「行政書士の試験にチャレンジしてみたい!」という人がいると、私はいつも伊藤塾の講座をオススメしています。
私は、2021年11月の行政書士試験に合格しましたが、そこで大いに役立ったのが、伊藤塾の通信教育(オンライン)でした。
わずか4ヶ月で合格を目指すというもので、コースの名称は「行政書士 超スピードマスター講座」です。
2021年7月に開講するプログラムで、試験日はその年の11月。つまり「わずか4ヶ月の勉強で合格を目指す」という、ある意味では無謀とも言える講座です。「そんな短期間で合格できるの?」と、不思議に感じる人も少なくないはずです。
しかし私の場合は「この伊藤塾の超スピードマスター講座(旧:短期集中講座)を受講したからこそ、合格がつかめた!」という実感があります。そこでこの記事では、伊藤塾の超スピードマスター講座(旧:短期集中講座)を利用して合格に至った経験をふまえ、選んだ理由、講義の良かったところなどを解説します。
結論からすると、4ヶ月の勉強でも合格は可能です。ただ「独学で4ヶ月合格」はかなり難しいことだと感じます。短期で合格したいなら、伊藤塾のような講座を利用すべきだというのが私の結論です。
短期で合格するのは大変です。しかし、この講座をうまく使えば、充分に短期合格は可能です。「短期で合格したい!」という方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
なお合格直後に書いた「喜びのブログ記事」はこちらです。
目次
私が行政書士試験の合格を目指した理由
【写真:2022年2月に開催された合格祝賀会(前列左から3番目が伊藤真塾長、前列の一番右が私)】
まずは、私が行政書士の試験にチャレンジした理由からお話しすることにしましょう。
そもそものきっかけは、知り合いの社長から強く薦められたことです。
「ぜひ君には行政書士の試験にチャレンジしてほしい。きっと役立つから。試験は11月だが、頑張れば5ヶ月でも受かる。今からでも間に合うぞ」と。
そこで初めて、行政書士という資格の存在を知りました。4月のことです。
「そもそも、行政書士のビジネス環境はどうなっているのだろう?」
行政書士に興味をもった私は、まずは1ヶ月ほど時間をかけて、そのマーケット環境を調べてみることにしました。「これは実に面白い世界かも!」と直感し、試験にチャレンジすることにしました。
当時、私はインドネシアで生活をしていましたが、オンラインでも受講が可能な講座があると知り、6月から勉強を開始しました。
(伊藤塾の「短期集中講座」の存在を知らなかったため、1年目はオンライン講座で有名なスタディング「行政書士講座」を利用しました)
伊藤塾の「行政書士 短期集中講座」を選んだ理由
1回目の受験の結果は、165点で不合格でした。
「合格基準点(180点)まで、あと15点。なら来年は独学でも合格できるのでは?」と考え、新しいテキストと問題集を購入しました。「合格革命」シリーズです。
合格革命 行政書士 基本テキスト 2022年度 [赤シート対応 別冊6法 全ページカラー] (合格革命 行政書士シリ...
