「海外で子供を教育する」ということを考えてみたことはありますか?「教育移住」や「バイリンガル育児」と言われるものです。
私はいまインドネシアで暮らしています。妻と2人の小学生も一緒です。教育のために移住をしたというわけではありませんが、海外の現地校で教育をしているという意味では「教育移住」の要素もあると言えるでしょう。
海外で暮らし、海外で教育するという経験。ここから私は様々な刺激を受けています。いきなり「移住」は大変ですが、ちょっとした期間があれば「教育移住」的な体験はできます。今回の記事では、そのあたりついて、お話しします。
目次
中国での教育移住!バイリンガル育児を決断したアメリカのお父さんのケース
先日、こんな海外移住の事例を聞きました。11歳と9歳の子供をもつ、あるアメリカのお父さんのケースです。
このお父さんは、2人の子供たちに中国語を習得させたくて、いろいろ考えた結果、1年間休職することを決めます。
「これからは英語に加えて中国語も身につけるべきだ」と。
そのために、このお父さんは1年間だけ会社を休職。そして家族で中国へ渡ります。1年間限定の、いわゆる「教育移住」です。そして1年後にどうなったか、という話です。
教育移住!1年休職して海外でバイリンガル育児、その結果は?
中国で暮らしはじめてから1年後、12歳を迎えたその子は、ある記者からのインタビュー取材で、こう語ったそうです。
学校に行っても言葉がわからなくて、最初は辛かったです。けど、いま僕ら兄弟は、お父さんより中国語ができるようになりました。
だから、お父さんの誕生日プレゼントをどうしようかなーって、中国語を使って弟と話せば、お父さんにバレずに相談できるのが良かったかな・・・。 |
できすぎた話かもしれません。この話も本当かどうか疑問です。でも真実として素直に受け止めるならば、とても感動的な話だと思いました。
家族でインドネシア暮らし、小学校留学から1年が経過して
私がインドネシアに移住してから、ちょうど2年が経過しました。単身で1年暮らしてから家族を呼び寄せたため、7歳と6歳を迎えた2人の子どもたちにとっては、インドネシア生活は丸1年。
【写真:我々家族が暮らすインドネシア・マランの街の風景から】
この1年を振り返ってみると・・・、「短いようで長く、また、長いようで短い」というのが正直な感想です。
わずか1年では、身につく言語のレベルも限られています。そういう意味では、わずか1年で、ある程度の中国語を身につけてしまったという上記の兄弟のケース。私からすれば「本当かな???」という思いが無いわけでもありません。
教育移住という選択!バイリンガル育児で海外で暮らすということ
でも、1年という短い期間ではあっても、子供の教育を考えて、家族で海外へ行くというのは素晴らしい経験になるはず。それは子どもたちにとってだけでなく、親にとっても、大いなる刺激になったことでしょう。
異なる国で、異なる言語環境で、異なる居住環境で。
そこで家族で暮らすということは、家族の団結心も養われるはず。
(少なくとも我々家族はそうです)
日常の慣れ親しんだ環境で、使い慣れた日本語で、いつも暮らしている自宅で・・・。そうした環境で生活するのと比べれば、得られるものは雲泥の差が出るはずなのです。
家族で海外で暮らす体験を味わう「プチ移住」という方法
1年もの長期に渡って休職できる制度がある会社は、そうそうあるものではないかもしれません。
でも、3ヶ月でもいい。
1ヶ月でもいい。
あるいは2週間でもいい。
もし一定の長い期間で休むことができる体制があるならば、特に小学生までのお子さんをおもちの親御さんならば、ぜひ短期間のプチ移住をしてみること。ぜひオススメしたいです。
「海外で暮らす」ということを疑似体験してみよう
「ホテルに泊まって旅をする」というのも良いでしょう。いわゆる「観光」です。しかし、あえて観光をせず、「生活」をしてみるという経験からも、さまざまな学びがあるはずです。
たとえば地元の学校を見学したり、地元の人と交流したり・・・。ホテルのレストランで食べるのではなく、あえてスーパーで買物をしたり、食堂に行ってみたりといった体験をしてみましょう。
たしかに1週間でできることは限られています。それでも「観光の1週間」とは異なる、不思議な体験が得られるはずです。地元で暮らす日本人家族がいれば、ぜひ会ってみましょう。
家にお邪魔したり、現地での生活話を聞いているうちに、「海外で生活する」ということが疑似体験できるはずです。
1週間の短期でも、まずは「海外子育て」を体験してみよう!
家族で海外で暮らすということは、大変なこともたくさんあります。でも、それだけたくさんの刺激があるということも事実。
「そんなの無理だよ」と、はなから諦めるのではなく、ぜひ1週間でも2週間でもやってみる・・・。それでも、刺激に満ち溢れた経験はできるはずです。
実際にやってみて、そこから体験したことから、必ずや新たな発見があるはずですよ。「わずか1週間とか2週間で、いったい何が変わるの?」って思いますか? ぜひこちらをご覧ください。
インドネシアでのバイリンガル育児、今後も格闘します!
私たち家族のインドネシア移住生活は、まだ1年。妻、そして小学校に通う2人の子どもたちと共に、楽しく格闘しながら、日々を過ごしています。
海外移住して子育てをすることが正解だというわけではありません。でも、私たちはその選択をしました。そんなインドネシアでの移住生活。これからも、ブログを通じてお伝えしていけたらと思っています!
【参考】子育てパパをテーマとするブログ記事
なお「子育てパパ」に関するブログをいくつか書いています。こちらもぜひどうぞ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━