「リコリコ」カインズ・オリジナルの激安チリワインを飲んでみた!

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「リコリコ」(RICO RICO)というワインを飲んでみました。カインズホームが取り扱うオリジナルワイン。日本での販売は、2009年の7月17日から。

私は、日経新聞を読むとき、大きな記事は簡単に済ませてしまい、限りなく小さい記事にこそ興味を持って読むようにしているのですが、このワイン「リコリコ」のことは、数週間前、小さな記事で取り上げられていました。

ホームセンターで快進撃をとげるカインズホームが、サントリーと提携して、激安のチリワインをプライベートブランドとして打ち出す、と。さっそく買いに行って見ましたよ。
 
ワイン「リコリコ」のボトルラベル
【写真:ワイン「リコリコ」のボトルラベル】




カインズホームのオリジナルワイン「リコリコ」

カインズホーム

昨今のホームセンター業界における業績伸張は、私の中ではホットなテーマ。

  • PB商品としてホームセンターが独占ワインを打ち出す。
  • しかも、なんと450円を切る料金で448円!
  • さらに組む相手は、まさに同様にして快進撃を続けるサントリー。

このチャレンジに、私は非常に強い興味を持ちました。そこで発売翌日、家族でカインズホームへ。

店に入るなり、びっくり!
見て下さい、この大々的なアピール。
 

お店の入口にドカンと置かれた「リコリコ」ブース
【写真:お店の入口にドカンと置かれた「リコリコ」ブース】

 
ホームセンターの入口に、ドカーンとワインが陳列されている。ちょっと前なら、ありえない光景ですよね・・・。衝撃的な光景でした。そしてこれこそが、ホームセンター快進撃の実態なのだなと改めて思い知らされました。

「リコリコ」を飲んでみた感想は?

フルボトルなのに、448円。当然ながら、赤と白、それぞれ1本ずつ買い求めました。

私が起業したばかりで、非常に貧乏だった時期には、これくらいのワイン(厳密にはもっと安いワイン:笑)を結構飲んだものでした。それこそ、ガソリンとは言わないまでも、何かの薬品を飲んでいるような感じで・・・。でも、こんな不況の時期にあっても、さすがにこれだけ安いワインは飲まずにいました。

448円ワイン、「リコリコ」を飲んでみての感想・・・。

はい。贔屓目に見ても、「値段相応の味」とお答えしたいと思います。安い居酒屋さんで出てくるグラスワイン。そういう味だと思いました。
(カインズさん、すみません)

カインズホームのチャレンジは素晴らしい、けど・・・

「リコリコ」の宣伝パネル
【写真:「リコリコ」の宣伝パネル】

でも、やはりこれだけの値段設定でチャレンジされたこと。これには、大いにエールを贈りたいと思いました。ただし、コピーでこそ「ワイン通もうなるおいしさ」とありますが、正直言って、ワイン通は、うならないと思います。
(少なくとも、おいしいという意味でうなるようなことはないはず)

「ワイン好き」として言わせてもらうならば、また、厳しいことを言わせてもらえれば、「これによってワイン嫌いが出たら、どうなの?」という思いも。

安くすることでワイン人口を増やすことができても、「ワインって、やっぱり飲みにくいね」と思わせたら、市場拡大につながらないと思うのです。

本当においしいワインは誰でもわかる

本当においしいワインは、素人にもわかるもの。

昔、本当においしいワインを、我が社「サムスル」に入社したばかりの新入社員たちに飲ませたら、「こんなにおいしいワインは初めてです!」とひどく驚かれました。たぶんそういう経験を経てこそ、「へぇ・・・、ワインっておいしいものなんだな」と思うようになるはずなのです。

「ワインは苦手で・・・」と思う人のほとんどは、たぶん、居酒屋レベルのワインを飲んでしまったがゆえに、そう思っているはず、と私は思います。
 
 
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そういう意味では、これだけ安価な設定のチャレンジには賛意を贈りたいものの、内実が伴いきれていないかも・・・という思いは禁じ得ません。

でも448円ですからね。仕方ないのでしょうか。ここのところ、ワイン人口が増えてほしい身としては、それが過剰な期待であることはわきまえつつも、残念でなりません。
 
 
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説明によれば「RICO」は、スペイン語で、「おいしい」「豊かな」を意味するのだそうです。
 

RICOはスペイン語で「おいしい」だそう
【写真:RICOはスペイン語で「おいしい」だそう】

 
ということは、語源は英語の「rich」でしょうかね。

余談ですが、私の第二の故郷はインドネシア。インドネシア語では、名詞を2度繰り返すと、複数形になります。「リコリコ」は、「たくさんのリコ」という意味になるのです。

ちょうど私の娘の名前がリコなので、親ばかの私としては、「いやぁ、これは縁起が良い!」(笑)と思って、喜び勇んで購入してみたのでした。
 
 
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でもやはり、448円のワインは、448円の質でした。これを通じてワイン人口が増えれば良いのですが、「ワインはやっぱりおいしくないな」と、ワインの豊穣な世界から撤退してしまう人が出てこないことを祈るばかりです。

ここから入門された皆さん!
ぜひ、ここを入門にして、次なる絶品ワインに進んで下さい。

ワインの世界、本当にすごいですよ。
人生の豊かさが変わりますから。
世界を見る目が変わりますから。
そして、人付き合いの幅と深みが、全くもって激変しますから。

そういう意味では、ワインって、本当に「リコリコ」だと私は思います!
たくさんのリコ。つまり、「おいしい」「豊かな」世界! ということです。

カインズホームさんの素晴らしい試みにエールを贈りつつ、次なる展開を強く期待しています!
 
 
 
 2009年7月22日             渡邉 裕晃
 
 
サムスル
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