下さい、この雰囲気・・・。2分弱の映像です。
実際、政府や役所のサービスを筆頭に、民間企業のサービスについても、昔に比べるとずいぶん変わったな・・・という印象があります。逆に言えば、ジョコウィのこうした姿勢がもたらしたインパクトは非常に大きかったということでもあるかなと。
もちろん、大統領みずから飛行機の移動でエコノミークラスに乗る(近くの座席は一般人)というのは、警備上どうなんだ?という声があることは承知で、でも彼は変えたかったんでしょうね。インドネシアの今までの雰囲気を。
今回ジョコウィが訪れた Soto Gading のお店の場所は?
ところで今回ジョコウィが訪問した地元のレストラン。ネットで検索してみたところ「ジョコウィお気に入りのお店」と話題にしたサイトがいくつも出てきました。
Soto Gadingは地元ソロ(スラカルタ)の名物らしく、口コミや写真を見ていたら、すぐにでも食べてみたくなりました! インドネシアの名物に鶏肉のスープ掛けご飯「ソト・アヤム」がありますが(私がブログで頻繁に紹介しているメニュー)、そのソロ地方バージョンになるようです。
参考までに、お店はこちら。いつか、ぜひ行ってみたい!
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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