今回のコラムは、前回コラム、「「すぐ始めること」があなたの幸せを増やす!(1)」の続きになります。
もし前回コラムをご覧になっていないようであれば、ぜひ、こちらをご覧下さい。
「今度いつかランチしましょう」と言われた時の対応について、取り上げました。
「そうですね、ぜひ」で止めてしまわないで、「そうですね、いつが空いていますか?」と日時を決めてしまう。そうすれば、簡単に食事が実現する・・・。まぁ、論理的に見ても、あまりまえ(笑)の話です。
フジマキ・ジャパンの藤巻幸夫さんのケースもご紹介しました。日時を決めず、「そうですね、いつか、ぜひ」だと、実現するものも実現しませんよ、という話です。
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「いつか」のままでは、その日は永遠に来ないよ!
藤巻さんは、そうおっしゃっています。
そして、いざ終わってみれば、「お食事できてよかったです!」と感謝されることが多いと。刺激になることも多く、勉強になることも多く、さらには、仕事に結びつくことも多いそうです。
多くの人と同じように「そうですね、ぜひ」で止めてしまったら、味わえなかったはずの、大事で幸せな経験だと思います。「機会を自ら創る」ことがいかに大切か、ということ。
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またこれは、仕事でも趣味でも、人づきあいでも、「すぐにやる!」ということが、どれほど大切かということ。逆にいえば、それをやらずにいることの、幸せの機会損失というものは、非常に大きいということです(しかも、目に見えにくいので実感しにくい)。
映画を見る、美術展に行く、気の合う友達と出会う。
仕事の案件に出会う、良い仕事のパートナーと出会う。
没頭するような趣味や本に出会う。
たとえばそんなことの一つやふたつ、誰でも経験があるはずです。そして、考えてもみてください。もし今の自分が、それに出会っていなかったとしたら・・・。
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やることはひとつ。「すぐやる」ということ。
やりたいなぁと思ったら、すぐ始めるということ。
怒られるかも、嫌がられるかも、そう思ってやらないよりは、「えいやっ」と、始めてしまった方が良いのです。失敗したって、それは必ず自分のためになるのですから。
「思う」だけで、「行動」していなかったら、それは、「思っていない」のと同じ。「いつか走ろうと思う」は、まだ走り始めていないという点において、第三者から見れば、「走ろうと思っていない」に等しいのです。
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人生は有限です。いつまでも何かができるわけではありません。
あと50年生きられるかもしれないし、明日死んでしまうかもしれない。
あと50年生きられるかもしれないものの、今しかできないこともある。
だったら、自分から何かをやってみたいと思った時、あるいは相手から、食事なり、イベントごとなりに誘われた時、「まずは、やってみる」ということ、本当に大事だと思います。
仕事でもプライベートでも、「明日やればいいや」「いつかやろう」ということがあれば、「今日からやってみる」に切り替えること。それこそが、幸せを受け取る量を増やしていくための、大事な入口になると私は思います。
【このテーマ:おわり】
■このテーマに関するおすすめ本
考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術
久米 信行 日本実業出版社 2008-08-22
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がんばっているのに報われない人のための 「認められる!」技術
久米 信行 日本実業出版社 2009-05-21
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このコラムは、2009年6月27日に配信したメールマガジンを加筆・転載したものです。
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