8/31(木)にスタートした、ベトナム・ホイアンでの「海外ビジネス武者修行プログラム」2017年夏・第10ターム。9/12(火)でプログラムの最終日を迎えました。改めての振り返りを。
日本の学生向けに行われている海外ビジネスインターンのプログラム。私の役割は、彼らのビジネス面での成長を促す、「ビジネス・ファシリテーター」です。
今回、参加したのは28人の武者たち。アタマとカラダとココロとをフル動員して、最後の最後まで、みんなよく頑張り抜いた! 2週間、本当によくやった!
「ビジネス・ファシリテーター」として彼らの成長に寄り添うことができたことは、ただただ感無量です。2週間が本当にあっという間で「もう終わってしまった」というのが信じられません。
今まで、「2016夏」「2016年末」「2017春1」「2017春5」「2017夏4」と、合計5回に渡って「ビジネス・ファシリテーター」として参加させていただきました。6回目となる今回の28人を加えると、合計で159人の学生さんと対峙させてもらったことに。感慨深いな・・・。
【写真:最後に記念撮影を!】
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本プログラムの詳細はこちら。
私が「武者修行プログラム」のファシリテーターとして動く時、始めのころはマニュアルに沿ってやっていましたが、慣れてくるにつれ、集まってくる参加者の様子を見てやり方をチューニングするようになりました。今回も新しいチャレンジをいくつか。
今回のタームの参加者たちの特徴は「元気なメンバーが多いな」というのが私の印象でした。反応がいい。ちゃんと反応する。しかも、1日また1日とたつにつれ「素直で、とても優秀な人が多いな」と。
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でも途中から「あれれ?」と思う局面が出てきます。
特にビジネスにおいては、「できるか、できないか」より「やるか、やらないか」が次のステップを切り開くという性格が非常に強いと私は感じています。だから、やってほしい。そうすればわかるから。そこでわかったことをふまえて、また次のヒントを与えるから・・・。でも動けない。動かない。あぁ、もったいない。 本当に忸怩たる思いでした。
なんとかしたいと思った私は、新しいことを試しました。それで不快に思った参加者もいただろうなとも思います。でも、これは今までの私ならやらなかった新たなチャレンジで、しかも、考えに考え抜いて実行した・・・というよりは、みんなの状況とみんなのことを真剣に思い尽くした上で、思いもよらず自然と出てきた行動でした。
自分が自分でないような感覚。自分からみんなの前で伝えていながら、一方で「あれ? 今までの自分ならできなかったことなのに、自然と出てきちゃってる。不思議だ、なんでだろう?」って思いながら、そんな不思議な感覚に襲われながら、本音の想いをみんなに語り続けていました。みんなによって、自分もまたたくさんの学びがあり、みんなのおかげでたくさんの成長を与えてくれたと感じています。今まだジャカルタにいるので帰宅できていないのですが、家に帰ったら真っ先に妻に報告したい「学び」もあるんだよね・・・。
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でも、ちゃんとやるべきことをやったチームは、それなりにきちんとした結果を出していました。何度も何度も試してみて。困難があれば相談に乗ってあげて。そしてまた自分たちで何度もやってみて・・・。
PDCAを何度も何度も回したチームは、きちんと結果を残していた。「すげー」って感じる場面もたくさんあった。奇跡も見せてもらいました。真剣に取り組む状態ができさえすれば、人は短期間のうちにこんなにも成果が出せるんだ!って、感動をおぼえる場面すらありました。
あっと言う間の2週間。みんな本当によく頑張り抜いたと思います。やりきった人はやりきった人なりの感慨を。そして、やりきれなかった人は「もっとこうすればよかった」という後悔を、次への学びへと昇華させることまできちんとできた上で終了を迎えることができたことは、このタームの良かった点だと強く感じます。
