連載ブログ「狛犬と龍からパワーをいただく 」も4回目。そろそろ、締めくくりにしたいと思います。
ここまでずっと「龍」にまつわるテーマを取り上げてきました。
そもそも身近にふりかえると・・・、実は、私の曽祖父のファーストネームは「福龍」(Hok Liong)といいます。
私の曽祖父は、貧乏ゆえにゴミ拾いからスタートし、事業を立ち上げて努力を重ねて、業界ナンバーワンにまで育て上げた起業家なのですが、残念ながら、私が生まれる前に亡くなっています。
【写真:曽祖父の銅像@会社のミュージアム(残された写真をもとに推測して原寸大に復元された、元自宅兼会社)】
なぜか遠からぬ親近感を覚える存在です。
しかも、曽祖父がゴミ拾いからの起業であるのに対し、私は個人借金300万円からの起業で1年以上もほぼ無給という不名誉な出発点が似通っています(笑)。
私の会社、サムスルという会社を、さらにもう一段大きくするために、また、個人としても、もうワンステップ進むために、曽祖父のもとを訪問することがどうしても不可欠なように感じました。
そこで、昨年、彼に近づくための旅をしてきたのです。
曽祖父は、ファーストネームに「龍」の文字があったからかもしれませんが、龍が大好きで、龍のオブジェ、飾りなどを色々頼んで作らせていたそうです。
いままで3回の連載でも書いてきたように・・・、
なぜかこの1年、龍にめぐりあうことがやたらと多く、どうしてかといろいろ考えたのですが、「あぁ、昨年はこちらからあちらに訪問したけど、今年は、こっちに来てくれているんだなぁ」という気がしてなりません。
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昨年ミュージアムを訪問した際、曽祖父の経営哲学の一部をメモしたのですが、例えば、こんなものがあります。
(1)Employer’s hard working.
(2)Non-Employee-employer relationship.
(3)The good and the evil must be apparent.
早起きで午前2時から仕事をし、努力と誠実の人だったようです。
その後1万人を雇用するまでの会社をつくりあげたことは実に大したものだと、身内ながら感心するばかりですが・・・、人をおもんぱかるあまり、「努力もせずに環境に安住して寄生するような人たち」を周りにつくってしまったことは、失敗だったのかなとも思います。
でも、そんな彼のマイナス面に注目するのではなく、功績を一つ一つ見習っていこうと思うばかりです。
昨年、彼のもとを訪問して感じたことがもう一つあります。
この写真は、彼が本業ではなく、副業でつくった遊技場の一部です。地元の子供たちが、輝いた目をしながら、とても楽しそうに遊んでいました。家族連れも非常に多い施設です。
そんな家族の笑顔が、とても印象的でした。
そして、笑顔と喜びをつくるということは、とても素晴らしく、また偉大なことでもあるなと強く思いました。
車で2時間かけてくる家族もいますし、大型バスに乗ってやってくる方もいます。こんな事業もいつかは手がけてみたいなと改めて思います。
日々勉強、早く彼に追いつかねばと思うばかり。
「龍」が訪れてくれた以上、もっともっと成長を加速させねばいけませんね。
誰にも負けない努力をする。
ただひたすら、それだけです・・・。
【この連載、おわり】
2006年11月23日 渡邉 裕晃
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