今回ご紹介するのは、ジャカルタのサービスアパートメント「京」 (Kyo Serviced Apartment Jakarta)です。インドネシアに駐在や出張でいらっしゃる皆さん。ジャカルタでのホテル選びは、どうされていますか?
私が最初にジャカルタに来たのは、今から40年ちょっと前。インドネシアに住み始めてからは4年ちょっとが経過していますが、年を経るごとに、日本人を見かける機会が激増しているな、というのが実感。
日本大使館が発表する「在留邦人数調査統計」によれば、2015年時点でインドネシアに住む日本人の数は、18,500人。そのうち11,000人がジャカルタに住んでいます。
インドネシアの発展に伴って、ジャカルタでのビジネスホテルも急増中・・・。そんな中、日本人駐在員や出張滞在の方々をターゲットとするホテル、南ジャカルタにあるサービスアパート「KYO(京)」をご紹介します。
目次
サービスアパートメントとコンドミニアムの違いは?
まずは「サービスアパートメントとは?」という話から。
今回ご紹介するジャカルタのサービスアパートメント「京」は、ホテルです。ホテルではありますが、名前に「サービスアパートメント」と冠しているだけあって、居住目的でも貸し出されています。
サービスアパートメントは、長期滞在者向けの宿泊施設。一定の施設がそなえてあるため、家具などをそろえなくても、そのまま住むことができるのが特徴です。
今回の「京」は日本人向けの施設がウリのようで、食事等でも工夫がされています。ジャカルタで日本人向けのサービスアパートメントを探している人は、「試し宿泊」をしてみると良いと思います。
なお都市部にある施設が「サービスアパートメント」で、リゾート地にあるものを「コンドミニアム」と称するようです。
サービスアパートメントを運営しているのは日本企業!!
【写真:ホテル入口の看板】
今回紹介するホテル(京サービスアパートメント)は、なんと日本企業によって運営されています。
元々は「カシラ・レジデンス」(Kasira Residence)という名前でしたが、途中からサンフロンティアインドネシア株式会社の運営に。2017年3月1日に、現在の「京サービスアパートメントジャカルタ(KYO Serviced Apartment Jakarta)」へと、名称変更が行われています。
やはり「日本の人に泊まってもらいたい」という意向があるようで、ロビーには、インドネシアで発行されている日本語新聞があったり、日本語のフリーペーパーがあったり・・・。しかも、なんと朝食は日本食オンリー。
インドネシアのホテルで「朝食に日本食しかない」ということ。日本企業が集積する工業団地のホテルであれば考えられますが、私は未体験です。「ぜひ泊まってみたい!」と思い、さっそく宿泊してみました。
ホテル「京サービスアパートメントジャカルタ」の中に入ってみると
「サービスアパート型ホテル」とうたっているだけあって、行ってみると長期滞在の方が多いようでした。
フロントでチェックインを済ませると、エレベーターに乗って、4階へ。
廊下を進みます・・・。
部屋に入ってみると、こんな感じ。
「京サービスアパートメントジャカルタ」の部屋の外にある施設をチェック!
部屋の中を確認してから、外に出てみます。これはエレベーターホールの休憩スペース。無料で水が飲めるようになっています。
廊下の先には、外に出るドアがあり、ちょっとした空間が広がっていました。
庭に出てみると、左手にはジムが。こじんまりしていますが、貸し切り感があり、実際に住んでみると、使いやすそう。
そして、その隣にはプール!
とても小さいビジネスホテルな感覚があったので、プールが設置されているのは意外でした。遠くにはジャカルタの高層ビルが見えます。
「京サービスアパートメントジャカルタ」のお風呂は?
そうそう。日本から出張でいらっしゃる皆さんが、意外と気にされるのが「お風呂」の存在。こんな感じでございます・・・。
「京サービスアパートメントジャカルタ」の朝ごはんは和定食!日本のテレビを見ながら
そして、翌朝を迎え、こちらが朝ごはんの和食!
ロビー階の下に、レストランがあって、私が行った時には、日本人の駐在員と思われる方々が、いらっしゃいました。皆さん、ホテル滞在者というよりは、アパートの住民という感じで、なんとも言えない、いい感じの落ち着きを漂わせていましたよ。
レストランで放映されているテレビは、日本の番組でした。
これはホテル滞在者向けの朝食券です。
そうそう、このレストランでは夜になると、テレビを見ながらビールが飲めるそうですよ・・・。
インドネシアで日本人向けのサービスアパートメントを経験するということ
というわけで、ホテル「京サービスアパートメントジャカルタ」の一通りの紹介でした。
私は「日本っぽくなきゃ嫌!」という人間ではなく、「インドネシアにいるなら、インドネシアらしくありたい!」という派。今まで、こうした「日本人向け」という施設に足を運ぶことはあまりありませんでした。
それだけに、こうした施設に行ってみると、とても新鮮な気分になりましたよ。
□ □ □
正直な話・・・。もっともっと改良できる部分がたくさんあるなと思いました。
でも・・・、実際にインタビューしたわけではありませんが、いざ「一人暮らし」をしてみれば、とっても快適な場所なんだろうなと感じました。
ホテルがこじんまりしているので、適度に「自分の家」感覚があり、ちょっと古い感じはあるものの、部屋は狭すぎず、「一人暮らし駐在員」であれば、意外と快適なんじゃないかなと。
「京サービスアパートメントジャカルタ」近隣の施設は?
「京サービスアパートメントジャカルタ」の近くには、歩ける距離に「ITCファトマワティ・ショッピングセンター」があります。
また、タクシーで10分ほども行けば、大型モール「Pondok Indah Mall」があり、オシャレモール「Gandaria City」もあります。
ジャカルタ南部にあるので、インドネシアの国内線専用空港、ハリム・ペルダナクスマ国際空港も遠くはありません。
ちなみに今回宿泊した部屋は、一番狭いスタンダートな部屋でしたが、1泊なんと30万ルピア。わずか、2500円ですよ。
南ジャカルタなので、渋滞する場所にあり、スカルノハッタ国際空港からは遠い場所ではありますが、タクシーを使えば、ジャカルタ中心まで出るのに遠いわけでもありません。時間帯による工夫は必要ですが、それは、どこに泊まるにも似たようなものかなと。
「日本人向け」にこだわり、安価に長期滞在するなら候補の一つ!
今回ご紹介した「京サービスアパートメントジャカルタ」ですが、「至れり尽くせり」の快適ホテルをお望みの方には、もしかしたら足りない感じを覚えるでしょう。でも、安い値段で、自分の家のように長期滞在したいという人であれば、一つの候補に入るんじゃないかなと。
私は「なにがなんでも日本人向けが良い!」という人間ではないので、もしジャカルタに駐在することになっても、私はここに住まないと思います。
でも、私が交流してきたいろいろな方を見ていると、「なにがなんでも日本人向けが良い!」という人が意外と多い気がして、そこで今回、実際に泊まってご紹介してみました。
皆さん、いろいろ見てみると良いですよ・・・
こんな値段で、このクオリティー。なかなか無いのでは?
以上、何らかの参考になれば幸いです。
■ホテル名:キョー サービス アパートメント ジャカルタ (Kyo Service Apartment Jakarta) ■住所:Jl. Abdul Majid Kav.16 South Cipete South Jakarta ■予約はこちら:[ |
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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