日本の大学生から「オススメの映画は?」と聞かれたら、私がオススメしたいのは2作品。そのうちの1つが日本映画の「舟を編む」。とりわけ「言語マニア」の方には、ぜひともオススメしたい作品です。
今回は、なぜ日本の大学生にオススメなのかという理由、そして映画「舟を編む」の魅力についてまとめてみます。
目次
映画「舟を編む」をオススメする一番の理由
「舟を編む」の内容ですが、まずは予告編をご覧ください。
そして、ネタバレにならないように、あえて公式サイトからストーリーをご紹介します。
■舟を編む | 第86回米国アカデミー賞最優秀外国語映画部門 日本代表作品! 2012年本屋大賞 第1位! 三浦しをんのベストセラー映画化 マジメって、面白い。辞書【舟】を編集する【編む】人たちの感動エンタテインメント! 出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ みつや)は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」――見出し語は24万語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辞書」。個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂(へんさん)の世界に没頭する。\r\nそんなある日、出会った運命の女性。しかし言葉のプロでありながら、馬締は彼女に気持ちを伝えるにふさわしい言葉がみつからない。問題が山積みの辞書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか? 馬締の思いは伝わるのだろうか? |
私がこの映画を日本の学生さんにオススメする最大の理由。あえて簡潔に言うと・・・
そもそも「言葉」には魂があって、
「言葉に注意を払って生きる」ということは、
自分の人生のみならず、
他人の人生にも大いなる「慮り」をもって生きるということに他ならない。
それが私の考えです。
なぜなら、ヒトは言葉で考える動物だから。
言葉を大事にする作品。そして言葉を大事にしたくなる作品。
言葉は愛なのです。これから未来を大いに羽ばたいて行きたいと考えている若者こそ、「言葉」と「人生」を見つめるべきだ・・・と私は思います。
だからこそ、ぜひとも勧めたい作品なのです。
「舟を編む」は、個人的にも思い出深い映画作品
で、この「舟を編む」。実は私と娘が登場する記念すべき作品だったりもします(笑)
この写真はその時の一場面。本当に楽しい撮影でしたよ・・・。
【写真:映画「舟を編む」に出演する娘と私】
監督は実に意欲的な方で、本当は我々家族にも肉薄して撮影してくださったのですが、やはりカットされてしまい・・・、私と娘だけのシーンに限定されてしまいました。
でも直感で、この監督は今後すごい活躍をされるに違いないと確信しました。
「小説→映画→アニメ」と、ますます広がる「舟を編む」の世界
原作は、三浦しをんさんの小説「舟を編む」ですが、
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舟を編む (光文社文庫)
三浦 しをん 光文社 2015-03-12
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昨年10月からは、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメ化されて放送されているようです。
本当に素晴らしい作品なので、「小説→映画→アニメ・・・」という流れは、ごくごく自然なことかなと。私は、小説と映画しか堪能していなくて、アニメはまだ見ていないのですが、いつかぜひ見てみたいです。
映画に出演してみよう
ちなみに映画やドラマは、エキストラ程度なら、意外と簡単に出演できます。
仲の良い友だちや、お子さんとの思い出づくりにも、ぜひオススメしたいです。
でも「どうやって?」と聞かれても、ごめんなさい、あえて教えません。自分で探してください!
昨年はインドネシアで映画出演依頼が来て、びっくりしましたが・・・、
それはまた別の話。
なお「舟を編む」について書いたブログは他にもあります。こちらも、どうぞ。
大学生にオススメの映画を紹介しようと思ったきっかけ
ところで、「どうして、大学生にオススメしたい映画についてのブログを書いたの?」と思われるかもしれませんが、昨年末に日本に一時帰国していた時に、実際に大学生から質問されたことがきっかけです。
大学生と話をしていて「一番のオススメの映画は?」と聞かれ・・・、さんざん悩んだあげく2つをおススメしました。
1つは日本映画の「舟を編む」。
もう1つはインドネシア映画の「チンタに何があったのか」です。
しかしながら「一番のオススメの映画」って、選択が本当に難しいなと改めて。でも、もし大学生全般に勧めるとしたら、今の私ならこの2作品かな・・・と思います。
今回のブログでは「舟を編む」についてご紹介しました。もう1作のインドネシア映画の「チンタに何があったのか」については、こちらをご覧ください。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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