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私自身、みんなからたくさんのことを学ばせてもらいました。これからの大いなる飛躍が目に見えるようで、楽しみすぎてなりません。みんな、本当にありがとう。私も今後さらなる精進をしていきます。
最終日を終えて、「ついに終えたぞ!」と一息ついた時、あまりの感慨深さに、一気に書き上げたのが、彼ら参加者たちへのメッセージ。やりきりました! 終わってしまったのが寂しいなぁ。
■はらっつぇ:明らかに顔つきが変わったよね。はらっつぇの話をいろいろ聞いてみたくて、でもなかなかうまく機会が作れなかったんだけど、少なくとも初日と最終日では表情が全然違うなって。目の視線の力が全然違う。はらっつぇは自分が成長した事実を信じて、自信をもってほしいなと。だって武者修行に申し込んだというだけでも、今までのはらっつぇではできなかったことだよね? 1年前に知っていたのに逃げちゃった。でもやった。はらっつぇは武者修行に来たというだけでも大きな成長を遂げている。そして実際に格闘した。日本に帰りたいって思った時もあるよね。でも最後までやりきった。自分を褒めてあげよう。まつもっちゃんと協力して、よく4つもつくりあげたね。頑張ったと思う。そうやって少しずつ前に進もうっていう「意欲ある自分」のことを、もっともっと好きになってみて。きっと加速していけるはずだから。「自分が自分の人生の運転手になるという意志や方法」を身に着けたよね。大丈夫、ゆっくりと前進していこう。僕は、いつかはらっつぇから「幸せになる講座」を受けることを夢見て、また待望もしています。逃げずに挑戦できる自分になった、そんなはらっつぇのこれからのさらなる成長を、僕は心から楽しみにしています。あとテコンドー、今度見せてください(笑)
■まつもっちゃん:「本気になった経験がない」って言っていたけど、初日のキックオフに誰よりも早く、圧倒的に早く会場入りしていたまつもっちゃん。ファシリテーターよりも早く来ていたよね。それこそ「初日から本気だな・・・」と僕は感じていました。まつもっちゃんは、もっと自分を認めて良いと思うよ。最初は引っ込みがちだったかもしれないけれど、途中からみんなの前で積極的に発表するようにもなったよね。思い切って発言してみたら、なんとなく壮快に感じられる気持ちもあったでしょう? ビジネス企画は、はらっつぇと協力しながら4つもつくりあげた。よく4つもつくりあげることができたな・・・と。最後の引き継ぎの日も頑張ったよね。能力があるんだから、もっともっと、おもいきって開いたらいいと思うよ。もっともっと、はっちゃけてやってごらん。新しい世界が見えてくるはず。そして、演劇のこと、タームの誰だか見つけられたかな? もし見つけられずにいたら、正解はダレちゃんです。ぜひいろいろ聞いてみて。 ■ぽんT:自分でも感じているはずだけど、ぽんTは、すっごい変わったよね(笑)最初はもう、それこそ勝手に日本に帰ってしまうんじゃないかと心配すらしていたんだけど、途中からの変貌は何・・・?「めっちゃ楽しい!」とか言い始めて(笑) 日本に帰ってからも、そんな巣のぽんTでいてほしいなと。そして未来は大きく見つめてみよう。自分で規定して考えるのではなく、現実と現場を見てみよう。自分で考えるより現実はもっともっと広いから。現実は自分が考える以上に、可能性の宝庫だよ・・・って信じてみて。そして実際に見てみて。ぽんTは才能があるから、変に世界を狭くしてほしくないんだ。広く見て、どんどんチャレンジをしてみてほしい。スポーツビジネスへのチャレンジ、ものすごく応援しています。できること、たくさんあるよー! そして例の本、必ず読んで!そして、その著者を超えて! ■キキ:本当に勉強熱心だよね。純粋に褒め言葉として言っています。とにかく優秀。だから「考える」を少し減らして「行動する」を少し増やすだけで、きっと目に見える世界はもっともっと広くなるはず。考えて納得できずにいることがあれば、まずは考えをいったん止めて現場を見てみて。