今回のテーマは、経営者になるための方法について。皆さんは「会社の経営者になりたい」と考えたことはありますか? 私は24歳で会社の経営者となり、その後14年ほど会社を運営してきました。
企業の経営者になる道にはいくつかありますが、
(1)会社に入って、昇進を重ねて社長になる
(2)自ら起業して、会社の社長になる
という2つの方法が、今までのあり方でした。ところが、いま第3番目の方法に注目が集まっています。それは「M&Aで会社を買収して、オーナー経営者になる」という方法です。今回は経営者になりたい人のために、経営者になる方法をまとめてみます。
目次
M&Aで経営者に!「300万円で小さな会社を買う」という方法
「経営者になるための道は、その2つだけなの?」と、一石を投じたのが、いま注目のビジネス書「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」。
2018年4月に発売されてから、わずか3ヶ月足らずで8万部を売り上げたというベストセラーです。資産運用を考えるサラリーマンたちを中心に、いま大きな注目を集めているようです。
詳しい内容や感想はこちらをどうぞ。
好評のため、その後「続編」も登場しました。
経営者になる道はさまざま。個人で会社を買う=M&Aも手法の一つ
同書の特徴は「経営者になる道」として、上記2つの方法とは別に、第3の道があるでしょう? と主張しているところ。それはズバリ、個人で会社を買うという方法。
(3)会社をM&Aで買収して、オーナー経営者になる
という道です。題名にある通り、「300万円でも買える会社があるよ」と。
ゼロから立ち上げる「起業」には様々な困難があるけれど、すでに利益の出ている会社を買ってしまえば、もうその瞬間から利益が出ている状態だよ、と著者は言います。
なぜか注目されなかった「M&Aで経営者になる」という方法
「えっ、そんなこと可能なの?」と思う人が多いでしょうか。
でも私自身、今まで(2)と(3)を両方とも経験してきました。
私は24歳で起業をしました。(2)ですね。
その後30代で、事業の買収を2つほど経験しました。(3)ですね。
その2つとも経験してきた私としては、「なぜ今まで(3)が注目されなかったんだろう?」と思うくらいです。
この、(3)会社をM&Aで買収して、経営者になる、という方法は、とても魅力的な手法なのに、なぜか注目されずにいた手法なのです。
M&Aで経営者に!ゼロからイチを作り上げる起業とは異なる魅力
「いつか起業したい」という人は多いです。でも、「なかなかネタがなくて・・・」という人も多いです。
そういう人に私がいつも言っているのは、まさに(3)の手法です。自分のやりたいネタが無いのなら、すでにあるものから選べば良いのでは? と。
これは本日の日本経済新聞の広告。何人かの書評コメントが掲載されていますが、一番右にある1人目のコメントは、私です。
掲載されたコメントはこちら。
起業とM&Aを両方経験しました。初月から利益が享受できるM&Aは、資本主義のルール違反と感じられるくらいに奇跡的。ゼロイチ起業で味わった苦労は何だったの? |
元は、twitterに投稿した以下の内容でした。
起業とM&Aを両方経験した者としては、M&Aで初月から利益が享受できるという現実は、まさに資本主義のルール違反と感じられるくらいに奇跡なこと。ゼロイチの起業の苦労は何なんだろう?と感じるくらい。私はM&A推奨派です。 https://t.co/vQBrdFKdmI
— 渡邉 裕晃 (インドネシア東ジャワ在住) (@_samsul) 2018年6月17日
(2)の「自ら起業して、会社の社長になる」というのも魅力的ですが、(3)の「会社をM&Aで買収して、経営者になる」というのも、また異なった魅力があるのです。今までは、(2)の魅力ばかりが喧伝されてきた気がします。
M&Aで起業する!M&Aで経営者になる!という新しい道
いま、書籍「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」がすごい勢いで注目されています。
今まで経営者になる道と言えば、
(1)会社に入って、昇進を重ねて社長になる
(2)自ら起業して、会社の社長になる
が主流でした。
でも
(3)会社をM&Aで買収して、経営者になる
という方法もあるんですよね。
どんどん社会が流動化する中にあって、ぜひ注目されてほしい手法だなと思います。
M&Aで中小企業の買収にチャレンジしてみたいなら
また、実際に中小企業の買収にチャレンジしてみたいという方は、実際にM&A会社に接触してみることをオススメしています。でも「実際に接触する」ことのハードルが高いとお感じの方も多いと思います。
そういう方には、ウェブ上のM&Aプラットフォームへの登録をオススメしています。ほとんどのサービスが無料で会員登録が可能です。
例えば「ビズリーチ・サクシード」や「スピードM&A
」等のサービスが有名です。
無料で登録をすることが可能なので、中小企業の買収に少しでも関心のある方は、ぜひ登録をされてみると良いと思います。私自身、2件の買収をしてことがありますが、こうしたサイトから情報を得る中で得られたノウハウや情報も多かったです。
なお上にあげた各種ウェブサイトの特徴や、事業買収にあたっての会社の探し方について、具体的なところは以下のブログにまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
「起業して経営者になる」以外にも道はある
ゼロから起業して創業経営者になる道もありますが、M&Aでオーナー経営者になる道もあり・・・。
もちろん、それぞれにメリットもあればデメリットもあります。この2つの両方を経験してきた私としては、ぜひ今後もブログでその魅力を語っていきたいと思っています。
小さな会社を買う6つのメリットとは?
小さな会社を買うことの魅力については、こちらにまとめてみました。
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」を読んでみよう
また興味のある方は、ぜひ「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」オススメします。
M&Aで小さな会社を買う!ブームではなく時代の転換である理由とは?
なお近年のM&A案件の急増は、一時的なブームを超えて、本格的な時代の転換点を告げるものだと感じています。こちらもどうぞ。
「自ら起業して会社の社長になる」ことの恐怖を乗り越えるには?
また今回紹介した選択肢の(2)の「自ら起業して、会社の社長になる」の苦労とやりがいについては、こちらの記事も、ぜひどうぞ。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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