「富裕層マーケティング」とりわけ「富裕層の日本観光への呼び込み」に関心のある方には、とても魅力的なイベントが開催されるので、ご紹介します。
2/27(土)に金沢で開催されるイベントで「第2回ラグジュアリーライフスタイル国際会議」(International Luxury Lifestyle Forum)というものです。
私は以前から「富裕層マーケティング」に関心があり、そうした観点から、多くの方々と御縁を結ぶことができました。本イベントは、この業界における知人(パートナー)が開催するもので、ぜひ成功するよう、私としても強く期待をしているところです。
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日本政府が進めている「ビジット・ジャパン・キャンペーン」。
■「ビジット・ジャパン・キャンペーン」 http://www.jnto.go.jp/vjc/ |
「2010年には、訪日外国人旅行者数を1000万人にする」というキャンペーンですが、グラフを見ると明らかな通り、訪日外国人旅行客数は、かなりの増加を続けています。
【画像:海外旅行客数の推移(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6900.htmlより)】
グラフが小さくて見えづらいかもしれませんが、右下の線が、訪日客数の推移です。2008年には、835万人と過去最多になりました。1000万人まで目前です。
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これを、「世界からの訪日観光客数」ではなく、「アジアからの訪日観光客数」に絞ってみると、その急増の動きは、さらに顕著になります。
1980年代中頃には100万人レベルだった来訪客数が、2008年には、645万人に!
実に6倍以上にまで成長しているのです。
【画像:アジアからの旅行客数の推移(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7000.htmlより)】
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また、2006年のILTM(International Luxuary Travel Market)の公式レポートによれば、世界の全トラベラーの内、わずか3%のラグジュアリー層が、世界における全旅行消費額の2割に相当する金額を消費しているそうです。
こうした富裕層を、いかに日本に呼び込むか。それにあたって、注意すべきこと、考えておくべきことは何か。受け入れを促進するために、日本の「地域」は何をなすべきか・・・。そうしたテーマを考えていくのが、このイベントです。
ちなみに、昨年の第1回についてのブログはこちら。
昨年同様、2回目となる今回も、豪華なゲストがそろっています。
・アラン・デュカス氏(ミシュラン3ツ星シェフ) ・ホルスト・シュルツ氏(ザ・リッツ・カールトンホテル創業者) ・中川衛氏(人間国宝) ・アレクサンダー・ゲルマン氏(スーパーデザイナー) |
こうしたゲストを迎えつつ、上記のテーマを深めていく。
そして、
・【世界の富裕層旅行事業者に対して】 日本の地域資源についての情報を発信していく。 ・【地元の観光事業者に対して】 海外富裕層を受入れるための意識の喚起をしていく。 |
ことを目的にしています。
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開催概要は、こちら。
■ILLF2010 開催概要 平成22年2月27日に石川県立音楽堂にてゲストスピーカーとしてミシュラン3ツ星 シェフのアラン・デュカス氏、ザ・リッツ・カールトンホテル創業者のホルスト ・シュルツ氏、人間国宝の中川衛氏、スーパーデザイナーのアレクサンダー・ゲ ルマン氏を迎え、第2回ラグジュアリー・ライフスタイル国際会議を開催し世界 の富裕層旅行事業者に対して日本の地域資源の情報発信と、地元の観光事業者に 対する海外富裕層受入れの為の意識喚起を行ないます。 ■会議概要 日時:平成22年2月27日(土) 13:00?17:00 場所:石川県立音楽堂 邦楽ホール (住所:石川県金沢市昭和町20-1) ゲストスピーカー: ・アラン・デュカス氏(アラン・デュカス・エンタープライズ代表) ・ホルスト・シュルツ氏(ウエスト・ペーシーズ・ホテルグループ代表) ・中川衛氏(人間国宝) ・アレクサンダー・ゲルマン氏(スーパーデザイナー) ★ゲスト全員のプロフィール:http://www.illf.jp/ja/news/illf2010.html 主催:The Real Japan いしかわプロジェクト推進協議会 |
関心のある方は、ぜひ参加してみて下さい!
(金沢なので、遠いですが・・・)
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ちなみに、冒頭に書いた旅行者数のデータなどは、ここで見ることができます。
急増するグラフは非常にインパクトがありますよね?
■海外旅行客数の推移 訪日外国人旅行客数はこのところ増加し、2008年には835万人と過去最多を更新している。 ■アジアからの旅行客数の推移 アジアからの来訪客比率が1970年代前半には2割台であった。まだ、欧米との交流が中心の時代であったといえよう。1990年代以降この比率は半分を超え、交流面からもまことにアジアの時代となったといえる。 |