政治家にとって、ソーシャルメディアの活用は欠かせない手法になってきましたが、今回、インドネシアのジョコウィ大統領がYoutubeを使った面白いキャンペーンをスタートしています。
その名も、ずばり「ジョコウィが答えます」。
質問がある人は、それを映像に撮ってYoutubeに投稿。
選考の結果として選ばれた質問は、大統領が、これまた映像を通じて回答します、というキャンペーンです。
これ、インドネシアでは大きな反響が起きそうです。
いやぁ、面白いことやるな・・・。
もし日本で展開したら、どんな結果になるでしょうか?
【画像:facebookページに掲載された「ジョコウィが答えます」キャンペーンの概要】
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キャンペーンの概要は次の通り。
・質問できるのは13歳から20歳まで。 ・質問したい人は質問をビデオに撮って、Youtubeにアップロードすること。 ・映像は30秒まで。1映像につき1つの質問のみ。 ・ジョコウィ大統領のfacebookページ(www.facebook.com/Jokowi)で、そのYoutubeのリンク先を投稿すること。その際は、#JokowiMenjawab(ジョコウィが答えます)というハッシュタグを付けること。 ・ビデオの最初で名前と年齢を言うこと。 ・質問のテーマは自由。 ・応募は2月18日から2月25日まで。 ・採用された質問は、大統領が映像を通じて回答します。 |
これ、いろいろな意味で反響が大きいのではないかと予想します。
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というのは、ジョコウィ大統領は以前から、
youtubeなど、ネットを使った映像によって、
デジタル面でのクリエイティビティを高めるべきだ、
という話をしているのです。
「若者の社会参画を促す」という側面もあるでしょう。
でも、
「デジタル領域においても、もっとクリエイティブになるべきだ」とか、
「ビデオブログも学校の授業で科目にしてはどうか」などの
ジョコウィの最近の発言をふまえると、
純粋に、映像づくりを大々的にやらせてみたいという意図もありそうです。
「デジタル立国」を目指すという意味でも。
こういう面白いキャンペーンをやることで、
みんなが気軽に映像を作り始める・・・。
口コミを含めて、きっと反響があるんだろうなと思います。
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指導者が国民と対話をする・・・という事例と見ると、
どこにでもあるようなことではあるのですが、
今回の企画の面白さは、
「映像を撮って投稿させる」という一連の作業を、
実際に若者に実行させるという点にあるな・・・と。
どのような反響が起きるのか、楽しみでなりません。
参考までに、ジョコウィ大統領のfacebookページでの告知画面を
下に貼っておきます。
■後日追記
その後、結果の集計が発表されました。なんと425もの映像作品が集まったそうです。
■後日追記
その後ジョコウィ大統領は、facebookでもキャンペーンを行っています。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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