スラバヤで日本人駐在員が集まる飲み会「痛風友の会」に行ってみた!

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海外で活躍する「日本人駐在員」と聞いて、皆さんはどんなイメージをもちますか? 商社のエリート? 中小企業で地元に根付いて活躍する人たち? その他、いろいろなイメージをもたれると思います。

もうだいぶ前のことになりますが、インドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)で、日本人駐在員が集まる飲み会「痛風友の会」に参加してみました。このネーミング、すごいですよね。毎月1回開催されているもので、だいたい10人から20人くらいの駐在員さんが参加されるそうです。

インドネシアのスラバヤで活躍する日本人駐在員とは、どんな方々なのでしょうか? さっそく行ってみましたよ!




駐在員として、海外で働くということ

「日本人駐在員」とは、日本の会社に勤務するかたわら、海外へ派遣される人たちのことを言います。海外でのビジネスの立ち上げや、維持・発展を嘱望された人材。必ずしも日本語が通じない環境の中にあって、既存ビジネスを維持しながら、新たな可能性を発掘しなくてはいけない・・・。

やりがいがありつつも、たくさんの困難が想定される環境でもあります。自分が望む環境であれば万々歳でしょうが、自分が望まないようなエリアであれば、それこそ苦痛かもしれません。

一緒に奥さんやご家族を連れて行くとして、本人は大丈夫でも、奥様やお子様が拒否反応を示すかもしれない・・・。その時にご主人は多忙な仕事の中でどう対処する? などなど。海外で働くということには様々な困難も伴います。
(いろいろなエピソードも聞きますよ)

これがスラバヤの「痛風友の会」だ!

今回、参加させてもらった「痛風友の会」。約20人近くの方々が集まりました。会場はスラバヤにある日本料理店「Kayu」。さっそく行ってみましたよ。

店の入口に行くとお店の人が出てきて、カタコトの日本語で「イラッシャイマセー」と。聞いてみたら、奥の個室が確保されているようでした。

部屋に入ると、たくさんのビール! そして、たくさんのグラス。隣には日本酒と焼酎が! インドネシアは酒税が恐ろしく高くて、日本酒と焼酎なんて久しぶりに見ました! メンバーの皆さんの気合を感じさせられましたよ。

一番乗りした私。「ビールが飲みたいな・・・」なんて本音を封印しながら、参加者が集まってくるのをひたすら待ちます。どんな方々がいらっしゃるのかな・・・と。

苦労や失敗からこそ学べることがある、それが共有できる場所

次第に集まってきて、一人ひとりとご挨拶。皆さん、大きな企業にお勤めの方々ばかり。中には「スラバヤで起業しました!」というすごい方々もいたりして。でも多くは大企業のサラリーマンの皆様。根っからの「起業家」である私は、大企業の力学がわからなくて、どうしたらいいのか迷いつつ。

でも、一人ひとりとお話をしていくと、たとえ大企業のサラリーマンとは言え、スラバヤにポンっ派遣されている以上、甘えは許されず、そこで独り立ちすることを余儀なくされるんですよね。そういう意味では、サラリーマンとは言え、起業家的なマインドがあるのかなーなんて、贔屓目に見たりして。このあたりの感覚、わかります?(笑)

こういう場に来て思うのは、現地ならではの苦労を分かち合えること。成功から学べることもありますが、でも、苦労や失敗からこそ学べることがあるわけで。そういうことをざっくばらんと語り合える場が、こうした環境なんだなと。

海外の日本人コミュニティーに飛び込もう!

よく海外に行くと「日本人ばかりでつるんでけしからん」という声があります。私も当初は同じことを思っていました。だから日本人だけの集まりには参加せずにいました。

でも、ある時、インドネシアの知人から言われたのです。

「日本人なんだから、日本人のコミュニティーに行ってみたらどう?」「そこでしか得られないこともあるんじゃない?」って。

日本人コミュニティーを毛嫌いしている私を見透かしたかのような反応。そこで私はハッとさせられたのです。それだけの理由だけで日本人コミュニティーを毛嫌いするのはおかしいよねって。

インドネシアに留学したばかりの方。あるいはインドネシアに駐在したばかりで、「日本人コミュニティーに近づくまい」と、無駄に気負っている方、意外といるんですよ。わざと日本人コミュニティーに近づかないようにしている方が。

かつての自分もそうだったんですが、「すごいもったいないなー」って、今では思います。だって、そこでしか得られない体験があるのですから。

そこだけで生きていこうとするのはおかしいけれど、そういう環境であってこそ得られるものもあるはずで、それを忌避するのもおかしいなって。

これからも私は「痛風友の会」に参加し続けるでしょう

インドネシア スラバヤ

というわけで、私にとってスラバヤの「痛風友の会」は、日本人駐在員の皆様がインドネシアで格闘する中、どんなことを考え、どんなことを感じているか。それを素の状態で教えてくれる貴重な場。

まれに「インドネシアを下に見てるだろ!」とイラッとすることもありますが、全体的には「インドネシアLove!!」なオーラがあって、楽しい場所でもあります。

なんというか、やはり海外でやっていくことって、サラリーマンとは言え、どこかに起業家的精神が求められるんですよね。そんな場面に触れ合えるだけでも、起業家としての私は心地よいところがあります。お互いに助け合ったり、情報交換をしあったり。ホントに良い場だなと。

日本人だけで集まるのは、よくないこと?

繰り返しになりますが、「日本人だけでつるむのはけしからん」という声は承知しています。でも、ここに集まる皆さん、インドネシアの現地の皆さんと必死に交流しながら格闘している皆さんなんです。そんな想いや体験を共有できるということは、たとえ日本人だけで集まる場であるとは言え、貴重なことなんですよ。

だから、もし海外出張の機会などがあれば、ぜひ現地のこうした場に参加されることをオススメします! 現地駐在の人たちだけでなく、日本から出張で訪問しているような人たちであっても、きっとウェルカムだと思いますよ。

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サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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