自己紹介をする機会。意外とありますよね。
皆さんは、自分の自己紹介の内容を決めてありますか?
特に今のシーズンであれば、就職活動をスタートさせたばかりの学生さんが、「どんな自己紹介をすべきなのだろう?」と、今から対策を練っている時期かもしれません。
以前、ある学生さんから、「自己紹介文は、ですます調と、である調の、どちらが望ましいのでしょうか?」と質問を受けたことすらあります。
(ちょっと、びっくりしましたが・・・)
自己紹介。考えれば考えるほど、なかなか難しいですよね。
□ □ □
毎回たどたどしく話す方。
いつもお決まりの内容を決めてあって、笑いをとりながらスラスラと語る方。
あるいは、とっさのことで、いつも悩んでしまい、なかなかうまく話せない方。
うまく思いつかず、名前と「よろしくお願いします」だけで済ませてしまう方。
実にいろいろな方がいらっしゃると思います。
□ □ □
自分で自分を表現する。とても難しいことです。
自分を理解するというのは、とても大変なことですよね。
自分には見えていないような自分があるはずです。
自分が思うような自分ではないこともあるでしょう。
では、自己紹介というものを、どう考えていけばよいのでしょうか?
ただみんなに伝えるためだけでなく、
自分にとって有益となるようなものとするには、どうしたら良いか。
今回を含めて合計3回に分けて、考えてみたいと思います。
□ □ □
以前、「アナライズ・ミー」という映画がありました。
1999年にアメリカで作られた映画。主演は、ロバート・デ・ニーロ。
アナライズ・ミー [DVD]
ロバート・デニーロ パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2012-08-10
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ニューヨークで絶大な権力を誇る、あるマフィアのボスが、ストレスによる「パニック症候群」に陥ります。そのボスと、無理やり主治医にされてしまった精神科医との、コメディ作品です。
ある日、お互いに顔を知らないマフィア同士で秘密に会議が行われることになるのですが、そのボスは、ノイローゼの発作のために出席したくないと騒ぎ出します。
出席するように促しつつも、精神病だとは言えません。
そこで精神科医がボスを装って出席をする羽目に陥ります。
□ □ □
見るからに恐ろしいいでたちをしたマフィアのボスたちが集合。
ひとりずつ順番に自己紹介。とうとう彼の番になります。
ところが、ボス本人は、出席したくないと騒ぐまま。
なかなか会場にやってきません。
精神科医は、まさか代理出席とも言えません。
そこで、ボスがやってくるまでの間、彼が本人のふりをして自己紹介に望みます。でも、無理やり秘密の主治医にされたばかりの彼は、ボスのことをよく知りません。
さて、彼は、どうやって自己紹介をしたでしょう?
□ □ □
彼は精神科医。こう切り出します。
「自己紹介を始めるにあたり、皆さん、
まず、自己とは何でしょうか。大変難しい問題です」と(笑)。
「そんな難しいテーマなのに、軽々しく自己紹介など
できるでしょうか」と。ボスが来るまでの間を、こうして必死でつなぐのです。
私はこの光景が、今でも忘れられません。
とても印象的なシーンでした。
そしてこれは、私達にとても大事な視点を与えてくれているように思うのです。
【このテーマ:次回につづく】
(参考:samsul.comブログから) ■2008年1月25日up 表層の自分PRと根源の自分PR(自己紹介は自ら「創る」ことができる2) |
このコラムは、2007年12月5日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年1月24日 渡邉 裕晃
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