社長ブログの魅力とは|黎明期からネットを駆使する2名の社長に学ぶ

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「社長ブログ」というものに注目が集まっています。会社の経営者が自らの会社のアピールをしたり、商品の宣伝をしたり、あるいは経営哲学を語ったり・・・。中小企業でもコストをかけずにPRができる手段として、注目を集めています。

今回、メールやブログの有効活用を説く書籍、「メール道」や「ブログ道」の著者としておなじみ、久米繊維工業久米信行社長が、社長と役員専用(!!)というブログサービスをプロデュースされました。

■日本実業出版社「経営者会報ブログ
http://www.keikai.topblog.jp/

私が拝見するに、久米信行社長の昔からの思いは、「必ずしもネットに詳しくないという会社でも、堅実でしっかりした、いわゆるホンモノ企業であれば、ネットを使うことによって、もっともっと発展するのに・・・」というところが非常に強いのだと思っています。

その強い想いから生まれたサービスが、まさにこの商品なのだろうなと感じました。3月9日(木)に、その説明と講演を兼ねた会がありましたので、さっそく参加してきました。「社長ブログ」の魅力、そして、どのようにしたら有効活用できるのか・・・と考えてみたいと思います。

当日の構成は以下の通りです。

1.社長のための「ブログ道」講座
久米繊維工業株式会社 代表取締役 久米信行氏

2.月刊誌「経営者会報」と「経営者会報ブログ」のコラボレーションについて
日本実業出版社「経営者会報」編集部

3.社長のブログ体験記
株式会社ムラウチドットコム 代表取締役兼CEO 村内伸弘氏




社長のための「ブログ道」講座

久米信行社長のネット活用についての考え方について、私が以前からとても強く同感できること。

それは、あくまでもネットを「ツール」として使いこなそうという、本来的な使い方をされている点です。詳細は、ご著書「ブログ道」を御覧いただくとして、(その前のご著書「メール道」もおすすめです)、

書籍『メール道』レビュー|メールの有効活用はホントに可能性が広い!
今回ご紹介する本は、『メール道』です。『メール道』は、メールを使いこなす達人である著者が、メールの生きた活用方法を、ご本人の経験の蓄積に基づ...

・社長こそ、ブログを使い倒しましょう。
・ネットに詳しくなくても、ブログは簡単に毎日でもできます。
・しっかりした中身を備えた会社や社長であればこそ、向いています。

というのはもちろんなのですが、

ブログを使いこなすと、PCに触らない、人や自然と接する時間が増えます。

というパラドクシカルな点が、私は大好きです。

「ネットを活用しなきゃ」
「ブログがはやっているから、やるべきかも」
という視点からでは、続かないですよね。

ネットはあくまでもツールでしかないのですから。またその姿勢では、ネットにかかわる時間が増えていく一方になりかねません。

ただし、ツールとして本当に活用していくことができると、ネットにかかわる時間が減るという逆説が起きます。正確には、ネットにかかわる時間の割合が下がる・・・、つまり、ネット以外にかかわれる時間が増えるというメリットもあるように、私は思います。

そういう意味では、ネットに詳しくないけど中身があるという企業や社長の方が、メリットを実感しやすい素質を持っているという点において、ブログは向いているのかもしれません。

そして、あらゆることから素直に学ぼうという、前向きでひたむきな姿勢をもった人の方が、ブログを活用できるのだと感じます。

ムラウチドットコム村内伸弘社長が語る「ブログ体験記」

続いて、「社長のブログ体験記」と題して講演された、株式会社ムラウチドットコム村内伸弘社長のお話も、
とても興味深いものでした。

村内社長のブログは、
コミューン:社長ブログリンク集
http://blog.y-cube.net/commune_links/president/
で、存じ上げておりました。

更新頻度が高いことと、前向きで明るい記事が多いという印象をもっておりましたので、実際、どんな方なのか、楽しみでおりました。

講演内容は、「経営者として実感するブログの効果やって良かった!わたしの社長ブログ体験記」というものです。

・ブログは、自分でやってみて、はじめてその価値がわかるものだ
というお話には、とても賛同できます。

ブログを活用されることで、
・顧客に対して
・取引先に対して
・社員に対して
・その他、ブログでないと出会えなかった方に対して
すべてにおいてメリットが出てきているというお話でした。

ブログによって、信用度や知名度を上げることができるわけですが、
特に中小企業は、
信用度や知名度が上がれば、
会社の業績に直結するという要素が強いわけです。

それらを、手探りの中で試行錯誤されながら、
とても楽しみながら活用されたこと、
ブログによって生じる些細な出来事も、
すべて前向きに楽しく受け止める、
そんなふうに、
いわゆる「人間ができている」(不遜な表現ですみません)
というところを感じました。

そして、そうであってこそブログの恩恵を受けるのだなという点では、久米社長が主張された、「質と中身の伴った会社や社長ほど、ブログ活用をすべきだ」という点と、どこかでリンクするものがあるように思いました。

さて、私自身も試行錯誤をしながらブログをやっておりますが、社長ブログについては、いろいろな想いがあって、話が尽きません。

社長ブログだけでなく、ブログを社員教育ツールとして使ったり、他社の経営コンサルのツールとして使ったり、このあたりは、語ると、どんどん長くなってしまいますので、この辺で・・・。

日本実業出版社「経営者会報ブログ」への期待

今回、久米信行社長がプロデュースされたブログサービス。月刊誌「経営者会報」に連動するというのも面白いですね。ブログ記事が雑誌に掲載されたり、書籍化されたりするチャンスもあり得るそうです。

この経営者専用ブログに記事を書き連ねていき、優れたモノ、サービス、人を紹介しあい、縁を深めていく・・・。

ネットに使われるのではなく、使いこなす姿勢で、

かつ、

日々あらゆることへの感謝とすべてを学びの教材ととらえている限りにおいて、ブログは、とても素晴らしい成長ツールになると私は思います。

そんな新しいブログコミュニティーが生まれるかもしれないと思うと、今後がとても楽しみです。

 渡邉 裕晃
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社長ブログ時の運と人の縁をきわめる日々の記録
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会社HP 】株式会社サムスルネット広告代理店
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