インドネシア語の数字のうち、1から10までの読み方と覚え方を解説します。
バリ島などへ旅行したことのある人なら「もう知ってるよ!」という人もいるでしょう。しかし発音も含めてきちんとできている人は、それほど多くありません(私の体感値)。
そこで今回は、現地ネイティブからも「おおっ」と思われるように、YouTube動画の発音紹介も含めて解説しました。また豆知識として「旧仮名遣い」による数字表記も紹介します。昔のインドネシアの表記、なかなか味わい深いんですよ!
ちなみに、1から10までの数字がインドネシア語で言えるだけでも、現地の人から驚かれるはずです。この記事を参考にインドネシア語の数字をマスターして、ぜひインドネシアの人をびっくりさせてみてください!
目次
インドネシア語の数字「1から10」の読み方と書き方
まずはインドネシア語の数字について、1から10までの読み方と書き方(つづり)を紹介します。「じっくり見る」というよりも、まずは「ざぁーっと流し見る」感じで大丈夫です。
数字 | つづり | 読み方 |
---|---|---|
1 | satu | サトゥ |
2 | dua | ドゥア |
3 | tiga | ティガ |
4 | empat | ェンパッ |
5 | lima | リマ |
6 | enam | ェナム |
7 | tujuh | トゥジュ |
8 | delapan | ドゥラパン |
9 | sembilan | スンビラン |
10 | sepuluh | スプル |
インドネシア語の発音は、基本的にはローマ字を文字通りに読めばOKです。小学校で習う「ヘボン式ローマ字」で発音しても充分に通じます。
ただし、英語のように「RとLの発音」があったり、eの音が「ウとエの間の音」になる等の違いはあります。そのあたりを考慮して、あえてカタカナを振ると上記の通りになります。
インドネシア語の数字の発音を日系インドネシア・クォーターが動画で解説!
とは言え、文字だけではイメージがしづらいと思うので、YouTube動画を使ってご紹介しましょう。
この2つの動画で発音の紹介をするのは、インドネシアで生活する日本とインドネシアのクォーター兄弟です。インドネシア現地のネイティブ発音ですが、母国語は日本語! そのため日本語でわかりやすく解説してくれます。
インドネシア語の数字「1から10」読み方を1分で解説!
まず1つ目の動画です。この動画では、インドネシア語の1から10までを「一気読み」しています。まずは全体像を押さえましょう!
一つひとつを丁寧に覚えるのも一つの方法ですが、1から10までをかたまりとして覚えてしまう方が手っ取り早いです。
インドネシア語の数字「1から10」発音を詳しく解説!
続いては2つ目の動画です。1つ目の動画で「1から10までのかたまり」をおさえた上で、一つひとつの発音を丁寧に解説しています。ぜひ繰り返し練習をしてみてください。
「インドネシア語の数字(1から10)」は、インドネシア語の中でも基本的なワードです。初学者でも知っている人が多いため、インドネシアで出会う日本人旅行者の中にも、数字を言える人は多いです。
しかし、発音がしっかりできている人は多くありません。「正しい発音」ができなくても伝わりますが、少しでも正しい発音が使えるようになると、現地のインドネシア人をびっくりさせることも可能です!(笑) ぜひチャレンジしてみてください。
インドネシア語の数字の覚え方の歌がある?
でも「なかなか覚えられないんだよね・・・」という人もいます。そんな方のために、「インドネシア語の数字を歌で覚える」映像があるので、紹介します。
YouTubeで探してみたところ、意外とあるんですよ。参考までに3つほど紹介します。他にもたくさんの映像があるので、興味のある人はぜひ検索してみてください。
インドネシア語の数字、昔は表記・書き方が違っていた!
ここまではインドネシア語の1から10までの数字について、読み方と書き方、そして覚え方をYouTube動画をまじえて紹介しました。・・・と、ここで終わりにしても良いのですが、「もっと知りたい!」という方のため、最後に豆知識を1つ。
インドネシア語の数字表記ですが、昔は今と異なっていたのをご存知ですか?
インドネシア語の数字は上記のとおりですが、かつては以下のような表記がされていたのです。
数字 | 現在の表記 | 旧仮名遣い |
---|---|---|
1 | satu | satoe |
2 | dua | doea |
3 | tiga | tiga |
4 | empat | empat あるいは ampat |
5 | lima | lima |
6 | enam | enam あるいは anam |
7 | tujuh | toedjoeh |
8 | delapan | delapan |
9 | sembilan | sembilan |
10 | sepuluh | sepoeloeh |
いかがでしょう? 上の表と比べると、とっても不思議な気がしませんか? かつて日本語でも「旧仮名遣い」が使われていたように、インドネシア語でも「旧仮名遣い」が使われていた時代があります。
例えば、デヴィ夫人の旦那様はインドネシア初代スカルノ大統領ですが、スカルノは「Soekarno」と表記します。現在の仮名遣いでは「Sukarno」です。1972年に正書法(Ejaan Yang Disempurnakan, EYD)が制定されて、簡略化されました。
日本語なら「てふてふ」が「ちょうちょ」だったり、「やめましょう」は「やめませう」と書いた時代がありました。インドネシアでもレトロな雰囲気をウリにするカフェなどは、あえて店名を旧仮名遣いで表記したりします。個人的には、この旧仮名遣いの雰囲気が好きですね・・・。
インドネシア語の数字「1から10」のまとめ
今回はインドネシア語の数字のうち「1から10まで」を説明しました。
インドネシアへ旅行へ行く時や、インドネシアの人と会う機会があれば、ぜひインドネシア語の1から10までを覚えておきましょう。ちょっとできるだけでも「おおっ」と驚かれると思いますよ。
何度か繰り返せば、きっと覚えられるはずです。もし余裕があれば、発音のブラッシュアップにもチャレンジしてみてください!