「インドネシア検定」という試験をご存知ですか?
インドネシア好きな方々の中でも意外に知られていないのですが、これは、インドネシア語の「語学能力」を問うテストではありません。あくまでも「日本語」で、「どれだけインドネシアのことを知っているか」を問うテスト。主催は国際知識普及協会です。
私は、2011年3月に開催された、記念すべき第1回目の「インドネシア検定」を受験しています。私の周りの「インドネシア好き」でも意外と知らない人が多いのですが、インドネシア好きの皆さんには、ぜひオススメのテストですよ。
目次
インドネシア検定の5つの級と出題内容
インドネシア検定は「5級」から「1級」までの5つの級があります。出題内容は、次の通りです。
世界遺産・史跡・観光名所・祭り・イベント・娯楽・文化・スポーツ・ビーチ・食文化・交通・地理・自然・ 歴史・政治・経済・日常生活・ことば 等。(「インドネシア検定」公式サイトより)
インドネシア検定は、それぞれの級ごとのレベルや内容が明示されていません。テーマが漠然としているため、学習対策が立てにくいというのがネックです。
なお2016年度は年3回のペースで開催されていましたが、2018年度は年4回のペースになっています。検定試験スケジュールは、検定協会の公式サイトで確認することができます。
【試験会場】東京、名古屋、京都、大阪、札幌、仙台、愛媛、福岡、沖縄
インドネシア検定の出題形式は?
出題形式は次の通りです。
私が受験した「第1回目」の検定試験は、まだ「3級」しか存在しないという時代でした。合格体験記はこちらの通りです。
インドネシア検定に合格するための教材
教材は、すでに指定されているので、基本的には、これらの書籍をマスターすれば試験対策はOKです。
参考までに、amazonでのリンクも貼っておきます。
インドネシア検定―ASEAN検定シリーズインドネシア検定公式テキスト
インドネシア検定をオススメする理由
以前のブログにも書いたのですが、この検定試験をオススメする理由は、「基礎的なところを総学習する機会を与えてくれる」ということ。
インドネシアのことについて、いろいろな分野をバランスよく把握するための、ペースメーカーになるということです。
例えば、「観光名所や祭りは興味があるけど、歴史とか経済は興味が無い」という人でも、検定の合格のためには、「歴史・経済」も勉強しなくてはなりません。興味のない領域についても勉強を進めることで、きっと意外な発見があったりもするはずなのです。
ちなみに、同協会は、
・インドネシア検定
・タイ検定
・ベトナム検定
・韓国検定
・ロシア検定
・国旗検定
という6つの検定試験を運営。
ある国について、5級から1級まで合格した「全級合格者」には、「国際知識マスター」という認定が行われるそう。同協会からのメールマガジンによれば、既に、「国際知識マスター」の認定者がインドネシア検定で1人、ベトナム検定で2人、すでにいるそうです!
インドネシア好き!という皆様、ぜひ「インドネシア検定」にチャレンジしてみてください!
インドネシアの理解のため、この本もオススメ!!
最後に、検定のための「テキスト」には指定されていませんが、概説をざっとおさえておくために、次の2冊もオススメです。
2冊目は、すみません、私の共著です。というわけで、最後は宣伝でございました・・・。
【参考】インドネシア検定に関するブログ記事
このテーマに関連するブログ記事です。こちらも、ぜひどうぞ。