今回のテーマは、「時間が守れない」を治すには? ということ。前回コラムの続きになります。もし前回コラムをご覧になっていないようであれば、ぜひ、こちらをご覧下さい。
ある分野において、どうしても怠け癖が抜けない場合、でも「なんとか弱点を克服したい!」と思うなら、どうすべきか。その方法として、思い切った環境改善をしてしまうこと、というお話をしました。
そこで、もう一つ私の例をお話しします。
例えば、昔の私は時間管理が苦手で、約束の時間を厳守することができませんでした。なぜかいつもいつも若干の遅れが出てしまうのです。
これは、私のような怠け者には、どうやっても克服しがたい問題でした(笑われるかもしれませんが)。
そこで、私は同じような方法をとったのです。
想定以上の思い切った環境改善をしてしまう。それさえやってしまえば、さしたる努力をしなくてもそれが達成できてしまうという方法です。
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では、どんな方法か?
それは、約束の時間の30分以上前を私の中の約束時間にしてしまうこと。
11時のアポであれば、「10時30分のアポ」と手帳に書き込み、10時30分には到着するようにします。
30分があきます。たしかに無駄な時間が増えるだけかもしれません。
(10分の遅刻癖がある人にとっては、30分ではなく20分ですが)
でも、これ、隣の喫茶店に入ると、素晴らしい時間に活用できます。
・ちょっとした仕事を片付ける、 ・本を読む、 ・まとめる資料のメモや草稿に対して、見直しと追記を行う、 ・これから訪問する先の方との話を再度シミュレーションしてみる、etc. |
このスキマ時間の活用が、とんでもない威力を発揮するのです。
そして、30分も前に到着しているので、スキマ時間の作業に熱中しすぎないかぎり、遅刻することなど、ありえなくなるのです。
(30分以内であれば、電車の遅延があっても一発解消です!優秀な方ほど、交通機関の遅延を理由として認めないですからね)
□ □ □
努力しなくてもできることです。
怠け者でもできることです。
「解決しよう」と決めて「思い切った環境改善」を実行するだけ。
努力はいらないのです。
しかもこうした「思い切った環境改善」は、
一見、行き過ぎていて逆に無駄が生まれそうに思うかもしれません。
上記の例でいけば、
「テレビがない不便」「30分も時間が余ってしまうこと」などです。
でも、その無駄とも思えることが、
意外や意外、とんでもない副産物をもたらしてくれるのです。
テレビの無いメリット、30分のスキマ時間がもたらすメリット、
とても多いのです。
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この手法は、怠け者ゆえに導き出せた、
怠け者の皆さんにささげたい成長手法です(笑)。
「今年こそ、●●を直したい!」
そう思いつつも、なかなか実践できていない方は、
ぜひお試しくださいませ。
【このテーマ:おわり】
このコラムは、2008年2月6日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年3月2日 渡邉 裕晃
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