インドネシアで語学留学をしてみたい。そう考えている方には、何らかの刺激になるかなと・・・思い、ブログを書いてみることにしました。
今回ご紹介するのは、大学生が語学留学するケースではなく、社会人が会社を辞めて語学留学するというケースです。もしかしたら珍しいかもしれません。
でも、これからの時代においては、会社をやめて海外に行き、自らを磨き直すというチャレンジをする人は増えてくるはずです。
目次
日本の会社をやめて単身インドネシアへ、そして留学!!
【写真:大学での最終発表を終えて】
この日は、実に感慨深い一日でした。それこそ感慨深すぎる一日でした。
私が彼から最初に「はじめまして」と、初めてメールをもらったのが2015年の2月2日。「インドネシアの大学でインドネシア語を学習したい」との問い合わせでした。
でも・・・、大学生からの問い合わせなら自然なことですが、なぜか社会人からの問い合わせ。「どうして、1年もインドネシアで生活しながら言語を学びたいんだろう?」と不思議に思いました。
まだ英語の留学ならわかるものの、なぜかインドネシア語を、と。
え? なんでまた? しかも会社を辞めただって?
インドネシアへの海外留学を手伝うことに
そんなところから始まって、何度も何度もメールのやり取りを繰り返して。
私自身、「留学の斡旋」は本職ではなく、失礼ながら「片手間で手伝う」という感じでした。
そして、そんなスタンスで接していたことが、いかに失礼なことだったかを、あとで知らされることになるのです。
数ヶ月後、苦労の末ようやく留学ビザを取得した彼は、インドネシアのマランにやってきます。そう、私が住む東ジャワのマランです。
会社をやめて、1年間の語学留学にやってきた彼。私は別の案件もあったりして空港まで迎えに行くこともできず、しかも、約束の時間に遅れて出会うという、とっても失礼な出迎え方をしてしまったのでした。
インドネシアのマランに到着、初めて出会った時の感想は・・・
私が住むマランは、オランダ時代からオランダ人たちに愛された避暑地でした。昔ながらのコロニアルな建築物もいくつか残されています。
そんなマランで初めて彼に出会った時の印象・・・。失礼な表現かもしれませんが、さして特別なものではありませんでした。
「はじめまして、メールではやり取りをさせていただきましたけど・・・」なんて。朴訥とした、ごくごく普通の青年でした。
でも、それから実際にリアルの世界で交流を進めていくうちに、だんだん彼のすごさに気づいていきました。彼の留学準備を私が片手間で手伝ってきたこと。全力ではなく片手間だったことを悔やむまでに、そう多くの時間は必要としませんでした。
留学生活がスタート、彼の熱心さは常人を超えていた
彼がインドネシアでの語学留学にかける熱意と真剣度は、実にすさまじいものでした。表面からはわかりにくいものの、日々交流を重ねていくうちに、じわじわと伝わってきました。それはゆっくりと、でも明らかにわかるというものでした。普通の留学生とは全く異なっていました。
うちに秘めたる想いと覚悟は、彼の存在そのものから発信される何かから、明らかに伝わってくるものでした。最初は入門者レベルだったインドネシア語の能力も、数ヶ月もしないうちに見違えて上達していきました。それは如実に伝わってきました。彼の本気度の賜物でした。
失礼ながら、この若さにしてこの礼儀。周りに相当な配慮をしながらも、それでもやるべきことは遠慮せずに実行する。結果はきちんと責任を取る。正しきは恐れずに為す。その姿勢たるや、まさに古き良き昭和の男でした。
折にふれてご飯を食べ、そしてお酒を飲んだりする機会が増えました。彼には独特の魅力がありました。普通の留学生では断じてない・・・。
内に秘めたる覚悟と情熱は、表面的につきあうだけではわからないものの、つきあううちに「分かる人にはわかる」という、すさまじいものがあったのです。
留学先での最終発表、その結果は?
昨日、マランの留学先の大学で、彼の最終発表会がありました。
私が、滞在先だったジャカルタから急遽マランに戻ってきたのは、そんな彼の大事な最終発表を聞くためでした。
「きっと彼ならやってくれるだろう」 それを見たかったのです。その結果どうだったか。彼はやってくれました。やり遂げました。有終の美を、それこそ自然体の中でやり遂げてしまったのです。わずか10ヶ月の留学で、彼は大変身を遂げました。
本人は気づいていないだろうけど。
海外留学は、わずかな短期間でも人を大きく変える!!
大学での最終発表は、彼の今までの集大成とも言えるものでした。実に流暢に、かつ自信をもってインドネシア語を操る彼の姿を見ると、最初にもらった時のメールの印象との明らかな違和感を禁じ得ません。
将来に対する自信の無さ。どことなくおどおどした感じすら受けた当初のメール・・・。それがまるでウソのよう。
人は10ヶ月で、これほどまでに変身できるのか。上から目線な表現になりますが、彼は短期のうちに、ものすごい成長しました。そしてそれは、ある意味で当然のことでもあると私は確信します。
ジャカルタでの就職が決定、ますますの活躍に期待!!
【写真:成長を続けるインドネシア・ジャカルタ中心部にて(2012年11月撮影)】
来月からはジャカルタでの就職が決まり、実に頼もしい限り。
私は何もしてあげていませんが、折に触れて私なりのコメントを添えるくらいはさせてもらいました。何かを紹介をすると、すぐに実践行動してみせる彼の動きは、さすがでした。ちょっと紹介するだけで、次から次へと行動し、相応の結果を出していきました。
「ジャカルタで仕事が決まりました!」って報告が来て、「えっ、もう決まったの?」という感じです。人を紹介すると、それをフルに活かして芋づる式に突き進んでいく行動力は見事でした。いやぁ、こんな縁もあるんだな・・・って。
彼の最終発表をじっくりと拝見することができ、実に感慨深い一日でした。ひょんなことからの出会いでしたが、素晴らしい青年と出会うことができたことには、心からの感謝をしたいです。
社会人からのインドネシア留学には可能性がいっぱい
というわけで、日本で仕事をやめてからインドネシアへ留学。努力を重ねてジャカルタでの就職を勝ち取った青年の事例をご紹介しました。
海外で働く、インドネシアで働くということには様々な困難も伴います。まだまだたくさんの苦労を味わうことになるでしょうが、彼ならそれを「燃料」にして、さらに前へと突き進んでいけるんだろうな・・・と、未来への期待でいっぱいです。若いって良いな(笑)
人の成長は、「味わったことの苦労」をその後の燃料に転化していけるだけの「気概と能力」に比例しているような気がします。
いやぁ、本当に感慨深い一日でした。そして、こんな日を一日でも増やしていきたいものだと改めて心に誓った一日でした。素敵なドラマを見せてもらった! Sさん、本当にありがとう!
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