ホテルマジャパヒト|インドネシア独立戦争の象徴を空から眺める感動!

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今回ご紹介するのは、スラバヤにあるホテル・マジャパヒト。スラバヤはインドネシア第2の都市。そのスラバヤの中でも有名な歴史的記念物が、「ホテル・マジャパヒト」(Hotel Majapahit)です。

現在はファイブスターホテルとして有名ですが、かつて第二次大戦後に激しく戦われた「インドネシア独立戦争」の中でも象徴的で、記念碑的な建物です。

今回、そのホテルを上空から眺めるのに最適な場所を見つけたので、ブログでご紹介。感動しましたよ・・・。

スラバヤ ホテル・マジャパヒト Hotel Majapahit
【写真:「ホテル・マジャパヒト」の入口エリアを上空から見ると】




スラバヤの戦いでの名場面

まず、なぜ歴史的記念物かというと2つの理由があります。まず1つ目は、インドネシアの独立にかかわるもの。これが、その有名な写真です。

Hote-orange
【写真:1945年11月に撮影された現場(wikipediaより)】

インドネシア独立運動の中でも、激戦として知られるのが「スラバヤの戦い」。

この「スラバヤの戦い」の際に、マジャパヒトホテルの最上階によじ登り、オランダの国旗をひきずりおろした青年がいました。

上の写真は、その旗のポール部分。オランダ国旗の「3色」のうち、青い部分だけを破りとり(するとインドネシア国旗の2色になる)、ふたたび掲げ直したという有名な青年で、現在では「独立の英雄」の1人とされています。

なお現在の様子はこちらです。

ホテルマジャパヒト スラバヤ

「スラバヤの戦い」について、詳しくはこちらをどうぞ。

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ラッフルズ・ホテルのサーキース兄弟と大和ホテル

そしてもう1つは、建物そのものの歴史的価値。

建設されたのは1910年。今から100年以上も前のこと。「サーキース兄弟(Sarkies Brothers)」によって建設され、1911年に「オレンジホテル(Oranje Hotel)」の名前で創業。

このサーキース兄弟は、 1887年、シンガポールに「ラッフルズ・ホテル」をつくったことでも知られています。現在は「マジャパヒトホテル」という名前で運営されていますが、日本占領期は「大和ホテル」と呼ばれていました。

美しいコロニアル建築と、ヨーロッパの王宮を思わせる優雅な庭園は、写真を撮るのを忘れてしまうくらいに、うっとりさせられる光景です。

スラバヤ ホテル・マジャパヒト Hotel Majapahit
【写真:2015年2月に見学させていただいた時のホテル中庭の様子】

グーグルマップで見てみる

そんな背景をもつ「ホテル・マジャパヒト」ですが、上空から全貌を見てみたいと思いつつも、その方法がありませんでした。(マニアックですかね・・)

もちろん、Googleマップを見れば、わかります。

グーグル・ストリートビューでも、正面玄関はきれいに写っています。

実際に上空から見ることができた!!

でも、見るなら実際の目で見てみたいもの。

偶然にも、先日ホテル近くにあるモール駐車場に行った時、間近に上空から見ることができたのです。歴史と重ね合わせて、ふつふつと感動・・・。

スラバヤ ホテル・マジャパヒト Hotel Majapahit

近づいていきます。(手前の古い建物は違います)

スラバヤ ホテル・マジャパヒト Hotel Majapahit

左の方に「あの旗」が見えます・・・

スラバヤ ホテル・マジャパヒト Hotel Majapahit

独立戦争で、インドネシアの青年がオランダの国旗をひきずりおろしたという、その同時代が、まるで映像のように見えてきましたよ。

どこから見ることができる?

場所はホテルより南にある「トゥンジュンガンプラザ」(Tunjungan Plaza)。スラバヤ最大のショッピングモールですね。2015年にオープンしたばかりの「5号館」の駐車場に行くと、本ブログの写真のような景色が見られます。

地図はこちら。

「ホテル・マジャパヒト」を上空から見てみたい・・・。そう考える人は、あまりいないのかもしれませんが、先ほどの歴史を知った上で眺めてみると、なかなかに壮観ですよ。

なお「ホテル・マジャパヒト」には私自身、特別な思い入れがあります。こちらも、ぜひどうぞ。

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■追伸:
ちなみに、国旗をひきずりおろした青年の、その甥にあたる青年と、ジャカルタで朝食をご一緒する機会がありました。歴史をふつふつと感じることができて、これまた感動・・・。

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