皆さんは毎日のランチをどうしていますか? 昼食を抜くか、誰かとビジネスランチか、一人ご飯か・・・。いろいろなスタイルがありますよね。
ランチタイムの活用法をめぐっては、「一人で食べるのは良くない!」とか、「いつも誰かとランチアポを入れ、ビジネスランチを徹底すべき!」とか、逆に「一人でゆっくり食べると、気分が落ち着き、内省にもなるよ!」など、人によっていろいろな意見があるでしょう。
「食べる」というのは「健康」にもかかわる問題なので、どうのこうのと迂闊に言えることではありませんが、私は「その人にあったスタイルが一番では?」と考えています。今回はランチタイムの有効活用をテーマに、「ランチを制する!」ということで考察をしてみたいと思います。
目次
私たちの業界には「ランチ抜き」の人が多かった
20代の頃から私はインターネット広告の業界にいました。昔、私たちの業界では、ランチを取らない人が意外と多くいました。(今は、結構いるのでしょうかね?)
私の会社「サムスル」は、ネット広告業界の中でも歴史的には老舗に属します。そのため、わずか十年ちょっとの歴史しか無い業界の中にあって、すでに10年クラスのおつきあいになる方も、いるのですが、先日、そんな方と久しぶりにお食事していた時のこと。こんなことを言われました。
「ぼくらの時代って、ランチとか、取らなかったじゃないですか?」と。
思わず「おぉっ」と思ってしまいました。お話をうかがっていて、「すごく懐かしいなぁ」と思いました。
私がランチをとらなかった理由
ランチをとらなかった・・・。
その理由は、仕事が終わらなかったからです。もっと厳密に言えば、「仕事が終わらなかったから」ではなく、「仕事が終わらないから」です。
次から次へと仕事があって、ランチをとる暇がなかった、ということもあります。たとえ30分程度の時間が確保できたとしても、「ここでランチをとったら、夜終わらないだろうな・・・」と、そんな風に思える毎日だったのです。
まれにランチを取る時は、携帯のスイッチを切りましたからね(笑)。
念のため付け加えると「ランチを取るのが面倒に思えるくらいに仕事が楽しかった」というのも理由の一つです。
人とランチをとることの学び(ビジネスランチやパワーランチの効用)
そんな風習があったので、私は、実は今でもほとんどランチをとりません。
いつも同じ人とばかりランチを取るのは、正直、あまり意味を感じませんが、普段お目にかからない方とランチをとるのは、とても有益です。ビジネスランチとか、パワーランチと呼ばれるものも、その一つですね。
かつて、大前研一さんが若い頃、ランチは必ず、社外の人と順繰りにアポを入れた逸話は有名ですが、こういうランチは、本当に刺激的で、吸収できることも本当に多いはず。ちょっと値段の高いランチをとるとしても、人に出会って学ぶことの貴重さを考えれば、「勉強代」としてみた場合に大いに価値のある投資であると私は思います。
誰かとランチを取るのは有益なので、それは優先しますが、そうでない限り、私は今でもほとんどランチをとりません。それは、一日の効率が明らかに落ちるからです。
(ちなみに歴史的に見れば、一日三食の風習って、意外と新しい慣習ですよね)
ただ、効率が落ちるから取らずにいたのですが、今回久しぶりにお会いした旧知の友人が、「ぼくらの時代って、ランチとか、取らなかったじゃないですか?」と、言ってきたこと、本当に懐かしい思いがしました・・・。
自分のスタイルにあったランチタイムの活用方法は?
無理して頑張れる時期、これは20代の時期だと思います。だからこそ、私は20代の頃にランチも取らずに仕事にまい進してきたことを、全く後悔していません。
でも「ランチを取るな!」と言いたいのではなくて、取ったほうが効率的なら取れば良いし、そうでないなら、工夫をする価値はあるのでは? と思います。
「人間は1日3食を取るべきだ」みたいな固定観念に縛られない方が人生もっと楽しくできるのでは? と思いますね。
というわけで、今回のブログ、特に結論は無いのですが(笑)、「ぼくらの時代って、ランチしなかったですよね・・・」と言われて、「そういえば、そうだったなぁ」と、ものすごく懐かしくなり、備忘録として書いてみました。
ランチ抜きの「1日2食生活」は意外とオススメ
何事も、無理しすぎるのは、良くないですが、20代で適度な無理をすることは、それが「浪費」でなく「投資」であるいのだとしたら、後日、必ず、何らかの勲章になるように、私は思います。
なお・・・真面目な話をすると、ランチ抜きの1日2食生活は意外とオススメです。詳しくは、こちらをどうぞ。
【参考】「会食も仕事だ!」と力説する田端信太郎さんのYouTube映像
昼食を抜くか、誰かとビジネスランチか、一人ご飯か・・・。いろいろなスタイルがあるわけですが、「これからの会社員の教科書」の著者、田端信太郎さんが、似たようなテーマで語られているYouTube映像がこちら。
「会食も仕事だ!ランチを制するものはビジネスを制す」という話。「ランチをなめるな」という持論を語られていますが、これ、大いに賛同できます!
ランチはビジネスであり、仕事を発展させるための起爆剤になると。だから、いつもの人たちといつものように食べる・・・というのではなく、食べるべき人とランチをセットし継続せよと。もしランチをとるべき人がいない時は、あえて食べなくても良いのでは? という話まで、「まさに同感!」という映像です。
ぜひ御覧ください。なお「これからの会社員の教科書」はこちらです。