セブン銀行が手掛ける「海外送金サービス」。この度、2月1日から、インドネシア語やタイ語、ベトナム語など、合計9言語に対応する「海外送金カスタマーセンター」を設置するとのニュースがありました。
日本から海外に駐在する人が増える一方、海外から日本に働きに来る人たちも増えています。
そうした中、やはり「海外送金」のサービスも需要が増しているようで、セブン銀行ATMでも、2011年7月からサービスを開始していました。
【画像:セブン銀行 海外送金サービス、説明サイトより】
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現在「海外送金サービス」を提供しているのは、郵便局や銀行などの金融機関だけでありません。JTBや、JCB、ドコモといった「金融機関」以外でも、海外送金サービスを展開するようになっています。
今回のセブン銀行によるカスタマーセンター開設は、言語に不自由しているような顧客も新規に取り込んでいこうという、積極策の一貫のようです。
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報道では、このように説明されています。
■セブン銀、9言語で海外送金サポート カスタマーセンター設置 – SankeiBiz(サンケイビズ)
セブン銀行は30日、ATM(現金自動預払機)を使った海外送金サービスの顧客拡大を狙って、タイ語やインドネシア語など9言語に対応する「海外送金カスタマーセンター」を2月1日に設置することを明らかにした。外国人にはハードルが高かった口座開設や申込書類の手続きなどをサポートする。 |
インドネシア語によるサイトも開設されていて、こんな感じです。
【画像:セブン銀行 海外送金サイト(インドネシア語バージョン)】
また、Youtubeによる動画説明も、設置されていました。
■インドネシア語バージョン
ちなみに、日本語の説明はこちら。
■日本語バージョン
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今後の労働環境を考えると、「海外で働きに出る」「海外から日本に働きに来る」という選択肢は、増えることはあっても、減ることはないでしょう。この「海外送金」の市場は、まだまだこれから大きくなる分野ですね。
今回設置する「海外送金カスタマーセンター」は、海外送金サービスに関するさまざまな問合わせや申込書類の受け付け、照会などの窓口業務をセンターで一元化する。
現在は日本語、英語、中国語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語の6言語に対応した電話サービスを展開しているが、センター設置に合わせてタイ語、ベトナム語、インドネシア語の3言語を追加する。 セブン銀の海外送金サービス契約者は外国人を中心に増加を続けており、今年1月末時点で3万口座を突破している。 |
今後、手数料の値下げ合戦にとどまらず、思わぬ企業の新規進出もあるでしょう。また、単なる「送金」にとどまらない、特徴あるサービスを打ち出してくる可能性も大いにあります。
送金がシームレスになっていくことで、人と人との交流も、また活発になっていくはず。「海外送金」サービスは、いろいろな意味で、今後の展開が楽しみな分野です。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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