アスキー総研が主催したセミナーに参加してきました。
題名は「リアルタイムウェブ時代の企業ブランディング」 。
最近ツイッター関連のセミナーが多いですね・・・。
個人としてどう使うかという勉強会形式のものも多いですが、
今回は、企業としてどう活かすべきか、
有名な事例(当事者!)も含めて、
意見交換形式で学んでいくというものでした。
■アスキー総研 「リアルタイムウェブ時代の企業ブランディング」 http://research.ascii.jp/elem/000/000/039/39758/ |
【画像:「リアルタイムウェブ時代の企業ブランディング」セミナーのホームページから】
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サムスルの役員も、
「ソーシャルメディア事例」のところで、
ホテルサンルート札幌/ホテルネッツ函館の事例について
お話をしています。
全体の概要は以下の通り。
動画(USTREAM)でも保存されています。
■主催 株式会社アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所 KandaNewsNetwork,Inc. ■概要 http://research.ascii.jp/elem/000/000/039/39758/ ■動画アーカイブ (1)http://www.ustream.tv/recorded/5803042 (2)http://www.ustream.tv/recorded/5804021 (3)http://www.ustream.tv/recorded/5804297 ■セミナー専用ハッシュタグでリアルタイムにツイートされた内容 (1)http://togetter.com/li/11587 (2)http://togetter.com/li/11675 |
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今回は、ゲストがすごい顔ぶれ。
ソーシャルメディアでは知られる人たちとして・・・。
・KandaNewsNetwrok,Inc. 神田敏晶 @knnkanda
・株式会社モディファイ 代表取締役 小川 浩氏 @ogawakazuhiro
・株式会社日立コンサルティング コンサルタント 小林啓倫氏 @akihito
・株式会社ループスコミュニケーション 代表取締役 斉藤徹氏 @toru_saito
・アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 代表取締役 徳力基彦氏 @tokuriki
・野村総合研究所 シニア研究員/日本ナレッジ・マネジメント学会 専務理事 山崎秀夫氏 @borg7of9
・株式会社博報堂 クリエイティブ・ディレクター 須田和博氏
(ちなみに須田和博さんの近刊『使ってもらえる広告』はオススメ。
考え方も近いです)
また、法人アカウントの運営をする現場の実践家として・・・、
・ホテルサンルート札幌/ホテルネッツ函館 グループ代表 才式祐久氏 @saisiki
(ホテルサンルート札幌 @sunroutesapporo ホテルネッツ函館 @nets_hakodate)
・テーブルマーク株式会社 コーポレートコミュニケーション部 部長 末広栄二氏 @KATOKICHIcoltd
・株式会社内田洋行 知的生産性研究所 高橋祐人氏 @3DiLab
・NECビッグローブ株式会社 ポータル事業部「ついっぷる」 高橋幸恵氏 @twipplesan
・ヤマハ発動機株式会社 経営企画部 ブランド戦略グループ エクスレルム 二宮宏央氏 @becle_jp
という顔ぶれ。
特にテーブルマークさん(カトキチの事例は、
twitterの有名事例としてかなり知られていますね。
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詳細について興味のある方は、
上記リンクから、ツイートなり、動画なりを追いかけていただければと思いますが、
全体的には、
ソーシャルマーケティングのアート性を裏付ける内容になった気がしています。
いろいろな企業のツイッター活用事例を聞いていて、
御担当の方の生の声をうかがっていると、
つくづくコミュニケーションはアートだなぁと改めて実感させられました。
広告会社も広告主も、
ますますもって、ユーザーとのコミュニケーションをいかにデザインしていくか、
いかに参与していくかということが、非常に重要になっているということ。
しかもそこにはマニュアルが無くて、
まさに実践を通じた、ありのままの姿勢が問われてくるということです。
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企業のツイッター活用において、
その成果をおさめるためには、
広告主であれ、担当広告会社であれ、
その担当者のありのままの姿を鍛えなくてはいけない、ということ。
安直な演出がばれやすい、「ものづくり」にも似たアート性があり、
企業本位のメッセージングではなく、
企業姿勢そのものがにじみ出てくるというイメージです。
それゆえに、良心、信頼、時間、継続、歴史という部分が
非常に強く影響してくるだろうなと、改めて感じました。
小手先のテクニックが通用する範囲、
これが、どんどん狭くなっているということです。
