年末年始のお食事の一つ。
ある夫婦ご家族とのランチ。
感慨深い会食、思い出深い会食。
なんと、この夫婦とは実に十年ぶりの再会だったのです・・・。
【写真:ランチ後にレストランの前で】
このご主人。
縁あって、バリで出会った青年(ジャワ人)なのですが、
以前、私がバリ島に2ヶ月近く滞在していた(住んでいた?)頃は、
ほぼ毎日のように交流をしていたのです。
彼の奥様になる方(日本人:写真の左から二人目)とも、
私はバリでお会いしていました。
その後、彼は、日本にやってきて、
その女性と結婚もして、子供たちにもめぐまれて、
そうして、すっかり日本で生活していること・・・。
そこまでは伝え聞いて知っていたのですが、
なぜか連絡を取り合うことも、会う機会もありませんでした。
□ □ □
しかし、縁さえあれば、
「その時」になれば、「その時」というものが、
なぜか勝手にやってくるものなのですよね。
10年以上も会っていなかったのに、
ひょんなことから、とんとん拍子に会うことになり・・・、
(詳述しませんが、運命が呼んでいるかの錯覚を覚える程の、
恐ろしいくらいの急展開でした)
夫婦でランチとなりました。
□ □ □
通常、たとえば2〜3年ぶりに会うようなことであれば、
「おぉ、変わったなぁ・・・」とか、
逆に、「全然、変わっていないなぁ・・・」とか感じるものですが、
この「十年ぶり」というのは、とても不思議なもの。
なぜでしょうか。
「変わったな」「変わってないな」を超越して、
縁(ここはあえて「えにし」と読んでください)のつながりの不思議さに、
強く思いをはせてしまうのです・・・。
□ □ □
彼はジャワに住んでいる幼少時から、
クラスの中でも珍しく、日本大好きっ子だったようで、
(その原因はわからないそうです)
しかも、なぜか忍者が大好きで・・・、
(その原因もわからないそうです)
青年になってバリに移住してからも、
なぜか日本人観光客にやたらと人気で。
自然と日本語も覚えていくようになり、
伴侶としてめぐりあった方も、なぜか日本人で、
そして、ついには、日本に移住してしまった・・・。
(さらに彼の奥さんと私の妻は、それぞれ実家がご近所さんだった!)
□ □ □
私が感じるかぎりにおいて、ですが、
インドネシアには、
運命というものの存在すら感じさせるような物事や出来事が、
とても多いと感じます。
そんな中で、急にやってきた「十年ぶりの再会」というこの機会。
運命というか感謝というか、とても不思議で仕方がないのです。
□ □ □
お互い、きっと、
夫婦同士で長いおつきあいをすることになるのだろうなと、
これもまた、根拠なき確信があります。
不思議で仕方のないものですが、
こういう人のつながりというもの。
改めて大事にしていきたいなと思います。
そして、インドネシアとのご縁を、私はとても幸せに思います。
■追伸:
そういえば、十年近く会っていないバリの友人がもう一人。
ジャワ人なのに日本料理であれば何でもつくれるという料理人。
(しかも、インドネシア料理はつくれない:笑)
彼は、どうしているだろうかな・・・と、急に思い出されました。
日本料理人なのに、日本語を勉強しようともせず、
私に話しかける時は、
「わたなべくん、わたなべくん」とか言いながら、いつもインドネシア語。
疑問文の時だけ、文末に「?か?」と付けてきました。笑
(例:「もう食べたか?」=「Sudah makan か?」というように)
きっとまた、急にふと再会することになるのだろうなと思います。
彼の創る日本料理を、いつか夫婦で楽しみたいものです。
縁って、つくづく不思議です。
2008年1月12日 渡邉 裕晃
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