先日、インドネシアに訪問した際、テレビでよく流れていた、とても印象的なコマーシャルがあります。
それは、サントリーの緑茶「みらい」。なんと、日本語で「がんばって! がんばって!」と連呼する、とても不思議なCMなのです。私は一度テレビで見ただけで、その後、なかなか耳から離れませんでした・・・。
目次
サントリーの緑茶「みらい」のインドネシアTVCM
インドネシアで流れているTVCM作品はこちらです。ぜひ、ご覧ください。
【映像:太鼓バージョン(15秒)】
【映像:太鼓バージョン(30秒)】
【映像:上司に書類を届けるバージョン(30秒)】
タイで展開する「みらい」をインドネシアでも!
サントリーのお茶と言えば、「サントリーウーロン茶」「伊右衛門」の2ブランドが有名です。でも、アジア展開にあたっては、そのブランドをそのまま出すことはせず、現地に合わせた独自の商品を開発しています。
その一つが、2011年7月下旬からタイで展開している、サントリーブランドの緑茶「みらい」。そして、今回インドネシアでも、その「みらい」を販売開始したというわけです。
インドネシアでのスタートは、2012年9月下旬からです。
緑茶「みらい」のインドネシア展開の背景は?
サントリーによれば、こう説明しています。
■サントリーブランドの緑茶「みらい」インドネシアで販売開始 2012.9.28 ニュースリリース サントリー 健康志向の高まるインドネシアにおいて、伸長を続ける緑茶飲料市場に向け、インドネシア初のサントリーブランドとして発売するものです。中味は、緑茶「みらい」をインドネシアのお客様の嗜好に合わせた独自の味わいに改良し、爽やかな甘みがありながらも緑茶本来の味わいを活かした「オリジナル」のほか、はちみつの甘い香りが特長の「ハニー」、桜の華やかな香りが特長の「サクラ」の3種類をご用意しました。(330ml・500mlペットボトル) |
インドネシア現地のコンビニで展開中
実際、現地のコンビニに行くと、お茶のコーナーで、「みらいお茶」を見かけました。これは、ジャカルタのローソンで撮った写真です。
【写真:ローソン店内に陳列された「みらいお茶」】
現地の若者でも、よく知っている人がいて・・・。
日本語を少しでも学んだ人であれば、私に「Ganbatte!」と声をかける人も。
そこで、「ありがとう。みらいお茶を飲むよ」なんて言えば、「さすが、インドネシアのこと、よく知ってるねぇ」と、笑ってくれる・・・なんてやりとりも。
(私だけかもしれませんが:笑)
「がんばって」はインドネシア語として定着する?
中には、「がんばって」という言葉が好きではない人もいるでしょう。でも、このコマーシャル映像に関する限り、「前向きに努力する美しい姿」をあらわす手段として、「Ganbatte!」の連呼は、とても効果的に使われているのでは? と私は思います。
日本の良さが、インドネシアに伝わっていく・・・。
2国が、どんどん近づいていく・・・。
私は、「みらい」のインドネシア進出と、こうしたプロモーション戦略を、大変好意的に受け止めています。今後のさらなる展開が楽しみです。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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