ジャカルタまで鉄道で長距離移動する人に便利なのが、ジャカルタのガンビル駅(Gambir)にあるシャワーとロッカーのサービス。とても便利なのでご紹介したいと思います。シャワー施設だけでなく、荷物預かりの機能もあるのが特徴です。
ただ、そもそも「ジャカルタまで鉄道で長距離移動する」という日本人は少ないかもしれません。
私はマランからジャカルタへ鉄道で行くことが多く、ジャカルタのガンビル駅に到着するのは朝の4時。マランからジャカルタまでは14時間半もかかるのですが、ガンビル駅を出ると、いつもすぐに向かうのがこのシャワーサービス。意外と知られていないのですが、本当に便利なのです。
なお2017年からは「ホテル・レイル・トランジット・スイート・ガンビル」(Hotel Rail Transit Suite Gambir)というカプセルホテルもオープンしました。追記というかたちでご紹介します。
【写真:ジャカルタ・ガンビル駅(Gambir)のシャワー施設】
目次
ジャカルタのガンビル駅、場所と歴史は?
ジャカルタのガンビル駅は、ジャワ島各地を結ぶ長距離列車の終着地点。ジャカルタで有名な独立記念塔「モナス」のすぐ隣にあります。インドネシアの定番タクシー「ブルーバードタクシー」をはじめとするタクシー乗り場がある他、スカルノハッタ空港から出るリムジンバスも止まる場所。
近くにはジャカルタ観光でおなじみの、イスティクラル・モスクや、カテドラル教会へも徒歩で行く事ができ、非常に便利な駅です。
歴史的には、1884年10月にオープン。1906年まではバンドンとスラバヤへ向かう目的の鉄道駅でした。当時はオランダ時代で、駅名はオランダ風に「ウェルトフレーデン駅」(Weltevreden)というもの。音に風情がありますよね。
その後1937年に「バタビア・ウェルトフレーデンSS駅」(Batavia Weltevreden SS)という駅名に改称されたあと、現在の駅名である「ガンビル駅」となりました。ジャカルタのガンビル駅は、とても由緒ある駅なのです。
ガンビル駅の2階、意外と知られていないけれど、とても便利!
長距離列車の始発・終着駅として知られるガンビル駅ですが、やはり、14時間半も鉄道の中で過ごしていると、「よーし、ジャカルタに着いたぞー!」と思いつつも、朝を迎えた体は、汗で気持ち悪くなってきます。
そんな時に、駆け込めるシャワーサービス。最高の気分ですよ。
これは、昨年10月に撮影したもの。
タオル、スチームアイロン、ヘアードライヤー、温水・冷水などがうたわれ、一番下には、カプチーノ無料の文字も。
(今年から、カプチーノのサービスは無くなりました)
ガンビル駅のシャワールーム、個室の内部の様子は?
場所は、ガンビル駅の2階。受付でお金を払うと個室に案内されます。料金は、2016年2月現在で65000ルピアです。(追記:2019年3月時点で7万ルピアとなっています)
シャワーブースの個室の中の様子はこんな感じです。
シャワーの利用にあたり、特に時間制限はありません。昨年までは、シャワーを終えると、ホットコーヒーを出してくれたのですが、今年からはそのサービスは無くなってしまいました・・・。
荷物預かりのサービスも!!
ちなみに、このガンビル駅のシャワーサービス。シャワーとは別にロッカーサービスもあって、荷物の一時預かりもしてくれます。料金設定は以下の通り。
- 2時間:5000ルピア
- 12時間:2万ルピア
- 24時間:3万ルピア
(大サイズは、いずれも2倍の料金に)
私は、ジャカルタに着くと、その日はホテルか知人宅に泊まるので、まだロッカーサービスは使ったことがありませんが・・・。でも、荷物預かりのサービスって意外と便利なんですよね。ジャカルタで安心して荷物預かりができる場所として、ガンビル駅のシャワー施設はおすすめです。
鉄道の長距離移動なら、ガンビル駅のシャワーはオススメ!
というわけで、今回は、ジャカルタ、Gambir駅のとっても便利なシャワーサービスをご紹介しました。ジャカルタまで鉄道で長距離移動する人には、ぜひオススメしたい施設。
ジャカルタまで鉄道で長距離移動する日本人は少ないでしょうが、もし利用される予定のある方は、ぜひこのガンビル駅のシャワーサービス。予定に組み込んでみてください。
私の場合は、朝4時にジャカルタに着いてから、このガンビル駅のシャワー施設でシャワーを浴びて身支度を整えます。その後に朝ごはんを食べてからカフェで休憩し、そこからの一日スタート!という感じです。とてもいいリズムが刻めて、おすすめですよ。
2017年にはカプセルホテルもオープン
なお追記となりますが、2017年からはカプセルホテルも開業しています。名前は「ホテル・レイル・トランジット・スイート・ガンビル」(Hotel Rail Transit Suite Gambir)というもので、インドネシアの鉄道会社が直接運営しています。
映像にもある通り、wifi、朝食、水、祈祷室、シャワー、タオルなどが用意されていて、料金は以下のとおりです。どんどんパワーアップするガンビル駅。今後のさらなる発展が楽しみです。旅がどんどん快適になりますね。
・6時間で125,000ルピア
・12時間で175,000ルピア
こちらの映像もはインドネシア語による解説ですが、映像を見るだけでも雰囲気がわかると思います。
■参考:このテーマに関連するブログ記事です。こちらも、どうぞ。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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