本日、3月3日は「民放ラジオの日」。
今年が第1回目になります。
これは、(社)日本民間放送連盟・ラジオ委員会が制定したもので、
ラジオは耳で聞くメディアであることから、耳の日とひっかけて、
3月3日を、「民放ラジオの日」としたそうです。
現在、統一キャンペーン「ラジオで逢いましょう」が展開されています。
■キャンペーンサイト 民放ラジオ101社統一キャンペーン「ラジオで逢いましょう」 |
【画像:キャンペーンサイト・民放ラジオ101社統一キャンペーン「ラジオで逢いましょう」】
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昨日までに、「民放ラジオの日」の告知として、
・作家、秋元康さん ・プロ野球ソフトバンク監督、王貞治さん ・ミュージシャン、山下達郎さん ・俳優、三宅裕司さん ・ロックバンド、ASIAN KUNG?FU GENERATION |
などが、各局のCM枠の中で、ラジオの魅力を語るところを流しています。
(上記の方々の放送、全部確認できました!)
そして、本日は、各人が感じるラジオの魅力を、
さらに時間をかけて、放送していくそうです。
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私はネット業界にいる人間として、ネットが大好きですが、
ラジオも、とても好きなメディアです。
家にテレビがないので、ラジオを聞く機会が多く、
まれにテレビを見る機会があると、
「やはり、ネットやラジオの方が良いなぁ」と思ってしまいます。
まず、情報濃度の差は、歴然としています。
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誰でも理解できるように内容を薄め、
単純にして、音声と映像を駆使して伝えるテレビと異なって、
ラジオの場合、
映像が無くても十分に理解できるような原稿と構成が用意されているところ、
視聴者に対して、内容をきちんと伝えようとする誠意において、
テレビとは、だいぶ異なるところがありそうです。
(この点は、ラジオニュースを愛していた宮澤喜一元首相も、
かつて指摘されていらっしゃいました)
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一般的に、
テレビには映像の力があり、それを超える表現力は無いと言われます。
たしかに、そうかもしれません。
でも、ラジオが行っている、
「映像を使わずに表現して伝達しきろう」とする営為からみなぎる伝達力もまた、
相当なパワーがあるものと実感しています。
・表現力にあふれた環境ゆえに、甘んじてしまって、伝達しきれない部分 ・表現力に劣る環境ゆえに、精一杯の努力をして、さらに伝達できてしまう部分 |
こういう差があるように思うのです。
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テレビは、「つい見てしまう」ため、
私には、どうも「ながら視聴」ができないのですが、
(ながら視聴をやると、理解が中途半端になってしまう)
ラジオの場合は、目を使わずに、理解できてしまうようになっているので、
同時に他のこともできてしまう。
そんな部分で、時間活用の意味でも、優位性があるように感じます。
(多分に、私ゆえの個人的な感想に偏っているかもしれませんが)
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いずれにしても、
私は、ラジオ、もっともっと注目されてしかるべきメディアではないかと
感じています。
ネットメディアとの連携も、
まだまだ多くの可能性が残されているように思います。
(うまくアイディアがあれば、いろいろチャレンジしてみたい分野ですが)
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ところで、
業界一丸となって大々的にラジオをPRする取り組みは、
これが初めてなのだそうです。意外な感じがしますよね。
今回のように、
ラジオという、一つのメディアの優位性を、
100社以上もの会社が共同でアピールするというのは、
純粋に面白いと思いました。
広告業界にいる人間であれば、
メディアの特性について一定の想いをもつことは当然のことですが、
そうでない人たちからすれば、
あるメディアについて改めて考えるということは、
なかなか機会がなければ、やらないことです。
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ラジオ。
なかなかあまり聞く機会が無いがゆえに、
意外な面白さや魅力が隠されていることも事実です。
ラジオの歴史、ラジオの役割、ラジオの可能性・・・。
この機会に、ぜひラジオについて、
固定観念を払拭して、ゼロベースで再度、考えなおしてみるのも
なかなか面白いと思いますよ。
■参考:報道発表(2008年01月17日) (社)日本民間放送連盟 民放ラジオ101社統一キャンペーン「ラジオで逢いましょう」の実施について |
2008年3月3日 渡邉 裕晃
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