今回は、インドネシアの名物「パダン料理」のご紹介です。ちょっと濃い目の味わいですが、一度ハマるとクセになりますよ。私は定期的にパダン料理が恋しくなります。
先日、ジャカルタを訪問した時のこと。私は東ジャワに住んでいるのですが、今回ベトナムに行く用事があり、トランジットでジャカルタに1泊することに。空港近くのホテルに宿泊したのですが、すぐ近くのローカル店を探すと、インドネシア名物「パダン料理」のお店が・・・。
さっそく中に入ってみました。
【写真:お店の外観】
目次
インドネシア、スマトラ島のパダン料理
パダン料理は、インドネシア西部のスマトラ島のパダン地方の郷土料理です。西スマトラ州の州都がパダン。地図で示すとこのあたりです。
インドネシアではローカルの大衆食堂を「ワルン」と呼びますが、今回訪れたワルンは、こちら。「Putra Jaya」という名前のお店で、直訳すると「栄光の子供」という感じです。
【写真:こんな感じでたくさんの料理が】
インドネシアには、全国いたるところに「パダン料理」のお店があります。インドネシア中で愛されてる、まさに庶民味。濃い目の味が特徴で、ついつい無性に食べたく成る時があるんですよね。ご飯との合わせ技が本当に素晴らしくて。
パダン料理の注文方法は?
「パダン料理」の特徴の一つは、その注文の方法です。
まず「店で食べるか、持ち帰りか」を指定した後、たくさん並べられた料理の中から、好きなものを選択して、お皿に乗せてもらう仕組み。
持ち帰りの場合は、バナナの葉っぱを筒状にして、ご飯を入れてもらいます。そして選択したものが順番に、ご飯の上に盛られていく仕組みです。
はじめは注文の方法だったり、店員とのやり取りが難しいかもしれませんが、きっと大丈夫。基本は、
(1)店内で食べるか、持ち帰りか
(2)食べたいものを選ぶ(指を指して指定する)
(3)ご飯と合わせて食べる
という流れです。
なお、こうしたローカル食堂ではなく、もうちょっと規模の大きなレストランで食べる場合は、あらゆるお皿が続々とテーブルに運ばれてきて、食べた分だけ精算する・・・という方法をとります。
手を使って食べる手食の楽しみ
ちなみにこのパダン料理ですが、基本的には手を使って食べます。手づかみで食べるのです。そのため、必ず手洗い用の「フィンガーボール」が出てきます。
【写真:フィンガーボール】
「手を使って食べる」というと、日本の方には抵抗感を示される方もいるのですが、これまた絶妙な味わいなんですよー。少し辛みがかった逸品で、何とも言えません。ぜひ試していただきたいなと。
だって、おにぎりも手で食べますよね? 高級寿司もそうでは?
インドネシアのローカル食堂、お店の雰囲気は?
店に入ると、お客さんはタクシーの運転手や警備員、あるいは現場作業員などなど。もちろん店員さんは英語ができません。
私は野菜好きなので野菜が主流ですが、この日は野菜は一品のみ。「他に野菜料理ないの?」と聞くと「ごめんな、もう全部売れちゃったんだよ」って店員さん。
【写真:私が頼んだセット】
でも、これだけでも大満足の味でしたよ。インドネシアの庶民の味です。
【写真:パダン料理の味付けがされたエビ!】
【写真:パダン料理の卵も絶品ですよ!】
今回は、ご飯の他に、野菜2品とエビを1品。紅茶とセットで250円でした!
というわけで、パダン料理は値段も安いので、失敗しても大丈夫。全体的に濃い味のものが多いですが、一度ハマると定期的に食べたくなる味わいです。ぜひ、いろいろな品目を試してみて下さい!
今回訪れたお店はこちら。パダン料理のお店は、インドネシアのあちらこちらにあります!
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なおジャカルタの「スカルノハッタ国際空港」の中にも、パダン料理店はあります。ぜひお試し下さい。
【参考】B級グルメが好きなら「ジャカルタぐるめ会」に参加しよう
ジャカルタのローカルフードを楽しみたいなら、ローカルグルメ好きで集まる日本人コミュニティ「ジャカルタぐるめ会」をオススメします。
定期的に集まって、ジャカルタのローカルグルメをみんなで堪能しようという会です。2019年にスタートした会で、2020年からは私が運営を引き継がせていただくことになりました。
興味のある方は、ぜひこちらを御覧ください。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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