アジアを志す若者必読の「講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ」

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インドネシアで暮らしていると、
インドネシアに留学中の日本人学生と話をする機会があります。
彼らのインドネシア留学の理由は様々です。
純粋に語学を学ぶ目的で来ている学生もいれば、
インドネシアの芸術と文化に興味があって来ている人もいます。
また、インドネシアで語学を学ぶ過程で、
インドネシアやアジア全体を視野に入れたビジネスに興味を覚えたという人も。
「起業」であれ「就職」であれ、
「アジアに視点をおいて、思いっきり背伸びをして活動したい!」
そんな若者がいれば、私はいつもこれを読むようアドバイスしています。
それが本書「講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ」です。

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これは、2012年12月に、神戸大学の「起業家精神育成ゼミナール」で行われた講演録。

皆さんの普段の生活では、あまり聞かない話をいたします。普通か異常かというと、かなり異常な話です。(中略)普通と異常のいずれかの選択があるならば、僕はぜひ皆さんに異常なほうを選んでほしいです。

という感じで始まるこの講演。
最初からとてもインパクトがあり、とても惹きつけられます。
加藤さんのお話ぶりを知っている人間としては、
いかにも加藤さんらしい講演だなという気がしました。
これからアジアで羽ばたこうとする学生は必読。
必ずや、今後の進路にいい影響をもたらしますよ。
視野を一気に広げてくれます。保証します。

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amazonでは、次のように紹介されています。

出でよ!【アジアのウミガメ】
日本を外から揺さぶり、刺激を与えろ!
アジアには無限の可能性がある!!
風を掴め! 波に乗れ!
2012年12月に神戸大学の起業家精神育成ゼミナール主催で行われた、加藤順彦氏の講演をすべて収録。若い頃から良い”異常”に囲まれ、熱く生きてきた男が、その自らの半生とともに、日本人が、大きな可能性を秘めたアジアに飛び出して行くことの重要性を語り尽くす!! 経験に裏打ちされた教訓、そして日本の未来を示唆するエピソードが満載。
アジアで起業支援を行う著者が、新しい時代を担う若者たちへ贈る、圧倒的な熱量と刺激にあふれたメッセージ!可能性を信じる人すべてに読んでもらいたい、ビジネス成功の秘訣が詰まった一冊。

著者である加藤順彦さんは、広告の世界はもとより、
インターネットマーケティングの世界では
知らない人はいないという存在。
私自身も、1999年に同じネットマーケティングの世界で創業。
24歳の時でした。
同じビジネス領域の「先輩起業家」として、
私は常に、加藤さんの存在を尊敬の眼差しで見ていました。
同じ業界とは言え、
加藤さんの経営する「NIKKO」は、最盛期の年商が100億円超。
かたや、当時の私の会社の最盛期は、年商が12億程度。
わずか「8分の1」程度の大きさでしかありませんでしたが、
それでも同じ業界の人間として、
声をかけてくださったり、アドバイスをいただいたりできたことは、
今になって思い返すに、光栄の至りです。
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これからビジネスの世界に入っていこうとする若者の皆さんには
ぜひ読んでいただきたいです。
加藤さんの活躍は破天荒で、
勢いもスケールも、また視野の広さや行動力も、
本当にすごいのひとこと。
私は学生さんから話を聞くこともあるのですが、
「大学の何年生になるから、そろそろ就活が・・・
 インターンもして、留学もしておいて・・・
 いったん就職をして経験を積んで・・・」
と、話を聞いていての私の感想は、
「頭もいいし、優秀だということはわかるけど、
 小さく縮こまっているなぁ・・・」という印象が多いです。
もっとも、当時の私も狭い視野でダレダレだったような気もします。
そんな当時の自分に対する反省も込めて言いたいこと。
それは、
目を見開いて、大きく世界を見て、
とにかく動いて行動して、体験を積んで、頭でっかちにならない。
それだけで、他の学生とは大きく差をつけていけるはず!

ということ。
私はそう思います。
その意味で、本書の内容は大いに刺激になってくれるはずですよ。
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なお、私が印象に残ったフレーズは次の通りです。

皆さんの普段の生活では、あまり聞かない話をいたします。  普通か異常かというと、かなり異常な話です。
長い間ずっと思っていることは、熱く生きていくためには、自分をすごく熱く異常にさせることがものすごく大事なんだ、ということです。そしてそれは、かなり環境に依存されていると思っています。
普通と異常のいずれかの選択があるならば、僕はぜひ皆さんに異常なほうを選んでほしいです。今までに選んだ道、既に上手くいっているやり方を選択することで得られることは「失敗しない」ことです。
我々が行ったから市場が伸びたんじゃないんです。伸びるところがあったからそこに行くべきだったんです。私が優秀だから行くんじゃないんです、そこの市場が伸びているから、私たちが出ていったんです。  なぜ今、日本の企業がアジアに出ていくべきなのか、日本の成長が止まっているからです。アジアが成長しているからです。
私は波をずっと探してきました。波というのは探している人にしか見えないものです。だから、探し続けてることが大事なのです。そしてそれが見つかったときに、タイミングを計り乗ることが大事です。
大事なのは、成長の波に乗ろうということを決めていることです。
願い事をいつも反芻している人にしか、流れ星が見えなくなる前に願いを繰り返し言うことはできないから
どうなったらこうしよう、あるいはこういう状況をつくろうという人しか、実はそういう状況は活かせない
こんな企業が伸びているから、あるいは経営陣が優秀かどうか、あるいはその会社がやってる商売がいけてるかどうかは、重要な要素ではありません。その産業自体が伸びてるかどうかなんです。
朝が来たから、嬉しい!  私はアジアとはそういうもんなんだと悟りました。
いまアジアの国々にいること自体の目的が、はっきりしなくてもいいんです。ぼんやりしていてもいい。
意味もなく走る場所がなくなった段階で、我々は年老いていく
なぜ風に乗る必要あるのか?  いや、そのこと自体が目的であっても、私は別にいいじゃないか!と思っています。

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「なんのこっちゃ?」と思うかもしれません。
読めばわかります。ぜひ読んでほしいです。
加藤さんご自身の体験に裏付けられた、貴重な内容が盛り沢山。
「市場の成長の追い風」というキーワードが出てきますが、
それについては、私も会社を経営していて、
同じような時期にその「ものすごさ」を体感しているので、
「ふむふむ、たしかに!」と、当時を思い返しながら読むことができました。

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本書はぜひとも「行間」まで読みこんでほしいです。
特に学生さんにとっては本当に良い内容が詰まっていると思いますよ!
ぜひここから得られた刺激を、より多くの学生が次の行動へと転換してほしい。
そう願っています!

「渡邉さんのブログで、加藤さんの講演録を購入して読みました。大いに参考になりました。ありがとうございます!」

そういうお礼が必ず来ることでしょう。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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