「早起きは三文の徳」という言葉があります。仕事を進める上で、ぜひ考えておきたいこと。それが朝時間の有効活用です。
「早起きは三文の徳」は、簡単に言えば早起きをすると良いことがあるということを意味する言葉です。この「三文」には「ごくわずかでしかない」という意味もあるようですが、「わずかであっても得るものはあるぞ」というのが元々の意味だったようです。
「早起きすると得をするというのは本当なの?」と思う人も少なくありませんが、早起き人間の私からすれば「早起きをしない人生」なんて考えられません。早起きの習慣は、素晴らしい毎日を生み出すには欠かせない習慣だと思います。
目次
早起きは三文の徳は本当!朝を活用する人生と活用しない人生
たとえば・・・、
早朝を活用することで、通勤ラッシュを回避する。 電車でゆったりと時間を活用する。 会社に早めにつくので、早めのスタートダッシュができる。 人が少ない上に電話も来ないので、仕事に集中できる。仕事がはかどる。 |
そういう流れを構築するのか、あるいは、
ギリギリ時間に家を出て、あくせく急いで駅に向かい、 通勤ラッシュで、何もできない時を過ごす。 会社にもぎりぎりの到着で、遅刻間際のあくせくを味わい、 仕事をスタートさせようとしても、いろいろな突発事項に邪魔される。 どんどん仕事が遅くなっていく・・・。 |
そういう日々を過ごすのか、という問題です。
早起きは、充足した人生を創造するために大切な習慣
たとえば・・・
仕事で人より抜きんでるために、
仕事で多くの人たちに喜んでもらうために、
また、自分の人生をより楽しいものとしていくために、
どちらのスタンスで進むべきか、ということ。
つまり朝の活用というのは、「単なるささいなテクニック」ではなく、「充足した人生を創造するためのマジカル習慣」だと思うのです。
「長い通勤時間」を逆手にとって、早起き習慣で成功した事例
早起きにはたくさんのメリットがあります。そうした意味で、ぜひ紹介したい書籍がこちらです。
【書籍:早朝起業―「朝5時から9時まで」の黄金時間を自分のために使う方法】
上記の本は、あるサラリーマンが、長い長い通勤時間ゆえに「何もできない」ことに悩み、思いきり早起きをして始発通勤をしたところ、とてつもない幸せをつかんでしまったという記録です。
(私自身のことも、ひとつの事例として紹介していただいています)
通勤ラッシュの中では人混みが激しくて何もできません。しかし始発通勤にすると座れるだけでなく、座席が広々使えます。読書ができる上、特には資料を広げて「簡易オフィス」にも・・・。この著者の場合は、そうして生まれた時間を読書タイムに充てたのです。次第に「片道で1冊を読み終える」までなります。
早起きするだけで、通勤時間をフル活用できる!
例えば片道1時間なら往復2時間です。
1か月は20営業日として、40時間。
これを、ただ何もしないだけの時間として使うか、あるいは、読書や仕事、プライベートの拡充などの時間として使うか。もっと言えば、1か月に40時間。何もしないのか。何かをするのか。
この差は、個人の成長に対して、大きな差を生みだします。
バリバリ仕事をしている人は、なぜ朝の活用ができているのか
朝の活用って、大変そう・・・。
そう思う人もいるかもしれません。
でも、実はこれは、何もすごいことではなくて、バリバリ仕事をこなしている人たちを見ると、なぜか多くの方が、さらっと実践していることなのです。ちょうど先日食事をした、社会人5年目の若手凄腕銀行マンも、全く同じことを実践していました。
さらっと実践できているのはなぜか?
もう「努力」の域を超えて、「習慣」になっているからです。
その「習慣」が、日々に大きなメリットを与えているからです。
止められないのです。
止めた時に被る損失があまりにも大きすぎて。
【このテーマ:次回につづく】
このコラムは、2008年4月9日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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