飛行機の乗り継ぎ(トランジット)には本当に気をつけましょう。今回は、そのことを心の底から痛感させられた・・・そんなドキドキ体験をご紹介。また、各航空会社が各空港での最低乗り継ぎ時間を定めた「MCT」(Minimum Connecting Time)という指標をご紹介します。
【写真:ハラハラ・ドキドキのトランジットに付きそってくれた、私のトランク】
トランジットの時間は余裕をもって設定すべき!
飛行機で移動する時の「乗り継ぎ便」は本当にハラハラしますよね。
「精神的に悪いので、もっと余裕をつくって移動するようにしなければ・・・」と、心の底から悟らされた出来事がありました。
今回、日本からインドネシアに戻る際、ガルーダ・インドネシア航空で、「成田からバリ」、そして「バリからスラバヤ」へという2便を使いました。その間にあるトランジットタイムは2時間半です。
地図で示すとこの通り。
今まで「同日での乗り継ぎでの移動」はできるだけ避けていたのですが、今回は時間を節約したくて、このようにトランジット便を利用することに。
バリには定時で到着したのに、預けていたトランクが一向に出てこない・・・。
次の便のボーディングタイムまで、あと1時間30分。
そして1時間となり、ついに「あと40分」へ。
□ □ □
「まだか、まだか」と気を揉みながら、トランクが出てくるのをひたすら待ちます。
近くのスタッフに聞いてみました。
「国内線に乗り換えるんだけど、ここから国内線ターミナルまで移動するのにどれくらいかかる?」と。
「そうだねぇ、歩いたら20分かな・・・」
そして、ついに「あと30分」へ。
うわぁ・・・と思いつつ、もうボーディングまで25分。
ついにトランクが出てきた!
大急ぎで走って税関へ。なーんと、またまた大行列!!
近くにはスタッフもいません。もう観念しました。
「あぁ、乗り遅れだ・・・。なんてことだ、今年2度目の乗り遅れだなんて」。
□ □ □
ドキドキハラハラする反面、
列にならぶ人たちは「ついにバリにきたぜ!」と、のんびり楽しそう・・・。
一方で、すっかり観念していた私。
「もう、あきらめるか・・・バリで1泊して遊ぶか・・・」と考え始めていたら、
なんと急に税関スタッフが追加で増員されました。
受付の列が倍増です(笑)
□ □ □
うまく追い越しがバレないように、一生懸命に急ぎ足で進みながら、
「トランク検査」のお兄さんの目をかわして、外に出ることに成功。
その場にいた空港スタッフに伝えました。
「とにかく時間が無いんだ。急がなきゃいけない。なんとかして!」と。
「あら大変」と女性スタッフ。
専門のスタッフを付けてくれて、
「この人があなたを誘導するから、付いていって」と。
なんと専用の電動バギーも出してくれて、「国内線ターミナルへ行くぞ!」と。
□ □ □
スイスイと進んでいくのは、とっても気持ちの良いもの。
でも、あともう5分でボーディングタイム・・・。
ターミナルへ入り、荷物検査で並びつつもハラハラ。
ぬけると大急ぎでチェックインカウンターへ。
通常なら1時間前に預けるべきものが、この時すでにボーディングタイム。
担当のおじさんに「もう時間が無いんだ、たのむ!」と言うと、トランクは重量超過なのに、なんと超過料金は請求されず。「急げ!」と。
□ □ □
その後は、もう走り続けました。
よりによって、搭乗ゲートは一番奥に。
走りに走って、駆け抜けました。
「搭乗の最終のアナウンス」を聞きながら、「とにかく間に合ってくれ・・・」と必死に。
ジョギングをやってて良かった・・・と本当に思いました。
というわけで、なんとかギリギリで搭乗へ。
いやぁ、こういう思いはもうしたくないです・・・。
そんな苦労をともにしたトランクに付けられたタグの写真が、冒頭の写真です。
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今回は、乗り継ぎ便の分まで成田で発券してくれていたから助かったものの、そうでなかったらきっと乗り遅れていたでしょう。また、バリの税関で急に列が倍増しなかったら、確実に乗り遅れていたはず。
スタッフの連携プレーも良かった!
本当にいろいろな方々に支えられました。
皆さん、飛行機の乗り継ぎ便には、本当に気をつけましょう。
「最低乗り継ぎ時間:MCT」をチェックしよう!!
なお、それぞれの航空会社が、各空港での最低乗り継ぎ時間を定めています。
MCT(Minimum Connecting Time)と呼ばれるもので、ガルーダ・インドネシア航空がジャカルタの空港について定めているMCTの一つを例に紹介すると、「国際線(ガルーダ)から国内線(ガルーダ):120分」という具合。
ガルーダの場合は「必要最低乗り継ぎ時間(MCT)」を公式サイトに掲載しています。
■入国・乗り継ぎガイド – Garuda Indonesia
・ジャカルタ(スカルノ・ハッタ国際空港)必要最低乗継時間
・バリ島・デンパサール(ングラライ国際空港)での出入国の手続き・乗り継ぎについて
についてもまとめられているので、ぜひチェックしてみて下さい。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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