ブログが就活にもプラスに働く理由|ある大学3年生の事例から考える

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「ブログをやっていると就職活動にプラスになるの?」これは、少なからぬ学生さんが気にかけることのようです。

結論から言えば、「NOであり、YESでもある」と思います。今回は、このテーマについて、書いてみたいと思います。

就職活動 ブログ

まず、採用にたずさわる人事担当者は、おびただしい数にのぼる学生さんと接することになります。

そのため、
ブログをもっているかどうか?
を調べるだけの余裕は、あまり無いと思います。

また、ブログの存在をアピールされたとしても、
はたして内容はどうなのか?
をきっちり吟味するのは、なかなか難しいと思います。

もっとも・・・、私の知り合いの会社の中には、「ブログ選考を実施」というところが数社ありますので、そういう場合は別ですね。

でも、多くの会社の場合、ブログをいちいちチェックするだけの余裕は、それほど無いのではないかと思うのです。
それが「NO」の理由。

では、なぜ「NOであり、YESでもある」なのか?


ここで、ある大学3年生のブログを紹介しましょう。

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■突撃!社長訪問記ブログ 東京で綴る就職活動の日々

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東京外国語大学に通う、森高といさんのブログです。

9月にインターン活動の一環でブログをスタート。最初は、「社長訪問記」というタイトルにあるように、社長にアポイントをとってインタビューを掲載するという趣旨で始まりました。

「ブログ=アポ取りツール」としてスタートしたようですね。
 
 
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私がそもそも森高さんを知ったのは、その頃に取材依頼をいただいたことがきっかけでした。電話をいただいて、勢いの良さが良い意味でひっかかり、取材趣旨をメールで送ってもらいました。

メールの文面で、その人の「人となり」であったり、御縁の可能性、将来の成長可能性などが垣間見えることがあるからです。

メールをいただいて、どことなく可能性を感じました。
(こういう勘は、もちろん当たり外れもありますが)

でもブログを拝見し、お断りをさせていただきました。失礼ながら、アクセス状況も、内容面でも、また、ブログにその人らしさや情熱が感じられなかったからです。格闘されているのはわかるものの、なぜか義務感というか全体的にマイナスな印象を受けてしまいました。
 
 
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でも、私は、電話やメールから感じた将来への可能性と、ブログの???なところとのギャップが非常に気になりました。

・なぜそんなに違うのだろう?
・もったいない。
・頑張り次第で、まだまだ飛躍できそうなのに。

そこで、ブログアドバイスをちょこちょことさせていただきました。

私の経験では、アドバイスをしても、実行する、あるいは実行し続ける人というのは、ほんの一握りでしかありません。だから期待はせずに、アドバイスだけさしあげました。
 
 
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森高さんは、いろいろ試行錯誤を繰り返されたようで、10月中旬からは、きちんと自分のプロフィールを開示して、写真も出して、責任感をもって再スタートされます。

いろいろと取り組んでいく中で、次第に、情熱をもって運営していけるようになり、個人のメリットも感じ始め、縁もできていきます。

そして2007年からは、趣向を変えて、現在のスタイルへ落ち着きます。メールや電話で受けたような、将来可能性が感じられる状態のブログになったという気がしています。
 
 
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開設した当初は貧弱(すみません)だったブログも、たったの数ヶ月で、ものの見事に、読みやすい、躍動感ある、人生謳歌の日々更新ブログに変身しました。実生活でも、とても役立っているようです。

死んだブログが、自分を育てる生きたブログになったのです。

なぜ「YESでもある」のか。
これが理由です。

ブログに取り組んでいくことにより、森高さんは、より自分を見つめ、より多くの人と出会い、より行動的になり、より発見が増え、悩みの解決がスピードアップし、視野が広くなり・・・という恩恵と成長を得ています。

その結果として、日々更新を楽しむ、活動的なブログに変身したわけです。

ブログを通じて、自己成長が速まったということ。少しでも成長をすれば、就職活動に少しでも有利になるのは当たり前です。

以前のブログでも書きましたが、

ブログの効用|リアルの世界の縁や人脈に影響を与えるツールになった
今回のテーマは、ブログの効用について。ブログの活用を進めるようになってから、いろいろな反応が得られるようになりました。 以前は「インタ...
社長ブログの魅力とは|黎明期からネットを駆使する2名の社長に学ぶ
「社長ブログ」というものに注目が集まっています。会社の経営者が自らの会社のアピールをしたり、商品の宣伝をしたり、あるいは経営哲学を語ったり・...

ブログに取り組むことによる恩恵は、サイバースペースの中でより、リアルの世界でこそ、獲得できるものだと私は思っています。
(だいたい、実生活にメリットがないと続かないですよね)

だからこそ、闇雲にでも成長を速めたいという決意ある若者には、私は、その一手段として、ブログの日々更新を薦めるようにしています。

森高さんにも、さらにさらに勉強や経験を重ねていって、いろいろな可能性を探していって、ますますもって自己の成長を促すツールとして精進していかれたら良いのではないかなと思います。
 
 
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最後に、そんな若者の参考になるかな・・・とも思い、
森高さんに、以下3つの質問をしてみました。

(1)ブログ日々更新をしている理由は?
(2)日々更新だからこそ良かったこと、ありますか?
(3)日々更新ができないよ・・・という人へひとこと

もし少しでも参考になるところがあれば、とても嬉しく思います。

ブログは、「使い方次第」で、行動力も企画力も、営業力もマーケティングセンスも、その他、本当にいろいろな向上を促進してくれるツールになると思います。そして、仕事以外の力も。

ちなみに、私の妻も、ブログの日々更新に取り組んで、新たなさらなる生き甲斐と楽しみを実感しているようです。

では、以下、森高さんからのコメントをそのままご紹介します。
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ブログを日々更新している理由は?

 
企業様に送った企画書の中で不覚にも「メリット:10万人の閲覧」のようなことを書いてしまったため、止められなくなった・・・というのが正直なところですが、責任感だけで書いているとさすがにしんどいので、逆に就職に有利かも!?と自分のメリットを見出せてからは少しは更新のモチベーションも上がりました(笑)

トレンダーズの経沢香保子社長の『日記ブログで夢をかなえる』という本を読んだのがきっかけかもしれません。

最後は自己暗示です・・・
・このブログを読んでくれる就活生のためにも!!
・実家にいる両親に生きてることを伝えよう!(たまにはご飯の写真でも・・・)

日々更新だからこそ良かったことは?

 
「日記に書いても恥ずかしくないか、(大げさかもしれませんが・・・)、ニュースで報道されても恥ずかしくないか、両親の面子をつぶさないか」を意識したことで、人間的に丸くなったというか、ずいぶん落ち着いて生活できるようになりました・・・(苦笑)

「日々更新ができないよ」という人へのメッセージ

読んでくれている人の顔を勝手に思い浮かべると良いかもしれません・・・(笑)

私はとりあえずブログのアドレスを教えた人、お世話になった方のすべての顔を思い浮かべて、自分自身を叱咤激励します(笑)

RSSに尊敬する方のブログをいっぱい登録しておいて、「みんな毎日頑張ってるんだ、よし、書くかー」みないな。最初の3ヶ月は慣れるまで2〜3時間ぐらいかかりましたが、こんな私でも今では1時間以内に更新できるようになりました・・・

タイピングが早くなったりと得することもあります!!
そのうち夢が叶うことを信じて頑張りましょう!!
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 2007年2月17日            渡邉 裕晃
 
 
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