自分のルーツを探る意味|先祖の足跡と歴史をたどるという「勉強術」

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資格をとりたい。スキルアップを実現したい。
そんな願いの高まりからか、
「勉強」が一つのブームになってきています。

勉強術の本が売れ、
資格講座を開けば人があつまり・・・という具合。

本を読む。セミナーを聞く。講座に出る・・・。
いろいろな勉強手段があって、
それぞれ、有益なものもたくさんあることと思います。

誰かの伝記を通じて人生勉強をする、なんてこともできますね。


これらは言わば、
外側から吸収する」作業ともいえます。
その一方で、私が提唱したいのは、
内側から吸収する」勉強術です。
 
 
     □     □     □
 
 
2つほど例を挙げましょう。

例えば、自分で仕事に打ち込むということ。
仕事という体験を通じて、成功や失敗を通じて学ぶこと。
これは、自分との闘いから学ぶことなので、
内側から吸収する勉強だと言えます。

ただ単に本を読んだり、ただ単に講演を聞いたり・・・、
というよりも、よっぽど多くのことを学ぶことができるものです。
体験は偉大です。
 
 
     □     □     □
 
 
そしてもう一つ、私がおすすめしたいのが、
自分の先祖に学ぶということ。

「えっ、先祖? それは外から学ぶことでは?」と
思うかもしれません。

たしかに先祖から学ぶというのは、
外から学ぶとも言えます。

でも、同じ遺伝子を受け継いでいるという事実に注目すれば、
実は、自分自身から学ぶということとも
ほぼイコールだと考えることができないでしょうか?
(これ、意外とすごいことだと思いませんか?)
 
 
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ご両親がどんな生き方をして、どんな成功と失敗を経て来たか。
これは直接教えてもらえばわかることです。

私がここでぜひおすすめしたいのは、
すでに亡くなった先祖と親類縁者の足跡をたどること。

もうそれこそ、曾祖父母の方々だったり、
その上のレベルの方々に注目するということです。

 

そして、例えば次のこと。

・彼らの生活した現場に行ってみる。
・家が残っていれば、実際に見てみる。
・家が残っていなければ、現場付近に訪問して歩いてみる。
・近くの歴史博物館に行って、どんな暮らしをしてきたのか想像してみる。
・かかわりのあった仕事場を見てみる。
・密に交流をもっていたはずのご近所さんを探してみる。
・知っている人を探してみる。そのご子息と交流してみる。

例えば、そんなことです。
「へぇー」っと思うこと、たくさんあるはずなのです。
 
 
     □     □     □
 
 
どこかで血がつながっている。

これは当たり前のことではあるのですが、
よくよく考えてみれば、人生の奇跡です。

その人は、どんな成功と失敗を経験してきたのか。
どんな苦労を乗り越えてきたのか。
どんな考え方で人生を送り、
どんな人たちと交流をして、
どんな貢献をもたらしてくれたのか。

へぇー、そんな人だったのか、とおぼろげながらわかってくる。

そして、その血の一部、遺伝子の一部があなただという事実。
内側から学ぶということです。
 
 
     □     □     □
 
 
その人が乗り越えた道であれば、
あなたも乗り越えられるでしょう。

その人が失敗したことであれば、
あなたも同じところでつまづくかもしれない。
なら、今からどんな努力をすれば乗り越えられるか、
見えてきそうです。

その人が成功したり、周辺から喜ばれたことがあったとすれば、
あなたも同じような長所をもっているかもしれない。
なら、今からどんな努力をすれば、
より磨きがかかり、より多くの人に喜ばれる存在になれるのか、
見えてきそうです。
 
 
     □     □     □
 
 
もちろん、江戸時代、明治初頭ともなれば、
記録に残っていないこともたくさんあるでしょう。
関係者も、すでにいらっしゃらないかもしれません。

でも、「現地」は残っています。
その子孫や親類縁者の方々はどこかに生きています。

こういう学び、意外と忘れられがちですが、
きっと大きな学びと発見をもたらしてくれるはずなのです。
さぁ、連休を使ってやってみませんか?

 
★ 追伸:
この「内から学ぶ」ということ。私は、とても大事だと思うのです。
江戸、明治ともなると、なかなか鮮明に追いかけるのは難しいですが、輪郭くらいは、おぼろげながらもつかめるもの。

縁戚の先祖になりますが、先日、私は日光の中禅寺湖に行って、関係者を探してアポなしで突撃訪問・・・。先祖の足跡を探してきました。へぇーと思うこと、意外とたくさんありましたよ。(折を見てブログに上げます)

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【参考】自分のルーツを探る意味:関連ブログ記事

「自分のルーツを探る意味」に関連したブログ記事をまとめました。こちらも、どうぞ。

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このコラムは、2007年9月22日に配信したメールマガジンを転載したものです。
 
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 2007年10月9日            渡邉 裕晃

 

 

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