現場に触れてみて。そのあとでまた考えればいいだけの話だから。きっとヨットを通じて、すでに感じていることなんじゃないかな。あとは、やるだけだと思う。ヨットを楽しんでいる自分を、他の領域にも使ってみて。思い切り自分を出してみよう。考える前にやる・・というくらいでいいと思う。能力があるんだから大丈夫。そしてタイで得た経験は財産だから、その活用を考えてみて。僕はきっと、その現場に再度触れてみることで新たな発見があるような気がするよ。 ■れな:「自信をもって意見の言える大人になりたい」。そんなれなが、最後はちゃんとそうなれたような気がするな。自分ではどう感じている? 僕が見るに、れなはちゃんとそこに近づけたように思うよ、スケジュールが終わりになるにつれて。途中で僕に言ってくれたよね。すごく悔しい思いで過ごしたんだと思う。1人で頑張った。やっていることもわかる。チームの方向性に同意もする。納得もしている。でも・・・共感をしてほしかったよね。真剣な想いで語るれなを見ていて、あぁ、れなはすごく変わったんだな・・・って感じました。初日と最終日では全然ちがうれなだから、成長したこと自体はちゃんと認めてあげて。企画の採用には至らなかったけど、僕は赤も白も大好きでした。だから、あと数日あれば・・・と、僕もすごく悔しい。でも商品開発の面白さも感じられたんじゃないかなとも思っています。今の調子で、どんどん自分を出していくと良いよ! 将来また名物商品をつくりあげることができたら、ぜひ教えてね。 ■あつき:無念だったかもしれない。でも、すごくさわやかでもあるんじゃないかな。最後の宣言は素晴らしかった。まさに「ヒミツキチ」がもう出来ているんだよ。出来始めているんだよ。やればできるんだ。人を下に見て・・・みたいな話もあったけど、僕に言わせれば、そんなこと気にせず、どんどんやれ!って思う。だって、僕と話をしていて、いつでも「ヒミツキチ」が試せる環境にあることはわかったよね? あつきが積極的に全体の場に参画して、いろいろなチャレンジをしてきたことはすごくよくわかる。「ヒミツキチ」まで、もう一歩だなって。できる環境はあるし、今のシェアハウスのオーナーの了解もとりつけたんだから、あとはどんどんやるだけだよ! 失敗したって良い。どんどんやろう。思い切り!「上から目線」うんぬんにこだわり過ぎなくて良いよ。どんどんやれ!(笑) ■りょうた:最後の宣言はすごかったな・・・。というかズルいね。あんなに立派なことができちゃったら、みんながついていけないよ(笑)ものすごーく変わったなって思いました。最初から積極的に発言して活動していたのも立派。最後の方で、思い切り感情を出して格闘していた姿も立派。とにかく真剣なんだよね。その真剣な姿勢は立派だと思う。あとは、その真剣さを、考えることに真剣になるだけでなく、動くことに真剣になるだけで、世界はすっごく広がるはずだよ。それこそが「世界中の人々と理解し合える、誠実な日本人」になるための大事な一歩。りょうたならできる。ものすごく期待しています。最後にホーチミンで会えなかったのは残念だな・・・。 ■はっち:はっちはね、無理に自分を探そうとしなくても良いんじゃないかなって思いました。どんな軸が・・・って、考えたり整理したりすること、正直な話、難しくない? 今のはっちこそが、すでにあるはっちだからね。軸が表現できなくても、今の自分が言語化できなくても、それでもはっちはそこにいる。僕は、誰であっても巣の自分こそが一番ステキなその人だと信じている。魅力的なはっちは、もう今そこにいるんだよ。ビジネス企画は採用に至らなかったけれど、本当によく頑張ったよね。最後に僕のところに来てくれて、思いの丈を伝えてくれて。本当に悔しい想いがあったんだろうなって感じました。はっちの本気を感じました。本気の本音の自分こそが本当に魅力的なんだなって、改めてはっちから教わりました。また何かあれば気軽にどうぞ。日本で会う機会があれば、ぜひパクチーレストランで(笑) ■ゆい:ゆいにとって今回の武者修行はどんな経験になったかな?「今まで言われたことだけをやってきた。自分から行動できるようになりたい」というゆい。