今回のコラムは、前回コラムの続きになります。
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(参考:samsul.comブログから) ■2008年2月2日up 気になるメッセージは念頭に入れておく(1) |
価値あるメッセージであったとしても、
経験なり年輪なりを経なければ理解できないことがある。
だからこそ、
理解できないからと言って無価値なものと断定するのはもったいない。
価値あるメッセージは、
たとえその場でわからないことであったとしても、
きちんと念頭に入れておきましょう。
そんな話をさせていただきました。
□ □ □
もっとも、
そのメッセージ内容が正しいものであるという保証はありません。
念頭に入れて覚えているだけ、無駄になるかもしれません。
でも、もしかしたら、多くの含蓄に富むことであるかもしれません。
将来、真の意味がわかるようになり、
自分をさらにもう一段階高めてくれる意味合いを見つけ出せる、
そんな内容があるかもしれません。
□ □ □
もしその場でわからなかったとしても、
将来になって意味を見出せるものだとしたら・・・、
その人にとって、それは、
意味あるメッセージであり、
念頭に入れておく価値があるということになります。
□ □ □
では、あるメッセージがあった時、
それを念頭に入れておくべきか、そうでないのか。
それを判断するにはどうすべきなのか。
前号の冒頭で書いたような、
細川元首相の事例のように、
幼少の頃から叩き込まれるという環境が
誰しも平等に与えられているわけではありません。
次第に人間教育が疎んじられ、
何でもかんでも「記憶偏重は良くない」などと言われる時代です。
記憶されるべきことすら、記憶されない。
記憶しようとしないから、理解からも遠ざかる・・・。
であれば、自分から率先して判断能力を養うしかありません。
□ □ □
そのためには、
「気になるメッセージ」であるかどうかを感じ取るだけの感性や、
より自らを高めていこうとする問題意識を磨き続けるしか
方法がないのだと考えます。
そして、
少しでも気になるメッセージであったり、
少しでも、引っ掛かりを覚えるような言葉であったりしたら、
その気持ちを大事にすべきです。
その時の自分には理解できない内容だからと言って、
安易に「そんなのはおかしい」とか、
「それは無意味だ」とか、
すぐさま切り捨てるようなことはしないということが
大切なのではないでしょうか。
□ □ □
先達の教え、長いときを経て受け継がれた教え、
それらには、何がしかの知恵があるはずです。
そうしたことに、少しでも触れるようにする心構えが必要でしょう。
感性を磨く、意識を高める。これが本当に大事になってくるのです。
(だからこそ、幅広い行動と努力の習慣が大切になるはず)
そしてそうした姿勢こそが、
この長い人生、
いざ思わぬ出来事が起きても乗り越えられるだけの
強い心を養ってくれるに違いないと思うのです。
【このテーマ:おわり】
このコラムは、2007年12月27日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年2月3日 渡邉 裕晃
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