ところが仕事が予想外に増えてしまい、勉強どころではなくなってしまいました。そのまま時間だけが過ぎていき・・・、気づいてみれば、もう6月に。試験は11月です。
「このままだと合格は無理だな」と諦めかけていたところ、偶然にも飛び込んできたのが伊藤塾の広告でした。
「短期集中講座」というコースが7月から開講されると。「えっ。7月から始めて、わずか4ヶ月の勉強でも合格できるのかー!」と驚きでした。
「絶対的な合格実績をもつ伊藤塾なら、きっと短期でも受かるはず」。そう思った私は「もうこれにすがるしかない!」と思い立ち、すぐに受講を決めました。
簡単に諦めて1年をフイにするくらいなら、ダメ元でチャレンジしてみようと思ったのです。
伊藤塾の「行政書士 短期集中講座」の良かったところ
申し込んですぐ、膨大な量の教材が我が家に届きました。すべての教材を並べて「厚み」を図ったところ、なんと30cmもあります。
「7月からの勉強で、ホントに間に合うのか?」と半信半疑だった私には、もう不安以外の何ものでもありませんでした。
しかし、映像講義を見ていくにつれ、その不安は期待に変わっていきました。講義が非常にわかりやすいだけでなく、学習すべきところと、そうでないところを講師が的確に指示してくれるからです。
たとえば、
とか、
といった具合です。
時には数十ページも飛ばしてしまう、なんてこともありました。しかもテキストには「会社法」と「商法」のページが、まったくありません。
講師は「やらなくても充分に受かります」と言います。
短期集中講座の卒業生の中には、「会社法」と「商法」を学習しなかったにも関わらず、同分野で得点できた人も少なくない、と。
試験に出る可能性の高い論点を徹底的に絞り込み、試験に出る可能性の低い論点は捨ててしまう・・・。
短期集中講座の学習メソッドは、実に衝撃的ですらありました。
あまりにバッサリと切り捨てるため、当初は「大丈夫かな」という不安はありました。しかし私は講師の指示に乗っかることにしました。結果として、それが正解でした。
もしすべての領域を学習しようとしていたら、おそらく試験日までに学習を終えることはできなかったはずです。
伊藤塾の「行政書士 短期集中講座」を使った勉強(私の方法)
前述のとおり、私の取った勉強方法は、講師の指示に乗っかるというものです。
講師が「覚えなさい」と言った部分は覚える。講師が「読まないで」と言った部分は読まない・・・。
学習の基本的な流れは、「事前にテキストをざっと読む」→「講義を1.5倍速で視聴する」→「過去問を解く」→「わからない点はテキストに戻る」という繰り返しです。
時間がとれない時は、「事前にテキストをざっと読む」という段階を省略しました。とてもわかりやすい講義だったので、予習を省いても充分についていくことができました。
学習ペースで気をつけたことは、「講義は1度しか見ない」「講義の配信スケジュールを守る」という点です。
時間が限られているため「視聴は1回で済ませる。2回目は見ない」という点にこだわりました。また仕事が多い時は、なかなか講義を見ることができず、スケジュールについていけない時期もありました。しかし、できるだけ追いつくように心がけました。
伊藤塾「行政書士 短期集中講座」の他に併用したオススメの教材!
行政書士の試験に合格するためには、基本的には伊藤塾の教材だけで充分です。
しかし「スキマ時間を徹底的に活用したい」と考えていたので、スキマ時間を有効出来る教材を併用していました。いくつかのオススメをご紹介します。
「合格革命」行政書士 肢別過去問集
1つ目は「肢別過去問集」です。
行政書士の試験は、5つの選択肢から正解を選ぶ「五肢択一」式です。しかし「5つの選択肢を検討してから回答を出す」というのは、一定の時間がかかります。その選択肢を1つずつバラした上で、1つずつ正誤チェックができるというのが「肢別過去問集」です。
スキマ時間の活用にはピッタリの教材で、スキマ時間があると、必ずといって良いほど「肢別過去問集」を解くようにしていました。
ほんの数分のスキマ時間であっても、数問くらいなら解くことが可能です。この蓄積が大きな成果につながりました。
合格革命 行政書士 肢別過去問集 2022年度 [全2496肢 一問一答式 本試験問題収録] (合格革命 行政書士シリ...
「合格革命」行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集
2つ目は、記述問題に対応するための「記述式問題集」です。
1年目の試験の時に「記述式の問題」が攻略できなかった反省から、試験の1ヶ月ほど前に、記述式の薄い問題集を1冊やりました。
時間がなくて2回転くらいしかできませんでしたが、記述問題への自信につながりました。
合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集 2022年度 [基礎編・応用編の2段階構成 赤シート 答案用紙...