僕が見ている限りでは、日増しに変わっていく姿が見られて、本当に頼もしく感じていました。最後に言っていたよね。みんなが「やりきった」と言うのに対して、ゆいは目だけでも「ちがうー!!」って訴えていた。すごく意志を感じた。その後に顔を左右にふって、小さな声で「やりきっていない・・・」って。ゆいのすごさを感じた瞬間だった。確実に変わった。 あと、滑舌がどうのこうのと言っていたけど、僕は全然気にならなかったよ。今の調子で、どんどん自分を出していったら良いんだと思う。ゆいが人生でしたいことは「多くの人や物事にふれあう」ということ。きっとそれを突き詰めることが、自分から行動できるようになる第一歩かなと。そして最後まであきらめないことのパワーを常に思い出して。武者修行を通じて、来る前のゆいと、最終日のゆいを比べれば、大きな成長がある。これからもぜひ、どんどんアクションしてみて。そして今度会う時は、ぜひ台湾の話を聞かせて。 ■でぃーち:良いキャラだったなーって。これは褒め言葉。ちゃんと、でぃーちらしさを失わずに、誰かに流されることなく、ちゃんと自分をもちながら常に前進することを考えていたでぃーちは素晴らしい。自分で実感できているか、わからないけれど、明らかに変化しているからね・・・。それを、自分を失わずにできていることが素晴らしいなと。「自分自身が全力で楽しむこと。その上でチームをつくって頑張りたい。表面的なつきあいのチームではなく、深いつながりのチームづくりを学びたい」という想いは実現できたかな? 僕はでぃーちの、特に後半での活動が、すごくそれに貢献したなと思っている。でぃーちが主導するBCは、なんというか、みんなに寄り添うスタンスと味わいがあって魅力的だったよ。その調子でこれからも前進していってほしいなと。まだまだできることがあるはずだよ! そして、寝顔写真の収集癖は、そっと心に秘めておきましょう(笑) ■おばてぃー:おちゃらけているおばてぃーも良いけれど、僕は、巣の真面目なおばてぃーこそが、本当にかっこよかったな・・・って思っています。だって、見ているだけでも全然違うから。ビジネス企画を進めるにあたっては、大変に感じたこともたくさんあったと思う。でも、最後までこだわり続けることとか、最後までチャレンジし続けることとか、「ま、いっか」を消すこととか、大事なことは学べたんじゃないかなと思っています。「俺たちは強い」っていうキーワードは本当に素敵な表現。チーム想いでもあるよね。真面目はカッコイイ。引け目無く、素の自分でチャレンジしていこう! 教育の分野で次の世代に夢を与えられる仕事をしたいなら、なおさらだよ。 ■ふくちゃん:チームの優勝おめでとう! しかしながらチームの運営・・・、ぶっちゃけ大変だっよね(笑) ふくちゃんが先陣を切って話し始めても、みんながなかなかついてこなくて。自分を抑制することでみんなの発言が増えるかな・・・って考えたこともあると思う。でも、やっぱり素の自分が出せないのはつらいよね。控えたからといって、みんなの反応が増えるわけでもないし。ふくちゃんなりに、たくさんの試行錯誤をしたんだろうなって思いました。最後の2日間には救われたんじゃないかな。いずれにしても、ふくちゃんはみんなの中でも率先して発言できることが財産。これからも臆することなく、どんどん発信してみて! 「福をもたらしたい」というふくちゃんの思いは、きっとそこから始まるよ。 ■ダレちゃん:チームの優勝おめでとう! いやぁ、ダレちゃんはすごく変わったね・・・。スペイン語を語るダレちゃんは、日本語を語るダレちゃんとぜんぜん違う(笑) 僕は、ハーフ、クウォーターの人たちの未来を開くことをミッションの一つにしているので、ダレちゃんが個人面談に来てくれたことはとても嬉しかった。出自が複数あることは恥ずべきことではなくて、逆に誇りに思うべきことじゃないかな。Favoも嬉しそうだったね・・。アンケートでも、スペイン語圏の人とはとっても楽しく会話できたでしょう? 英語では得られない喜びと嬉しさだよね。残念ながら英語には「その力」が無いから。ダレちゃんには、ぜひその才能を活かしてほしいなと。