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ソーシャルメディアでどうこうする、というのではなく、
自らどうあるかがソーシャルメディアを通じて表出されるというイメージ。
したがって、テキストで安易に出せる手軽さがありながら、
企業のブランディングにも直結させることができるという性格も。
それゆえに、ソーシャルマーケティングの企業利用には、
様々な難しさもあり、
一方で、
小さな会社であっても、やりようによっては
より手軽に成功をおさめることもできる、ということです。
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企業のツイッター活用というと、
「フォロワー数を増やす」ことに主眼がおかれるものの、
成功指標として正しいのかどうか。
RT数や、アクティブユーザーの割合など、
成功指標には様々な異なる側面があるのではないか。
逆に、
企業がフォロワー数を成功指標に注目するのは面白い現象で、
それはいわば、
「認知」と「獲得」という従来の二大指標の中間に注目する動きであり、
今後のネットマーケティングの発展には良い動きではないか。
(これは従来でいくと「メルマガ読者数」が該当しますね)
そんな議論も行われました。
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詳細は
上記リンクから、ツイートなり、動画なりを追いかけていただければと思いますが、
全体的に、
ソーシャルメディアや
ネットマーケティング、
企業と消費者とのコミュニケーションデザインのあり方など、
そうしたテーマについて、非常に意欲的に取り組む方々が
集結したイベントになりました。
会場の参加者は約70名。
そして、同時中継のUSTREAMで約600人(おそらく)が視聴。
さらには、ハッシュタグ付きで、
参加者と視聴者からのツイートが、プレゼン会場で同時放映されるなど、
今後のセミナー運営にとって、USTがマストになりつつある雰囲気を
大きく伝えるものにもなりました。
これは先日開催された、ソフトバンク30年イベントについてもそうです。
USTREAMの威力を実感させられました。
(参考1:過去ブログ記事) ■2010年3月29日 「ソフトバンクオープンDAY」に参加して ソフトバンク創業30年イベント、「ソフトバンクオープンDAY」にご招待いただき、参加してきました。
社員食堂でのランチと、イベント行事... (参考2:3/29開催の会社説明会「孫正義 LIVE 2011」講演) 【USTREAM】(141分) http://www.ustream.tv/recorded/5828069 【テキスト書き起こしバージョン】 (1)http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-40.html (2)http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-41.html (3)http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-42.html |
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やはり、現場の人たちの空気感というのは非常に大切で、
こうした場面に出ると、非常に勉強になります。
今後のネットマーケティングはどう動くのか、
ソーシャルメディアはどんなインパクトを与えていくのか、
そうした未来への問題意識に対しても、大きな刺激を与えてくれます。
それは、本を読んだり、ネットで見たりするだけでなく、
やはり、現場で活躍している「人」から聞くのが一番なのだということを改めて実感しました。
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現場の生の雰囲気をつかむこと。
その力学を体感すること。
座学や教科書、いわゆる理論だけでなく、
生の息づかいを身をもって浸透させて理解すること、
それがいかに重要か、ということ。
これは、逆に言えば、
コミュニケーションデザインが
杓子定規のマニュアル的なものではなくて、
「アート性」が顕著に出てくる分野であることの証左であるとも言えそうです。
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いま、こうしたセミナーやイベントは、
あちらこちらで行われています。
特にこの業界で活躍する若い世代の皆さんには、
ぜひ積極的に参加して、どんどん勉強をしたら、
もっともっと大きな仕事ができるようになるはず!と思います。
キーマンたちとの交流と人脈形成をどんどん推進することで、
学びと人脈と、重層的なプラスが得られるはずです。
ただ、
勉強会に出ただけで勉強したつもりにならない、
ということも大事ですけどね(笑)。
2010年3月31日 渡邉 裕晃
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【社長ブログ】時の運と人の縁をきわめる日々の記録
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