2017年2月20日のコンサートで「乃木坂46」を卒業された橋本奈々未さん。
そのままスパッと芸能界を引退されたわけですが、その潔さに加えて、ラジオで放った最後のメッセージが話題になっています。
それは「人は必要な時に必要な人と会う」という言葉。SNSやブログなどでも「まさに名言!」と、多くの反響を呼んでいるようです。
橋本奈々未さんはどのような背景で語ったのか、調べてみました。
なお、過去にはドイツの哲学者フンボルトや、日本の哲学者、森信三も、同じような名言を残しています。興味のある方は、こちらの記事も参照してください。
目次
橋本奈々未さんがラジオで語った「人は必要な時に必要な人と出会う」
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「人は必要な時に必要な人と会う」という言葉。橋本奈々未さんがこの名言を語ったのは、2016年10月に放送されたラジオ番組、TOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』です。
2017年2月に「乃木坂46」を卒業し、芸能界を引退することを発表。その際に語られた中に、その言葉が登場します。
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もっと早く会っていれば良かった。そう思うかもしれないけれど、人は必要な時に出会うものなんだよ、と。出会いに遅すぎるも早すぎるもないんだよ、というメッセージになっています。
ラジオで初放送された「サヨナラの意味」という卒業曲
卒業と引退を発表した同番組では、2016年11月に発売される楽曲が初放送されました。
橋本奈々未さんが「乃木坂46」を卒業される前、まさに最後の卒業曲となった「サヨナラの意味」という楽曲です。
サヨナラが意味しているものは何か? まさに今回の名言「人は必要な時に必要な人と会う」と深い関わりがありそうですね。
2016年11月に「乃木坂46」の16作目のシングルとして発売され、センターポジションを務めたのは、橋本奈々未さん。まさに記念作となりました。
詳しい背景は以下のとおりです。
乃木坂46・橋本奈々未:卒業、芸能界引退を発表「普通の女性に」生田絵梨花は涙 – MANTANWEB(まんたんウェブ)
橋本奈々未「一般の女性として生きたい」乃木坂卒業&芸能界引退― スポニチ Sponichi Annex 芸能
「人は必要な時に必要な人と出会う」は「サヨナラの意味」の中にも
「人は必要な時に必要な人と出会う」という考え方の一端は、「サヨナラの意味」の歌詞にも登場します。
一部を抜粋して紹介しましょう。なかなか味わい深い内容です。
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あえて解説はしません。皆さん自身の受け止め方を大切に、じっくり味わってみて下さい。
「人は必要な時に必要な人と出会う」を実践する橋本奈々未さんの人生観
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ちなみに、橋本奈々未さんの過去の経歴を見ると、まさに人生観を表した言葉なんだろうな・・・ということがわかります。
2011年8月の「乃木坂46 第1期メンバーオーディション」に合格してメンバー入り。そもそものきっかけは、実家の家計や弟さんの学費を支えるためだったそう。
「ロケ弁が食べられるから」なんて表現もされていたようです。
その後、お母様から「今までごめんなさい。無理しないで好きなことをして生きて。弟も自立してきたし、私も大丈夫だから」という旨のお手紙をいただき、弟さんも大学に入学。学費も免除されたそうで、そうした環境もあって、乃木様46からの卒業と引退を決断されたようです。
いつまでも芸能界にしがみつくのではなく、常に新しい世界へ歩むという姿勢。強い「個」がある行動ですが、その背景には「人は必要な時に必要な人と出会う」という信念があってこその行動・・・と見ることもできそうです。
「必要な時に必要な人と出会う」から、必要な時に必要なことが起きる
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当日のラジオ番組では、橋本奈々未さんはこんなことも語っています。
お別れは悲しいけれど、私は次の道に向かって、もう歩き始めています。未来は希望に溢れていると思って、前を向いて歩いています、と。
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まさに「人は必要な時に必要な人と出会う」を地で行く生き方だと言えるでしょう。
人気絶頂の中で芸能界を引退。そして新たな道へ向かって進むという生き方。
「必要な時に必要な人と出会う」。それは「必要な時に必要なことが起きる」と置き換えることもできるでしょう。
だからこそ、今を大切に生きよう、ということです。今を大切に生きていれば、それに応えてくれるだけのことは起きるのだ、と。
私たちもまた、そうした人生を歩んでいきたいものです。
【参考】同じ名言は、ドイツの哲学者フンボルトや日本の森信三も
なお冒頭に書いたように、ドイツの哲学者フンボルトや、日本の哲学者、森信三も、同じような名言を残しています。内容は微妙に異なるのですが、微妙に異なるがゆえに、より深く考えさせられるきっかけを与えてくれています。
ドイツの哲学者フンボルトの場合
本当の出会いというものは、拒否しても拒否しても、やってくるものなのだと。この表現は、とてもおもしろいですよね。
そして、「必要な時に必要な人と出会う」という考え方と一致しています。
日本の哲学者、森信三の場合
これもズバリ、「必要な時に必要な人と出会う」ですね。とくに「人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える」という言葉は、私たちを大いに勇気づけてくれる言葉とも言えそうです。
さらに詳しいことに興味のある方は、こちらの記事もチェックしてみて下さい。