ペルーと日本をつないでほしいし、できればいつかスペインにも行ってみてほしい。器用にならなくて良いよ。自分が一番やりたいことを徹底的に追求してみて。その結果が、お父さん、お母さんの喜びにつながるから。日本とペルーとスペインと、そして世界中にあるスペイン語圏の国々。いやぁ、可能性は広いね・・・。3つの言語の教育者として、あちこち移動しながら活躍する道も良いんじゃないかな。もっともっと自信をもって前に進め! ■イッチ:チームの優勝おめでとう! イッチはすごいよ、頑張るべきことがわかって、ちゃんと頑張った。チームに欠かせないメンバーだったなと。みんなと異なる意見をもてること、みんなと異なる視点から見ることができること。それはとても大事なこと。おそれずに出していくと、もっともっとイッチの可能性は広がるんじゃないかな。最後の2日間までは大変だったかもしれないけれど、ちゃんとチームが覚醒できたよね。まさに「みんな本気」。翌日のランチで「午前中に準備が全部できちゃいました。要はやる気があれば、できるってことですね(笑)」って言ってくれたけど、本当にそう思う。イッチはイッチをどんどん出していくべきだよ。絶対に面白くなるはずだから。大学に入る前から武者修行に興味をもっていたという、本来は行動派であるはずのイッチ。応援しています。 ■かねごん:チームの優勝おめでとう! 途中までは大変だったかもしれない。でも最後の2日間は見事だった。チーム全体が覚醒して・・・かねごんには、その最後の2日間をぜひ覚えておいてほしいなと。まさに「個性の強いチームがまとまったら強い」。みんなで150%を出し切ると、意外と何でもできたでしょう? かねごんは語学力で尻込みすることが多かったけど、ここを磨くと世界が広がっていくことは体験できたと思う。かねごんの次のチャレンジかもしれないね。グローバルなビジネスの世界で活躍できるようになるための大事な手段。アメリカ横断に行くんだよね。ぜひ語学のチャレンジを。そして、どんどんアクションしていこう! ■くらら:スカーフを売り切った時の気持ち、覚えている? あれがビジネスの原点。これから林業に取り組むとしても、あの感覚はぜひ覚えておいてほしい。静かなチームではあったけれど、積極的にアンケートをとり、積極的に売りにいったのは立派。できればもう1つ追加で売ってみたかったけど、でもあの女性客とのやりとり、いただいたコメント、笑顔・・・。いつまでも心に刻んでおいて。そして、臆することなくどんどんアクションすること。どんどん人に聞いてみること。現場を見に行くこと。林業に関わる上でも実践してほしい。やりたいことが多くて、どれに焦点を絞ったらよいかわからない・・・という状態でとまっていたら、あえて全部やってみよう。林業はバイオマスの観点でも注目される分野だから、ぜひくららなりに新しい分野を開拓してほしい。どんどんアクションを。どんどん現場へ。どんどん人に会おう。 ■あげもん:「本気になって心から感動したい。学生の間でなにか自分の一生語れる財産のようなものが欲しい」というあげもんにとって、スカーフをちゃんと売り切ったことは大きな財産になったんじゃないかと思う。あれがビジネスの原点だし、「徹底的にやりきる」ことの意味。あきらめないこと、「まぁいっか」を消すこと、徹底的にやること。それこそが「真のビジネスパーソン」だと思うんだよね。最後の最後までうまくいかなくて、努力が無駄だったんじゃないかと感じた場面もあったはず。でも、最後の最後の粘りが意味のある結果をもたらしたね。最後の最後で達成した時の、あげもんの喜びようはとても印象的だった。「誰かの成長を支えてあげることの喜び」も、しっかりと味わうことができたよね。これからもあの粘りを忘れずに! ■なおき:よくやりきったねー。みんな静かなチームだけど、積極的にアンケートをとって、街に出て一生懸命に活動したのは素晴らしかった。最後の最後で売り切ったところは、「やりたいことを夢に留めずに実行できる人間になりたい」というなおきにとって、印象的な出来事だったんじゃないかと思う。終礼での最後の発表も素晴らしかった。勇気を出してアクションしてみれば、意外とできちゃうものなんだよね。