伊藤塾・平林講師のYouTube「出題予想!厳選30テーマ 一問一答講義」
また直前期にYouTubeで公開された、平林講師の講義「行政書士試験 2021出題予想!厳選30テーマ 一問一答講義」が非常に秀逸で、学習の総まとめ・知識の抜け穴のチェックに大いに役立ちました。
1日に1問、合計30日間で構成されている無料の講義です。オススメです。
短期合格のためには「あれも、これもと手を広げるな」と言われます。私もそれに賛成です。
しかし上記の3つは、スキマ時間で対応できる教材であり、また「スキマ時間の有効活用に最適な教材」でもあります。ぜひ併用をオススメしたいと思います。
伊藤塾の「行政書士 短期集中講座」で合格した後の方向性
行政書士の試験に合格して良かったことは、とにかく世界が広がったことです。
社会の見え方が変わり、学ぶことの奥深さを再発見し、人的交流の幅も広がりました。とくに士業の知人との心理的距離も大きく縮まったと感じます。
合格後の方向性ですが、当初は「合格後、いち早く開業したい!」と考えていました。しかし今は、適した開業タイミングを見計らいながら、さまざまな可能性を追求したいと考えています。
行政書士の資格を活かす道は、必ずしも「開業」だけにとどまらないからです。
また「法律の楽しさ」を知ってしまったので、この分野での学びをもっと深めたい!という新たな願望も芽生えています。
伊藤塾の「行政書士 短期集中講座」には感謝しかない!
それでは、最後の「まとめ」です。
振り返ってみると、もし私が伊藤塾の短期集中講座を受講していなかったら、今回の合格は不可能だったと確信を持って言えます。
きっと「また来年に・・・」となっていたでしょうし、もしそうなっていたら、再度のチャレンジそのものを諦めていた可能性すらあります。
正直なところ、短期間の学習で合格レベルにもっていくというのは本当に大変なことです。私自身、ある模擬試験で115点を取った時は「もうダメかもしれない」と諦めかけました。
しかし伊藤塾の先生は「最後の最後まで諦めてはいけない」と言い続けてくれました。「あがいて、あがいて、あがきまくれ」と。
直前期のことです。
1日に10時間くらい勉強していても、不思議と「勉強が楽しくて楽しくて仕方がない」というハイな状態になったことがありました。そして、それは試験日まで続きました。なぜか理解度が急速に上がるという不思議な経験もしました。
あきらめなければ、最後の最後で学力はグッと上がります。これから受験される皆さんにも、私は「最後の最後まで諦めないでほしい」ということを、声を大にして伝えたいです。
短期で合格に導いてくださった伊藤塾の先生方には、本当に感謝しています。ありがとうございました。
興味のある方は、ぜひ「行政書士 超スピードマスター講座」(旧:短期集中講座)のページもチェックしてみてください。
「合格者の声」として、以下のように、私のコメントも掲載されています。
【参考】行政書士の短期合格に関するブログ記事
今回は、伊藤塾の超スピードマスター講座(旧:短期集中講座)について取り上げましたが、行政書士の短期合格のコツについては、以下のページにまとめてあります。
また「短期」にかぎらず、行政書士の試験に合格するためのポイントをまとめたのが以下の記事です。こちらも合わせて参考にしていただけると嬉しいです。
【参考】主な資格の合格体験記
その他の資格について、今までに書いた「合格体験記」の主なものをまとめてみました。数字は「取得した年」です。他資格にも関心のある方は、ぜひチェックしてみてください。
- 不動産実務検定1級(2016年)【不動産実務検定の合格体験記】
- ファイナンシャル・プランニング技能士2級(2017年)【FPの合格体験記】
- 宅建士資格合格(2017年)【宅建の合格体験記】
- AFP(日本FP協会認定)資格取得(2017年)
- 事業承継M&Aエキスパート検定(2018年)【事業承継M&Aエキスパート検定の合格体験記】