移住生活を考えることは、いまブームにでもなっているのでしょうか? amazonの新刊本をチェックしていたら、なんと「移住」をテーマとする本が立て続けに3冊も出ていることに気づきました。
私は4年前から、インドネシアに移住し、家族揃って東ジャワのマランという場所で生活しています。そんな私にとって、「移住本」は、とっても気になる存在です。
しかも、なんと連続して3冊も出版されるとは・・・。さらに言えば、大手の出版社から出る・・・となれば、ブログで紹介しないわけにはいきません。そこで今回は、移住をテーマとする書籍3冊をご紹介します。
目次
立て続けに出版された注目の「移住」本、3冊の内容は?
【写真:子供たちと、インドネシア・東ジャワの海岸にて】
注目の移住本、その3冊は、次の通りです。
(1)いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図 ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017/1/26) 米田智彦 (著) (2)移住女子 (3) |
こうして日付を見ると、本当に連続していますよね。いくら出版点数が多い時代であるとは言え、「移住」というニッチなテーマが、これほどまでに連続して取り上げられることには、「おおっ」という気がします。
「同じ場所に定住し続ける」という従来の価値観。
それに対して、すぐに行動することはなくても、そんな現実に対して、改めて見直しをしてみようということ。やはり時代の転換点ということなのでしょうかね・・・。
「いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図」
いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図[Kindle版]
米田智彦 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2017-01-26
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■内容紹介 “地方創生のトップランナー”福岡市長・高島宗一郎氏推薦! 「何の仕事をしてどんな人生を歩むか、だからどこに住みたいか、自分で決める時代がやってきた。その選択肢を示すのが地方創生であり、この本である」 4人のキーパーソンとの特別対談収録 自分らしい暮らしを求め、私たちはこれからどこに住み、どこで働くのか? 「リタイア後の田舎暮らし」「沖縄やハワイで悠々自適」といったイメージも今は昔。昨今は官民一体となった地方創生とリモートワークの促進を背景に、ITの進歩や格安航空券の普及などによる移動コストの低下もあり、とくに震災以降、働き盛り世代を中心に、「移住」への関心が高まっています。 本書では、「東京オリンピック後に自分が移住するとしたら、どこに住むだろう?」という発想から、国内外に移住した33人への取材をもとに、現代の「移住のリアル」について描きだしていきます。登場するのは、男性、女性、シングル、子持ち、フリーランス、会社勤め、経営者、アーティストなど、じつに多種多様。きれいごとばかりではありません。職はあるのか、子を教育する環境はどうかなど、ぶっちゃけた本音にも触れていきます。 「移住万歳」「地方万歳」の本ではありません。でも、自分の思い描く”理想の暮らし”を実現するために必要な知恵やマインド、現実を伝えていきたいという思いから、本書はできあがりました。 移住というトピックを通じて、リモートワーク、二拠点(多拠点)生活、職住近接、シェアリング・エコノミーといった21世紀のあたらしい働き方・生き方も見えてくる……そんな一冊です。 [本書に登場する主な移住地] |
「移住女子」
移住女子
伊佐 知美 新潮社 2017-01-27
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■内容紹介 もっと私らしく生きていける場所がある! 家賃が高い、通勤がしんどい、おまけに子育ても大変。そんな都会から地方へ移住して未来を変えた、8人の「今」。岩手、新潟、鳥取、福岡と場所は違えど、そこには豊かな自然、ご近所さんとの絆、ゆったり流れる時間がある。 移住のきっかけ、働き方、恋の話……。地域に寄り添い自分らしく生きる女性たちの素顔に迫る。 |
「生きる場所を、もう一度選ぶ 移住した23人の選択」
生きる場所を、もう一度選ぶ 移住した23人の選択(しごとのわ)
小林奈穂子 インプレス 2017-01-27
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■内容紹介 ミシマ社×インプレスで起ち上げた「しごとのわ」レーベル始動! 第一弾として、本書「生きる場所を、もう一度選ぶ」と「小さな会社でぼくは育つ」の2冊を発売。本書は”移住”をテーマにした本ですがその言葉だけに納まらない、同時代の働き方や生き方を紹介します。 さまざまな働き方から見えてくる、わたしが活躍する場所。家賃が高い、物価も高い、空気が悪い……そんな都会で暮らしていると、田舎暮らしが頭によぎります。しかし、すぐに「田舎には就職先がない」と気づき、思いを断ち切ってしまいませんか? しかし、いまの居場所を「ここしかない」と考えることは、ときに人をとても苦しくさせてしまいます。多様な生き方を知る手引きとして、本書を読んでいただきたいです。視界が開けることは間違いありません。 本書は23人の移住者たち(Iターン)が働くことについて本音を語ります。登場する移住者たちは、年齢も、移住を決めた理由も土地も、状況もさまざま。(目次の一覧をご覧ください) お金も組織もバックアップもなく、身ひとつでナリワイ仕事を作った事例を紹介。 ただこの本は、移住の成功事例を集めたものではありません。移住者たちの肉声が、あなたの背中を押すかもしれませんし、思いとどまらせるかもしれません。 田舎暮らしに興味がある人はもちろん、ない人も、いま一度自分の「働き方」「生きる場所」を見つめ直すきっかけに、 と願っております。 誰だって、就職・転職サイトでは見つからない働き方ができる、そんな生きるヒントにあふれた1冊です。 こんな方におすすめです▼ |
移住をせずとも「移住」を考えることには意味がある!!
私は以前もブログで書いたのですが、「移住について考える」ということについては、大いに推奨をしています。例えばこちら。
それは、今までの観点をゼロクリアして、自分の人生、そして家族の人生を、ゼロベースで構想するきっかけを与えてくれるからです。
私は、誰かの価値観にそって生きていくというのではなくて、
誰かの評価に寄りかかって生きていくというのではなくて、
あくまでも、自分の価値観にそって行きていくこと。
さらに言えば、自分が築き上げる「家族の価値観」にそって、自分の人生、家族の人生を設計していくこと。それこそが、幸福度を上げていくために不可欠なことだと考えています。
(それを「自分勝手だ」とする批判があることは承知しています)
「移住」は全ての人には勧められないけれど
だからといって、私は全ての人に移住を勧めるつもりはありません。でも、「移住について考えること」自体は、大いに勧めたいと思っています。
それは、自分の人生を見つめ直すきっかけになるからです。
さらに言えば、その作業を通じて、夫婦の団結を強めることができ、さらには子供たちを含めた家族の団結を強めることにもつながっていくからです。
今回、矢継ぎ早に「移住本」が出現して、どことなく、時代の転換点を感じずにはいられません。
・自分の幸せとは何か、
・夫婦で築き上げる幸せとは何か、
・人生とは、そもその何なのか・・・。
そんなことを考える意味でも、私は「移住について考えてみる」ということをぜひともオススメしたいです。今回の3冊も、ぜひそんなきっかけになるのでは?と思います。
環境は人を変えます。住む場所が、これからも未来に向けた先行投資になっているかどうか。そんな視点で見てみることも、移住を考えるための一つの視点になると思います。
私は4年前にインドネシアに移ってくると決め、実際に家族で暮らすこと3年目。実に幸せですよ!
【参考】家族でインドネシア移住生活、関連ブログ記事
インドネシアへ移住、現地で暮らし始めてから初期の頃に書いたブログをまとめました。こちらもどうぞ。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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