その調子で、どんどんアクションしていこう。「やった者勝ち」だから。そういえば言い忘れたけれど、外国でのエネルギー発電に興味があるんだよね? 同じチームのくららが林業に関心をもっているから、バイオマス発電のところで共通する話題ができるんじゃないかな? あと、いつか鹿の話、聞かせて下さい。 ■みしぇる:3つのニックネームを決めるところから始まった武者修行。みしぇるにとって、どんな学びが得られたかな? 高校の先生になるためにも、大学では学べないこと、自分の経験や強みを活かした社会経験をしておきたいって。きっとたくさんの学びがあったんじゃないかと思う。「生徒と共に進路に向き合うことのできる人」って素敵なことだよね。武者修行を通じて、良かった経験、うまく行かなかった経験、いろいろあると思う。大事なことは、どんな経験からも必死で学び取るということ。あきらめないということ。あきらめずに戦い続けるということ。そうした情熱こそが、これからの時代の先生に必要なことだと僕は思っています。みしぇるのこれからの新しい格闘に期待しています。 ■てつ:バスケにダンスに・・・本来は積極的なはずのてつ。だから自分の意見を隠さずに、自信をもって前に出るというだけでも、本来のてつが戻ってくると僕は感じています。Day10の夜のみんなのミーティング。「最後の最後まで、武者修行を無駄にしたくない!」っていう意志を僕は感じた。「素直に応援したい!」という気持ちになりました。 必死にやっていると、周りから応援団があらわれてくるんだよね。 「ゆきのちゃんのようになりたい」って、少しでも周りに影響を与えられる場面、まだまだ増やしていけるはずだよ。あきらめない。半歩でも良いから前進し続ける。その意志が大事。本来は積極的なてつだから、自信をもっていい。少しずつ進んでいこう。応援しています。 ■なべ:たしか初日の自己紹介、一番目に名乗り出たのがなべだよね? 朝礼や終礼でも積極的で、とても意欲を感じていました。だから途中から失速する場面がみられて「あれ?」って心配だった。なべは絵の才能があるんだから、そこは自信をもっていい。目標通りに行かなかったとしても、そこまでたどりついたということは明らかな成長だし、絵が好きだってそこまでたどりつけない人はたくさんいる。自分で自分を褒めることも大事だよ。絵を書いて貼ったあとのチームメンバーの反応、大変な喜びようは、まだ覚えているかな? あの感覚は絶対に覚えておいてほしい。そんな毎日がおとずれたら楽しいと思うんだよね。もっともっと自分を出していこう。もっともっと絵を描こう。武者修行の絵も描いて。和也さんにもつないだから、ぜひ作品を仕上げてPRしてみて。僕はなべのこと、ものすごく期待しています。 ■じゅんじゅん:このチームは本当に泣き笑いだったね・・・。よく最後まで頑張った。企画のない状態で走っていて、最後の最後で複数の企画を出し切った。最後の最後だから荒削りだし、もったいない結果にもなった。もうちょっと前から動いていれば面白い結果が出せたはずなので本当にもったいなかったなと。でも、短期間でもかたちにできたということ。これには自信をもっていいんじゃないかな。4ヶ月のアメリカ留学の経験は武者修行の中で活かすことができたよね。どんな経験も次の段階に必ず活きてくる。これからもどんどんチャレンジしていってほしい。ギターにボーカルにと積極的なんだから、中途半端にではなく、徹底的にどんどんやってみよう。そして例の1日1投稿、期待しているよ!(やっていると、だいたい30日くらいで気づきが出てくるはず。そこから自分なりの次のステップが見えてくるよ。毎日連続でやることではじめて見えることがあるからお楽しみに) ■やまっち:やまっちは最後のところで覚醒したね。間に合って良かった! ちゃんと本気になって取り組むということが、どれだけ価値のあることか。それを体験を通じて感じ取ることができたのだとしたら、やまっちの今度に大きな影響を与えることになると僕は思う。あきらめないことは本当に大事。お金を稼ぐためにも。仕事で成功するためにも。そして友達を増やして世界を広げるためにも。これからも、やまっちにはその点をこだわり続けてほしい。