eコマースの市場が急成長を続けるインドネシア。今年の4月27日から29日まで、インドネシアのeコマースに関する大規模な展示会が首都ジャカルタで開催されることになったようです。
展示会の題名は、「インドネシア、eコマースサミットエキスポ(IESE)2016」。
今回、インドネシアの主要メディア「Kompas」が、
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という記事で、イベントの概要を報じているのでご紹介します。
【写真:eコマースサミットエキスポ(IESE)2016の概要を伝えるKompasの記事】
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内容は次のとおり。
eコマース産業の事業者たちが集うこのイベントは、ジャカルタの「Indonesia Convention & Exhibition」会場において、「インドネシアのデジタル・エコノミーへの変革」というテーマで開催される。
3日間の開催期間を通じて、IESEは、eコマース産業の100以上の事業者を、講演者として招待する予定だ。これら事業者の分野は様々で、例えばオンライン小売やマーケットプレイス、クラシファイドやデイリーディール、決済サービスなどだ。
また、200のeコマース・ブースや、100の中小企業ブースもデジタルクリエイティブ産業の展示会をにぎやかなものとしてくれることになる。eコマースの事業について、すでに事業を進めている事業者や、新たに関心をもった事業者などが、この展示会を通じてそのビジョンと視野が広げるきっかけになればと期待されている。
「展示会の講演者が準備しているのは、eコマースに関する知識や経験をシェアすることで、規制をする側の監督官庁や、eコマース事業者、関連するビジネス事業者や中小企業などもカバーする」と、インドネシアeコマース協会のDaniel Tumiwa会長は、記者への説明文書の中で述べている。
さらには、IESEは、人々がeコマース産業のポテンシャルを理解してくれるよう教育するための展示も行う。消費者としても、また事業者としても、今回の展示会はインドネシアのeコマース経済の生態系が成長する後押しになることが期待できるだろう。
「IESE 2016においては、展示会コンセプトの通り、オンラインショップという購買方法の変革を感じることができる」と、インドネシアeコマース協会の監視局のEdi Taslim氏は語る。
すでに知られている通り、インドネシアはeコマースの成長が最も急速に進む国家の一つだ。このことは、スマートフォンやインターネット情報通信インフラの浸透がますます速度を増していることと無関係ではない。
今年、インドネシアのeコマースビジネスの価値は、120兆から140兆ルピアにまで達する見込みだ。今後三年の間に、この数値は1300億ドル、つまり1700超ルピアになるだろうと想定されている。
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インドネシアのeコマースの市場が急成長を続けていて、それについて、政府がどのような動くを見せているのか、その概要については、最近のブログでも以下のようにまとめています。
(参考:samsul.comブログから) ■2016年1月16日up 「インドネシアがeコマース産業で外資100%の参入を許可」は本当か? ■2016年1月19日up インドネシア政府「eコマース・ロードマップ」を1月下旬には発表か ■2016年1月20日up インドネシアの「eコマース・ロードマップ」をどう見るか。通信情報大臣と商業大臣のコメントから見えるもの ■2016年1月24日up eコマースの発展に必要なのは「保護」か「支援」か。インドネシアeコマース協会のスタンス |
今後の成長と、政府の方針に注目が集まる中で、今回の「インドネシア、eコマースサミットエキスポ(IESE)」のようなイベントは、情報収集の上でも、またネットワーキングの意味でも、非常に有益だと言えそうです。
イベント公式ページはこちら。
■Indonesia Ecommerce Summit & Expo 2016
私自身、日本のインターネット黎明期にさまざまなイベントや展示会などに参加してきました。情報を集め、発展の息吹を感じ、今後の可能性を探る。そうした意味で、とても役立ちました。
急成長を始めたインドネシアのeコマースも、当時と同じようなステージにあるものと考えます。ご関心のある方は、ぜひチェックしてみて下さい!
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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