私の住むマランの近くには、霊峰ブロモ山(Gunung Bromo)があります。我が家から直線距離にして40キロ弱。
そのブロモ山で噴火が続いているのですが、今朝、庭に止めてある車を見ると、ウィンドウのまわりにうっすらと灰が積もっていました。「なんでこんなに汚れているんだろう?」と思って指でこすると、「あれ? 火山灰?」というわけで、ついにその灰が、マランの我が家にまで降り始めています。
【画像:detiknewsの記事より(Foto: Muhammad Aminudin)】
□ □ □
いくつかの現地メディアで報道されているのですが、例えばウェブの報道メディア「detiknews」は、本日午前9:45(日本時間11:45)の時点で次のように報じています。
「マラン都市部でもブロモの火山灰が降り注ぐ」
(Kota Malang Mulai Diguyur Abu Vulkanik Bromo)
と題する記事で、
・マラン都市部にも灰が降り注ぎ始めている。 ・マラン空港は火曜日から閉鎖状態。 ・マスクやメガネをしないでバイクを運転すれば、降灰がすぐに分かるレベル。 ・マラン市役所は、まだ市民にマスクを配布していない。 ・ブロモ山は、今でも400メートル上空まで、灰色の噴煙を出している。 ・マラン市防災庁のハルトノ長官は、先日から噴煙があがっていることを肯定。 ・関係部署がすでにマスクを用意し、住民向けに配布する準備をしている。 |
と報じています。
【画像:ブロモ山(赤矢印)と私の地元マランの位置関係】
□ □ □
記事の中でハルトノ長官は、
ブロモの灰は昨日から感じられるレベルになっています。できるだけ家の外での活動は減らすようにしてください。もしやむを得ず外出する場合は、マスクやそれに準ずるものを利用するよう呼びかけます。 |
との談話を紹介しています。
インドネシアは火山が多く、こうした出来事で空港が閉鎖される等は、もう慣れたもの。例えば昨年書いた記事がこちらです。我が家から直線距離で西へ160キロほどにあるラウン山の噴火。
【画像:ラウン山と私の地元マランの位置関係】
□ □ □
マラン市には約90万の人口があり、それだけ多くの人にマスクが配布できるとは思えませんが、我が家には、すでにマスクが用意してあります。
ただ、体感値としては、「少し灰が多めに降っているな・・・」というか、「外に止めている車が灰でよごれはじめ、庭の床も若干ほこりっぽいかな」という感じですね。
とは言え、安心することなく、一定の警戒をしながら過ごしたいと思います。
□ □ □
また続報がありましたら、ブログに書きたいと思います。こういうのってブログに書いておくと、あとで思い出すのに役立つんですよね。
ちなみに今回のブロモは我が家から東に40キロ弱にありますが、2年前には、西に35キロ地点の山が噴火しています。
また、ブロモ山の美しさについては、こちらをどうぞ。
photo credit: Three Volcanoes – Mt. Bromo, Mt. Batok and Mt. Semeru via photopin (license)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブログの更新情報のチェックは、こちらからどうぞ!
時の運と人の縁を極める日々の記録 Twitter: @_samsul
時の運と人の縁を極める日々の記録 Facebook: /samsulcom
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━