本気で取り組むことこそが、次のステップを切り開くための大事なこと。恥を捨てて全力で行くこと。これを今後も大事にして! ■さがしょー:さがしょーはエンカレッジでの活躍もあるのに、なかなか動き出せないのが「あれー」って思っていました。すっごい深いところまで考えることができるから、もったいなって。「ビジネスの世界で活躍する大人になりたい。そのためには頭で考えるだけでなく行動しなきゃ。そこが欠けている。だから実行力のある自分になりたい」って、そのさがしょーの課題を大きく試されたのが今回の武者修行だったんじゃないかな。きっと今までは大きな壁だったことが、今回の武者修行を通じて、ついに次のステップに行けたというような気がする。最後の最後で企画やりとげたよね。さがしょーにとって、とても大きな成長をやりとげたんだと思う。あとは走り始めて、走り続けるだけ。期待しているよ! ■かな:まさに挑戦の2週間だったね・・・。チームの年齢差もあって、なかなか大変な中でのチャレンジだったかもしれない。でも最後までやりきったよね。自信や責任をもって選択をできる人になりたい。そのためのヒントは、きっと体感を通じて学び取ることができたんじゃないかな。アクションすることの意味、現場を見ることの大事さを、しっかりと認識できて、日本に帰ってからの次のステップにワクワクしているんだろうな・・・って、物静かな中にあっても強い芯をもつかなの最後の日々の言動から、ひしひしと感じるよ。また日本で会う機会があれば、起業話、ベンチャー話をぜひやろう。現場を回った体験談も聞かせてほしい。梨と栗を食べながら(笑) ■Marina:今までやってきたインターンは海外ものを含め、必死になって答えを探して、もがいてアウトプットを出した、というものではなかった。それに対して、武者修行はどうだったかな? Marinaを見ていると、ちゃんと最後の最後まで、あきらめることなく本気でチャレンジし続けたことがよくわかる。特に最後の日に近づいて来た時のチームの挑戦。そしてDay12の朝でも諦めずに積極的にアクションした時の姿・・・。あの時に4人のお客様にインタビューできたことが、「価格を示す」という決定的なヒントをもたらしてくれたよね。まさに「最後まで諦めない」パワーが発揮された瞬間だと思う。これからも、ぜひ本気のチャレンジを。期待しています。最後の帰りのバスが一緒でなかったのは残念だったね・・・。 ■ヒデ:僕は素直にヒデのお母さんに会ってみたいなと思いました。「強く生きて」は、とんでもなく深く、またとんでもなくパワフルで、とんでもなく魅力的なキーワード。それを追い続けるヒデは本当にすごいし、すでにその点だけでもヒデの強さなんだよね。ヒデは、武者修行の1日目から、徹底的にがんばっていたのがすごいなと。例えばあの日の夜のワインバー。近くで見ていて、そのこだわりをすっごく感じた。ちゃんとやっている。やりぬこうとしている。あれは強さをもつヒデだからこそだよ。その背景には優しさがあった。ヒデはもう強く生きている。あとはそれを止めないこと。磨きづつけること。そして周りの人にも強く生きることの大切さを伝えていくこと。支えていくこと。それがヒデの次のステップにつながるんじゃないかな。今度機会があれば、ウガンダ、フィリピンでの話も聞かせてください。 ■かっちゃん:かっちゃんは初日の夜から大きなチャレンジをしたよね。前なら逃げちゃったことでも、ちゃんとやってみた。そうしたら次のステップに行った。それを感じ取れたんじゃないかと思う。途中も課題が出てきて、戦い続けるのは大変だったよね。もしかしたら諦めてしまう場面もあったはず。でも最後の最後で、あきらめずに進めたことは立派だった。そのこだわりと、あきらめないという姿勢は、これからも大事にしてほしい。アジアのビジネス話で面談に来てくれてありがとう。あのスライドは以前からつくってあったものだけど、人に見せて役に立ったのはかっちゃんが第一号です。思い切りやって。アジアをつないで。アジアのあちらこちらをつないで、教科書に載るくらいまでやりぬいてほしい。