インドネシア初のeコマースEXPO開催、注目されるインドネシアの意気込み

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4月27日から29日まで、
インドネシアのeコマースに関する大規模な展示会が
首都ジャカルタで開催されています。
「インドネシア、eコマースサミットエキスポ(IESE)2016」というもの。
すでに1月にブログで紹介しましたが、
eコマースの市場が急成長を続けるインドネシアにあって、
eコマースだけをテーマとするイベントとしては初。
東南アジアで行われている、一般的なEコマース関連イベントを見ると、
これほど大きな規模で開催されるものは珍しいようです。
他のイベントとの共催だったり、
1日で終わるものであったり。今回のイベントでは、
ジョコウィ大統領を筆頭に複数の大臣が来るなど、
かなりの力のいれようになっています。

「インドネシアで最初のeコマースの祭典、正式に開会へ」と題するKompas記事より【写真:ジョコウィ大統領のオープニングスピーチの様子(「インドネシアで最初のeコマースの祭典、正式に開会へ」と題するKompas記事より)】


     □     □     □
1月に書いたブログはこちら。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年1月25日up
 「インドネシア・eコマースサミットエキスポ(IESE)2016」4月27日から29日までジャカルタで開催へ


今回、インドネシアの主要メディア「Kompas」が、
イベントの開会に関する記事を出していたので、ご紹介します。
記事の題名は、

「インドネシアで最初のeコマースの祭典、正式に開会へ」
“Pesta” E-commerce Pertama di Indonesia Resmi Dibuka – Kompas.com(27 April 2016 | 12:16)


というもので、その内容は次のとおりです。

ジョコウィ大統領は、4月27日に、 Indonesia E-Commerce Summit & Expo (IESE) の開会を行った。これは、eコマース産業に特化したイベントとしては、インドネシアで開催される最初の祭典だ。
「今日の朝、私はIndonesia E-Commerce Summit & Expoの開会を宣言します」と、ジョコウィ大統領は、イベント会場の壇上から語った。
大統領が期待するのは、インドネシアがより早くスタートアップのエコシステムが発展するように動き出すことだ。例えば、インキュベーションの問題から始まって、インドネシアにおけるアプリ開発の数を増やすこと、ベンチャー資本の問題などだ。
政府はまた、このエコシステムを発展させるために資金を出すことについて、より強気の姿勢をとりたいと考えている。
3日連続の間、このeコマースの「祭典」は、eコマース産業に従事する100以上のスピーカーを招待している。彼らはeコマースの様々な分野からくる。オンライン小売、マーケットプレイス、クラシファイド、デイリーディール、決済サービスなどだ。
また、このデジタルクリエイティブ産業の展示会をにぎやかにする存在として、200のeコマース出展者、100の中小企業出展者がある。
開会式において、インドネシアeコマース協会(idEA)の代表である Daniel Tumiwa 氏は、デジタル産業の発展について、かいつまんで紹介した。1994年のインドネシアにおけるインターネットサービスの台頭から、1999年のフォーラムサイト「kaskus」の誕生、そしてオンラインとオフラインのモールである「Bhinneka.com」に至るまで。
「Tokobagusのようなサイトの誕生から始まって、続いて2006年の3Gネットワークの浸透、そして1年後のDokuという支払いサービスまで。これらのすべてをルール化する2008年のITE法を政府が制定するまで、長く時間はかかっていない」とDaniel氏は語る。
デジタル世界の成長は、ますます広くなっている。GojekやTicket.com、Travelkota、Tokopediaの立ち上がりに示される通りだ。また、インドネシアのeコマース事業者たちを集める器としてidEAが設立されるまでになったことからもわかる。
通信情報省の Rudiantara 大臣もまた、インドネシアにおけるオンライン事業のエコシステムがスタートした過程について語った。
「さる2015年末には、すでに4G回線がリリースされた。だいたい2019年には4Gテクノロジーがインドネシア全土で開通することになるだろう」と Rudiantara 大臣は語る。
今回の「Indonesia E-Commerce Summit & Expo」は、インドネシアeコマース協会 (idEA) によって、Dyandra Promosindoというプロモーターとの協力のもと開催される。このイベントに与えられたテーマは「The New Digital Energy of Asia(アジアにおける新たなデジタルエネルギー)」だ。
ジョコウィ大統領に加えて、このイベントには商業大臣のThomas Lembong氏、通信情報大臣のRudiantara氏、インドネシアeコマース協会のDaniel Tumiwa会長、TokopediaのCEO、William Tanujaya氏も出席する予定だ。

     □     □     □
私自身が、今回のイベントに参加できなかったので、
メディアからの伝聞でしかお伝えできないのが残念なのですが・・・、
インドネシアのインターネット市場については、現在、
今後の飛躍的な成長と、政府の方針など、期待と注目が集まっています。
そうした環境であるだけに、
今回の「インドネシア、eコマースサミットエキスポ(IESE)」のようなイベントは、
情報収集の上でも、またネットワーキングの意味でも、
非常に役立つことでしょう。
     □     □     □
今回の記事をみるだけでも、
大統領をはじめ、政府としても民間としても、
今度の成長に強い自信をもっていることが感じ取れます。
私自身は、1997年頃から日本でネットビジネスに携わり、
黎明期から成長していく姿を間近で見てきました。
おそらくその時の躍動感と似たものが、
いまのインドネシアにあるのではないかと私は感じます。
     □     □     □
本ブログでは、今までもインドネシアのネットビジネスの動向について、
現地の主要メディアを紹介するかたちでお伝えしてきました。
定期的にご覧になっている方には、
インドネシアのネットビジネス環境をみて、
日増しに成長していく姿をお感じいただけれいるかと思います。
今後もウォッチしていきます。いよいよ少しずつ形になるタイミングかなと。
これからも、インドネシアの動向には目が離せません。
サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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