そして週5回のマクドは、ちょっと減らしましょう(笑) ■チームビルディング・ファシリテーターのジョー:まだ2ヶ月前に知り合ったばかりで、しかも上野のレストランで1回ランチをしただけの仲なのに、まるで旧知の知人のようで、とても自然な感覚でタームの運営をすることができました!ジョーの朝礼と終礼の運営は、参加者との寄り添い方が半端なく、参加者との年齢の差を感じさせない不思議な魅力とやさしさにあふれていました。安定感もあって、本当に勉強になりました。次回またご一緒できる機会を楽しみにしています! ■チームビルディング・ファシリテーターのホクトマン:パワフルな力をもちながらも、実に繊細な心で参加者たちとふれあう姿が印象的でした。ワークも楽しく、初「武者修行」にしてこれだけのクオリティーを出せているのは驚きです。ホクトマンの特徴は繊細さだなと。9タームとの掛け持ちだったので、ご一緒できたのが半分だけだったのが残念。でも、参加者を見つめる目は勉強になりました。次回またご一緒できる機会を楽しみにしています! ■コーディネーターのなぁちゃん:前回の4タームに引き続き、この10タームでも同じくパートナーを組むことができたこと、本当に嬉しく思っています。この偶然には和也さんも驚いていた・・・。今回は、前回よりさらにパワーアップしたなぁちゃんを見ることができました。メガネとかね(笑)今回のタームでは、前回とはまた異なる角度から新たな学びをもってかえっていたね。自分なりに課題と感じたところもあると思う。でも、そうしなければ成長はないから、これからも自信をもってやっていけたらいいんじゃないかな。いつかまた、別のタームで一緒になれることを楽しみにしています! |
というわけで、私から今回のタームの皆さんへの願いは2つ。1つは、皆さんが武者修行で身につけたチカラは、自分の成長に役立てるだけでなく、ぜひ周りの人たちのためにも役立てて欲しいということ。そしてもう1つは、その力はずっとずっと磨き続けて欲しいということ。
ホイアンでの格闘は終了したけど、家に到着するまでが武者修行。そして、日本に帰ってからも武者修行。日本に帰ってからが、真の武者修行のスタートだ! ファシリテーター無しでの新たな武者修行を始めてほしい。自信をもって、がんばれ!
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そして最後に・・・、武者修行でベトナムに長期滞在しているために、インドネシアの自宅で待っていてくれた妻の香織、長女の理心、そして長男の豪太に改めての感謝。家族の応援があってこその武者修行です。そして私自身、武者修行で学んだことが、家族にも還元できていることはとてもうれしいこと。
というわけで、皆さん、本当にありがとう。
なお、本プログラムの詳細はこちらです。
「プログラム内容」や、「武者修行で得られること」、
「参加者の声」なども掲載されています。
(参考:samsul.comブログから) ■2017年2月3日up 日本の学生向けインターン、ベトナム「武者修行プログラム」の中身がわかる映像4本! ■2017年8月22日up ■2017年3月16日up ■2017年2月21日up ■2017年1月16日up ■2016年10月31日up |
なお、2週間プログラムの内容について、
それぞれの日にちごとの概要をブログで紹介したものは次の通り。
2017年春第1タームの事例です。
1日目:「キックオフ」 2日目:各チームがビジネス企画の活動をする1日目 3日目:各チームがビジネス企画の活動をする2日目 4日目:英語による中間発表、そしてチーム面談 5日目:終日OFF 6日目:ビジネス企画の活動+個人面談 7日目:ビジネス企画の活動+個人面談(2日目) 8日目:ビジネス企画の活動+ビジネス面談 9日目:ビジネス企画の活動 10日目:効果測定(1日目) 11日目:効果測定(2日目) 12日目:最終発表 13日目:クロージング・セッション |
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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